「大人の男」に出遭えなくなったと思いませんか?もちろん、ただ単に年齢だけをもって言うのなら60代、50代、40代の「大人の男」はそこらじゅうに居ます。筆者が言うのはそういう意味ではなく、「精神的に子ども(あるいは幼児)の状態をちゃんと卒業できている」という意味での「大人の男」のことです。

勤務先では正社員の上司が大勢の前で気の弱い契約社員の人を怒鳴りつけています。テレビをつければ今日も政治家のセンセイがたが討論をしているようですが、全然「討論」になっていない。自分と考え方の違う人のことをただただ罵倒し口撃し、その人の意見の中にある主義・信条を超えた素晴らしい提言も聴こうとすらしない。他の人の発言を遮(さえぎ)り、延々と自分を正当化する演説をつづける。反論のしようのない指摘をうけようものならブチ切れ、話しを「礼儀」とかの話しにすり替え、威嚇し恫喝する。

一体いつからわが国はそのような幼稚な「大人こども男」を許容する社会になってしまったのでしょうか。


【2世・3世・4世に甘い社会】

ひとつの原因として、戦後70年以上の時間が経過したことが挙げられるかもしれません。およそ70年前、わが国の市民は戦争で何もかもが失われた焼け野原に立って、誰もが等しくゼロからスタートしました。筆者自身は戦争が終わってから十年ちょっと経って生まれたので終戦直後の様子は実体験としては知りませんが、それでも小さい頃中野の実家の周りには空襲で焼けた黒こげの塀をそのまま放置した空き地がそこらじゅうに残っていました。

そんな筆者の記憶では少なくとも1970年代(昭和54年まで)が終わる頃までは日本人はみな「俺たち、金持ちも貧乏人もないよ。みんな平等さ」という意識をはっきりと持っていたと思います。勝ち組とか負け組とか、A層とかB層とか、第一の国民とか第二の国民とか、そういった概念そのものが存在しませんでした。その時点では終戦から30年程度の時間しか経っていなかったわけです。

ところがさすがに70余年となると、その間に富や名声を積み重ねてきた家の子とそれらを喪失する連続だった家の子とがはっきりと分かれてきます。実業の世界でも芸能の世界でも政治の世界でも医師や法律家の世界でも、少々の逆風では地盤が揺るぐことのない「世襲」の2世・3世・4世といった人たちの類型が形成されてゆくことになったのです。

この2世・3世・4世の男たちは恵まれているため表面的には他人に優しく、「いい人」です。しかも親や祖父母の財産を小出しに分けてくれたりもするので人気もあります。こうして甘やかされて育った2世・3世・4世の男たちが世の中の中枢に座って礼賛され、資産の蓄積量で彼らにかなわない本当に魅力のある大人の男たちが「結果を出せない」と揶揄される(本当は結果を出すための資金力や人脈に恵まれないだけなのですけれどね)。乱暴な言い方をすれば、実態はこういうことなのかもしれません。


【大人こども男が多い職業の男子を、女子はあえて視野から外してみては?】

こうして考えると、政治家、芸能人、伝統芸能従事者、歯科医師、医師、和食店経営者、料理研究家、大規模広告代理店社員、弁護士、公認会計士といった職業には2世、3世、4世の大人こども男が多いかもしれないので、女子のみなさんが惚れるに値する男子との出逢いを求めるのであれば、あえてこのような職業に従事している男子は視野から外してみるのも手かもしれません。


【これからの時代 女子が惚れる大人の男は何処にいるのか?】

それではこれからの時代、女子が惚れるような大人の男は何処にいるのでしょうか?一つめの可能性として、普通のサラリーマンの中にいる可能性があります。サラリーマンは常に目の上に上役が居て何もかも思うようにはならないため、自然と「大人になる」ことが必要とされるからです。

二つめの可能性として、非正規労働者の中でも何かのプロフェッショナル的な存在の男性が挙げられます。例えば、企業との有期限契約更新の連続で生計を立てている職人さん(工事などのロジスティックなものから植木・盆栽などのアーティスティックなものまで全てひっくるめて)などです。彼らは自分の仕事が顧客に満足を与えなければ仕事がなくなってしまう厳しい環境で生きているのでストイックであり大人です。

三つめの可能性は、営利追求を目的とせずに生きている男性の中に居る可能性です。何年か前に塾に通えない貧困家庭の子どもたちのためにネット無料塾を開設した東大生のNPO法人運営者のことが話題になりましたが、高級官僚やグローバル・ビジネスエリートになって多くのお金や名誉を得ることも可能な東大生でありながら、貧しい子どもたちのためにユニークな事業を起こす。これこそ、大人の男の生き方ではありませんか。


筆者が政治家の先生方や芸能人の方々やお医者さま、弁護士さんといった職業の人たちをシニカルに引き合いに出すのは、そういう職業の人たちのごく一部に、幼児性に満ちた2世・3世・4世の「大人こども男」がいるからです。圧倒的多数のお医者さまや弁護士さんたちは、立派な、尊敬すべき「大人の男」であることを、誤解を避けるために最後に申し上げておきますので念のため。


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