生理前にできてしまう大人ニキビ。これ、何とかしたいですね。この大人ニキビは、あの「ピル」で治すことができるんですよ。


●なぜ生理前にニキビができるのか

女性の体の中では、生理の周期に合わせて「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」という二つの女性ホルモンが分泌され、妊娠や健康をサポートしてくれます。そのうちの一つ黄体ホルモンは、黄体期(排卵後から生理までの2週間ほど)に増加するのですが、実はこれまで生理前にニキビや肌荒れを起こしたり、かゆみや乾燥などの症状により肌状態が一時的に不安定になるのは、黄体ホルモン増加が影響しているのです。研究成果によって、最近ではこの黄体ホルモンがどのようにニキビの発生に作用するのか、ホルモンバランスが変化すると肌では何が起こっているのかが解明されました。
私たちの肌には「抗菌ペプチド」と呼ばれる、毛穴の中に繁殖した「アクネ菌」をやっつけてくれるものがあります。しかし、黄体ホルモンの増加により抗菌ペプチドが減少してしまうため、アクネ菌をやっつけることができなくなりニキビができやすくなってしまうのです。また、ストレスや生活習慣などの乱れから男性ホルモンが増え、その結果として毛穴が詰まりやすくなってしまいます。こんな状況だからこそ、生理前はニキビができやすくなってしまうというわけですね。


●ピルで治る理由とは

大人になってから生理周期に関係して出現が増えるニキビは、ホルモンバランスの影響しています。しかし、このニキビは、低用量ピルで改善することができるとのことです。低用量ピルは、女性の生理周期とともにホルモンバランスを整えてくれます。避妊効果だけでなく、月経痛が減ったり楽になったり、女性の身体のバランス自体を整えてくれるのです。人工的にホルモンバランを一旦崩し、更に強制的に整えなおすのがピルとなります。なんらかの原因で乱れていたホルモンバランスが整えますから、ホルモンバランスが崩れてできていたニキビは改善されるということになるわけですね。ちなみに、低用量ピルはニキビ以外に肌をツヤツヤにするという効果さえもあるとのこと。皮膚科でニキビ治療のために低用量ピルを安易に勧められることはありませんが、ホルモンの影響と生理周期などよってひどくなっているニキビの場合は皮膚科でも処方されることがあるんですよ。


●ピルの副作用について

ピルの副作用は以下のようなものがあります。

・肝機能障害
ピルはホルモン剤ですから、その代謝は肝臓で行われます。ピルを飲み続けることによって、肝機能障害を起こす場合があります。

・心臓・血管系に対する影響
血液凝固能が亢進されるため血栓症を起こしやすくなります。従って、心臓に疾患のある人、高血圧の方、高脂血症・高コレステロール血症の方、脳血管障害などがある人は命の危険がありますので注意が必要です。

・浮腫・体重増加
太りやすくなります。

・乳腺肥大
胸が大きくなるという副作用がありますが、女性にとっては嬉しいかもしれない副作用ですね。

・性欲減退
妊娠中と同じように、ピル服用中は性欲が減退します。

・その他
糖尿病があると悪化しやすくなりますので、糖尿病の人はあまり使わない方がいいかのもしれません。


●さいごに

副作用には、皮膚に色素沈着を起こしやすくなったりそばかすが出てくることがあったりしますので、きちんと副作用を理解した上で使うかどうかを判断しましょう。




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(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)