耳をすませばと言えば、1995年にスタジオジブリが映画化したあの名作ですよね。中学校3年生の月島雫が、同級生の天沢聖司くんが夢に向かってひたすら突き進む姿を見て恋をしていく物語。純粋で、等身大の中学生の心情が描かれていて、憧れる青春時代が上手に表現されていますよね。

筆者もこの映画が大好きでDVDを買って繰り返し見たものです。そのたびに「ああ、こんな青春いいなあ。天沢君みたいなカレ欲しかったなあ」と感慨にふけっている横で、夫が「こんな男いるわけないだろ。いたら他の男からいじめられてるって!」と茶々を入れられるのですが、だってコレって映画なんだもーんと開き直っています。

そう、これは映画。こんな青春、送った人なんて滅多にいません。バイオリン作りのためにイタリアに行きたい中学生?普通は高校進学後に考えるって!図書カードで見かけた名前が気になる?普通はスルーだよね。中学生が早朝に朝焼けを見ながらプロポーズ?ナイナイ。あり得ないだろということが重なってできたこの映画は、単純に恋愛映画だと思ってみた方がココロの健康にはいいと思うんですよね。

さて、本題の耳をすませば症候群ですが、この映画を見た後、感傷的な気持ちになることを指すらしいです。たとえばサザエさん症候群は、アニメが終わると「明日は仕事か~、行きたくないなあ」と気持ちが沈むことを指します。なんとなく共感できる人もいるのではないでしょうか?同じように、耳をすませばも、見た後むなしい気持ちに襲われる人が多いのだとか。ネットの書き込みを見ると本気なのかどうかはわかりませんが「俺は老けた」や「自分の人生なんだったんだろ」「見なきゃよかった」とマイナス思考な発言のオンパレードです。

また、『耳をすませば自殺会場』なんていう物騒なスレッドも立てられ、人生を嘆くレスで埋め尽くされています。「耳をふさげば」とか「首をつるせば」なんてフレーズまであるようでびっくりしました。
今の世の中、決して生きやすいとは言えませんので、純粋に夢や恋に必死になる姿を見て戻らない青春を悔やむのかもしれませんね。

でもね、思い出してほしいんです。こんなカタチの青春をした人なんて周囲にいないでしょう?それとともに、アナタだってそれなりに一生懸命生きてたはずです。好きな人だっていたでしょう。やりたいことだってあったでしょう。将来の夢だってあったでしょう。部活をしてた人なら一生懸命汗を流してたでしょう。自分の青春だって人から見ると素敵なものかもしれませんよ。青春時代があって今の自分が作り上げられているのですから、もっと自分の人生を誇ってもいいのではないでしょうか?

確かに今は生きにくいです。夢を追うこともなかなかできませんし、好きな人が出来たからと言って純粋に恋愛だけを楽しむことが出来る時代ではありません。でも、私たちだって力いっぱい生きてますよね。恋に仕事に追われ、毎日疲れて人生戦ってます。それもまた、生き方の一つ。人間、何か一つでも一生懸命やってれば、それを誇ればいいんです。筆者だって毎日家事育児仕事に追われてクタクタです。でも一生懸命やってますもん!そんな自分を否定したくないですもん!ありのままの自分を愛すること、自分の人生を受け入れられること、これが人間が幸せでいられるキーポイントなのかもしれませんね。

難しいことかもしれませんが、自分の好きなところを探していきましょう。一個づつ好きなところを増やしていくと、冷静にこの映画を見ることが出来るようになると思いますよ。耳をすませばは中学生のお話です。でも、社会人になってもこんな気持ちを持ち続けることは不可能ではないのです。自分を好きになって日々、一生懸命生きていたら、きっと雫と聖司くんに負けない生き方、出来るんじゃないでしょうか?アナタの物語はあなた自身が作るんです。頑張ってくださいね!



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