普段の生活において長い時間集中することができなかったり、物忘れがひどかったり、何事もすぐに飽きてしまったりと自分の中でなんとなく思い当たることってありますか?もし、心当たりがあるようでしたら、それは「ADHD」(注意欠如・多動性障害)と呼ばれる脳の障害なのかもしれません。

●「ADHD」とは?

ADHDとは脳の発達障害のひとつで、元々は子ども特有の病気だと思われていました。症状としては、忘れ物や不注意が多い、授業を大人しく聞くことができない、突然走り回ったり、奇声を発して騒いだりするなど、とにかく集中力がなく、落ち着きがないのが特徴です。

子どもの場合は、子どもだから仕方ないとかその子の性格、成長とともに改善するだろうといった具合に、周りの対応も寛容で家庭や学校に守られていることが多いものでした。ところが、これらの症状が成長を経ても改善されず、仕事や生活をすることに困難が生じている大人が増えているというのです。これが大人のADHDと呼ばれるもので、最近になってこの症状に悩んでいる人が実はたくさん存在していることが判明しました。

●基本症状について

ADHDの基本症状は大きく分けて3つあります。

・多動性
じっとしていることができず、絶えず何かをしていないと気がすまない。落ち着きがない。

・衝動性
結果を考えずに衝動的な行動をとることが多い。計画性がない。自分勝手。

・不注意
忘れ物・無くし物が多い。注意力が散漫。整理整頓ができない。

最近判明した大人のADHDも、本質的には子どものADHDと特徴は変わりません。多動性の症状が大人になるにつれ目立たなくなりますが、衝動性と不注意が強く残る傾向があります。しかし、大人のADHDのほうが、子どものADHDよりも日常生活に影響する困難の度合いが大きいとされています。それは、子どもだから許されていたことが、大人になると許されないことが多くなるからです。

社会に出てから人の話が聞けないとか急に話しに割り込むなど、コミュニケーションをうまく図ることができないのは、人間関係に支障が出ます。大事な約束を忘れたり、些細なミスを繰り返したりするようでは仕事の評価も低くなります。片づけができず常に自分の周りが乱雑では、そもそもだらしない人と思われてしまいます。

●克服できるのか?

ADHDに悩む大人は、どうすればその困難を克服できるのでしょうか。やはり、自分が脳の障害を持っていることを早く受け入れることと、それを周囲に理解してもらうことが一番大事だと思います。今までは躾をされてこなかったとか性格の問題、自分は変わっている人と思うことしかできなかった状況が、病院で診断を受けることにより脳の発達障害と分かれば、治療により改善できる可能性がでてきます。

当然、周囲の人もそれを理解し、ADHDの人を受け入れ、協力してもらうこともできるようになります。もちろん、障害を持つ本人も薬物治療」や行動療法などの治療を根気よく続けなければいけませんが、周囲の協力さえあれば改善への道のりはそう遠くはないはずです。

●さいごに

余談ですが、有名人にもこのADHDを抱えていることを公表している人がいます。徹子の部屋でおなじみの黒柳徹子さん、ハリウッドスターのウィル・スミス、アップルの創始者スティーブ・ジョブズなどがそうです。過去の人物で言えば、幕末の偉人坂本龍馬。世紀の大天才アインシュタインなんかもADHDだったと言われています。様々な世界で活躍するすごい人たちばかりですね。

よくよく考えれば、これらの人物には共通してADHDの特徴的な行動をとる傾向にあることに気がつきます。つまり、ADHDを障害というマイナス面で捉えるのではなく、最大の個性であるというプラス面として考え、それを活かして活躍をすることも可能だということです。

ADHDに悩むすべての人がそうなれるわけではありません。しかし、障害を持っていても大きく活躍できる人がいるという事実が希望の光となり、ADHDを克服するひとつの要因にも繋がるのではないでしょうか。

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