現代のわが国では働いている女性の圧倒的多数は「非正規雇用」であることが、各種の調査で明らかになっています。この立場で働いていると、人格的にあまり尊敬できないような上司が正社員であるというだけの理由で収入的にも何にしても「恵まれ過ぎている」と感じてしまうことが少なくないようで、筆者の元へも非正規雇用で働く女子のみなさんからのボヤキがいろいろと集まってまいります。そこで今回は、収入も高く恵まれた立場にいる人が必ずしも人格者だとは言えない時代にあって「男子を見抜くコツ」について、お話ししたいと思います。


【自分が恵まれていることへの自覚がない男子はアウト】

まず、自分が恵まれていることへの自覚がない男子はアウトです。そのような男性にははじめからあまり近づかない方がいいです。具体的に言いますと、次のような傾向がある人たちです。

●非正社員が10万から15万程度の月収を何とか遣り繰りしながら生きているのに、ゴールデンウィークの海外旅行の話しや三ツ星レストランのグルメ話しをみんなの前で平気でする。

●実家暮らしで家賃も公共料金もかからないため10万円台の月収にもかかわらず暮らし向きに比較的余裕がある独身準社員(契約社員)のタイプ。スイーツやスポーツなどのプチ贅沢をけっこうな頻度で楽しんでいるが、職場ではそこまで責任のある立場でもないためパートやアルバイトの女性や学生たちに対して態度がぞんざい。

みなさんの職場にもこのような男性がきっといらっしゃることと思います。


【なぜ収入の高さが人格の高さと結びつかない時代になったのか】

昭和の頃のわが国では、収入の高さと人格の高さの間にある程度の相関関係がありました。町工場の経営者であれば支払い手形の決済に追われながらも日常的に自由になる小金は持っていたため、住み込みの従業員が冠婚葬祭でふいにお金が要るようになったとき、「返すのはいつでもいいよ」と言って用立ててやったものです。

プロ野球の2大スターだった長嶋茂雄さんと王貞治さんは、当時としては規格外の高額所得者でしたが、それに見合った高い人格を持っていて、長嶋さんは青年監督だった頃の早春の多摩川での自主トレの際、少年だった筆者が「長嶋さ~ん、頑張ってくださ~い!」と声をかけると右手を挙げてこちらに応えてくださったものですし、王さんはサインをもらおうとズラっと並んだ筆者の仲間たち十数人に、一人残らずサインし終えるまで時間を割いてくださいました。松下幸之助や本田宗一郎や稲盛和夫といった実業人たちはみな大金持ちですが、みなさんそのお持ちのお金をわが国の将来を担う若い人たちの育成のために使い、哲学を説きました。

なぜ今は、収入の高い人が必ずしも尊敬できる人でなくなってしまったのでしょうか。その理由を一言で言うことなどとてもできませんが、一つだけ言えることがあります。情報や科学技術の高度化と、それが必要とする資金の巨額化に伴って、中小零細規模の商工業者が独立した経営を維持することが難しくなり、「プライドを持ってやせ我慢をしていた小金持ちの中産階級」が壊滅したことです。この階級の子どもたちのうち才能のある人たちは早々に小規模商工業経営に見切りをつけて「自営業」から「自由業」に転進し、ニューミュージックという音楽ジャンルができました。

またこの階級のうち平成に入ってからも細々と生き残ってきた人たちの一部は自らの美意識の行き場所を失い、「ネットウヨク」とか「ヘイトスピーカー」などと呼ばれる人々になって行きます。収入の高い人たちは、自分たちのライバルであった中産階級が消滅したことによって緊張感を失い、お金や家柄さえあれば何でも手に入れられるのだと勘違いするようになり、人格の高さを喪失してしまったのです。今のわが国の政治家のセンセイがたを見ていると、そのことが実感できますよね。


【この時代に男子を見抜くコツは「収入は低くても愛する人を守る姿勢と知恵があるか」】

回り道をしてしまいましたが、話しを元に戻します。収入の高さと人格の高さが必ずしも一致しない今の時代にあって、人生を共にするに値する男子を見抜くコツはあるのでしょうか? 答えは、「ある」です。次のような男子なら、好きになっても問題ないどころか冷たい金持ち男などよりもずっと惚れるに値します。

●収入は高くなくても、愛する人を守りたいという気持ちがあり、なおかつそれを実践するだけの「知恵」を持っている。たとえば、持病をもっている妻(彼女)のためにSNSなどを駆使して日常生活にかかるコストを極限まで低く抑えることができ、その分を医療費に回してあげている等。

●同じく、気持ちと知恵を持っている例。愛する女性との間に子どもができ、学校へ通う年齢になったが夫婦とも非正規雇用で月収は二人合わせても20万円台。子どもを塾に通わせてやることなどとてもできない。が、彼は今の時代、NPO法人などが主宰する無料塾のようなシステムがいろいろと存在することを知っていたためそのような補習機関で勉強した子どもはずっと公立育ちであるにもかかわらず国立の工科系大学に進学した。


このようなケースは、筆者が実際に知っている人たちの中にもあるほんの一例に過ぎません。大切なことは、「収入は低くても愛する人を守る姿勢と知恵があるか」ということです。女子のみなさん、男子を見るときにはその点だけには気をつけて、注意深く見抜くように心がけてくださいね。



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(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)