筆者はAB型です。A型の妻と結婚して28年になりますが、その間筆者の波乱万丈の職業人生を文句を言いながらも最終的には許容してくれて、筆者は連れ合いがこの人でなかったら多分どこかの時点で野垂れ死にをしていたのであろうという自覚は持っています。政府系の銀行員や医療福祉大学の事務方の幹部職員を大人しく続けていれば、今ごろは悠々自適に暮らせていたのかもしれませんが、筆者にはそれができませんでした。時代からとっくに見放されていた技術力不足の実家の商売にイノベーションを起こそうとトライし、玉砕して一文無しになったり。普通であれば「離婚」を言い出されても全然不思議ではない状況でも、この世でただ一人妻だけは筆者の人格を見捨てないでくれました。50歳を過ぎていた筆者に著述業で身を立てることを奨めてくれたのも妻でした。

いわゆる「変わり者」のAB型夫と、それをぎりぎりのところで許容し認めてくれるA型妻。AB型の数が絶対的に少ないので、このパターンの他の夫婦の夫婦仲の例にはあまりお目にかかれないのかなと半ば諦めながら探していたところ、意外と有名人のご夫婦にこのパターンが存在することがわかりました。


【A型安藤和津さんからその享楽性についてガミガミ言われるけど言われるのが嫌じゃないAB型奥田瑛二さん】

クールな都会派俳優で最近は映画監督としてもその地位を確立した感のある奥田瑛二さんはAB型です。この奥田さん、60代半ばになられた今はどうか存じあげませんが、かつては自らのことを「昭和快楽主義者」と呼ぶほど享楽的な人で、酒と女性なしには片時もいられないという人生を送っていたようです。その奥田さんがまだ売れない役者だった頃、家賃を滞納していたアパートを追い出されて代々木公園で寝泊まりしていた時期がありました。そんな時期にたまたま共通の友人から招かれたA型のタレント安藤和津さん宅でのパーティーで奥田さんはホームレス生活の疲れからか高熱を出し、看病してくれた彼女からそのまま離れられなくなってしまったといいます。
とはいえ、AB型“とんでも男”の奥田さんのこと。結婚して夫婦になったものの、何でもかんでも自分一人で勝手に決めてしまう。映画を撮るときも事後承諾。そのための巨額の資金は安藤さんのお金をだまし取って工面する。知らない間に映画館の経営者になっている。もう滅茶苦茶です。ところがそんな奥田さんは、「妻や子どもたちを失ったら、もう自分ではない。家族がいなければ生きられない」と言います。勝手放題・やりたい放題の享楽性と純粋に妻子を愛する心の不思議な同居。いかにもAB型らしいのですが、もちろん安藤さんはそんな奥田さんを許してなんかいません。年がら年中、言い合いをしているようです。そうして奥田さんは、「女房からはいろいろ言われるけれど、それは嫌じゃない。我慢する女性は嫌いなんだ。我慢しない女房の方がいいんですよ」と言うのです。
いかがでしょうか。もう他人が口を挟める余地など何処にもありませんね。筆者と妻の関係もそうであるように、奥田さんと安藤さんの間も、ご本人同士にしか理解しようがない独特な愛の世界があるのだとしか言いようがありません。


【40代までは“大根役者”の代名詞だったAB型の夫・三浦友和さんを50代で“名優”へと開花させたA型妻・山口百恵さんの信念は「妻子を心から愛するこの人は、まさにそういう役で名優に脱皮する」】

AB型の三浦友和さんは、今でいうイケメン俳優の元祖のような存在で、あの70年代の伝説的アイドル・A型山口百恵さんの心を射止めた素敵な男性ですが、俳優としては40代までずっと“大根役者”という評価が定着していました。
実際、NHK大河ドラマ史上最も人気の高い1987年の『独眼竜政宗』では、主人公・伊達政宗役で年下の渡辺謙さんの演技力が高く評価されたのに対し、当時すでに35歳になっていた政宗の従弟・伊達成実(しげざね)役の三浦さんの演技に対する評価はあまり高いものとはいえませんでした。俳優としての三浦さんに対する「顔だけ」という手厳しい評価は三浦さんが50歳くらいになるまでずっと主流で、部外者から見たら百恵さんもさぞかし心を痛めたであろうと思うところです。けれど、百恵さんはやはりそんな小物ではなかったようです。妻や子どもを心底から愛している三浦さんであれば、人生経験さえ重ねてくれば、まさにそういう心底優しい男の役で、役者として開花すると確信を持っていたのです。
A型百恵さんの確信の通り、三浦さんは2005年公開の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』(山崎貴監督)で、13年前の空襲で失った妻と一人娘のことを心の中で愛しつづける町医者・宅間史郎を演じてその温かく懐の深い演技が高い評価を得るのです。このとき三浦さんは53歳になっていました。そうして翌2006年には、NHKの朝ドラ『純情きらり』で宮崎あおいさんが演じる主人公・有森桜子の最大の理解者である父・有森源一郎の役を演じて、「妻と子を心から愛する男を演じ切れる俳優」として、その評価を確立します。A型妻である百恵さんはAB型夫の三浦さんが役者としてこのまま終わらないことを見通し、支えつづけていたのですね。


【血液型人間学の草分け・能見正比古さんも、A型妻とAB型夫の組み合わせこそ理想の夫婦と言っていた】

血液型による気質分析を大衆に広めたのは、相撲の評論でも知られているコラムニストの能見正比古さんでした。今思えばA型妻とAB型夫のカップルはその能見さんをして「理想的な組み合わせ」と言わしめており、あらゆる男女の組み合わせの中で相性的には一番だとされていました。今、民放の超人気連続ドラマ『相棒』で水谷豊さんが演じる杉下右京の4代目相棒・冠城亘(かぶらぎわたる)役をつとめる反町隆史さんはAB型で、妻で女優の松嶋菜々子さんはA型なので、このタイプの夫婦に属します。やっぱりとてもお似合いで、反町さんは奥様が松嶋さんである限り、一時的な視聴率の低下など意に介する必要などないのではと思えてきます。

<出典:『江原啓之と美輪明宏のオーラの泉』~安藤和津が奥田瑛二を引き取った!~>

<参考:『血液型人間学』能見正比古>




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