「今月ばっかりはお給料日の前に手持ちのお金が枯渇してしまう!」

誰だって一度や二度はそんな経験をお持ちなのではないでしょうか。ましてや1人暮らし世帯のおよそ4割、2人以上世帯でもおよそ3割が「貯金ゼロ」というわが国のこと。スポット的なアルバイトをしてしのごうと思っても、女性の場合はとくに安心・安全を第一に考えないといけない昨今の治安状況ですから仕事の選択肢は自ずと限られようというもの。そうかといって借金は、たとえ借りる相手が身内であったとしても一つ間違うと大切な人間関係を破壊するおそれがあるのでお奨めできません。それでは、お給料日前にお金がピンチになったとき、女子はどうしたらいいのでしょうか?

<参考:2014年「家計の金融行動に関する世論調査」(金融広報中央委員会)>

【親族や友人・知人からであったとしても借金は極力してはいけない理由】

「真面目に働いているのにどうしてもお金が無くて困ったときくらい、身内や友人からだったら一時的に借金をして乗り切ったっていいじゃないですか」とおっしゃるかたも多いかと思います。実は、それがダメなのです。理由は、すでにわが国は、かなりの割合の人が「真面目に働いているのに“十分で人間らしい生活水準を確保する生活賃金”をもらえていない」という社会になっているため、一度借金をしてしまうとちゃんとは返しきれない構造ができ上がりつつあるからなのです。たとえ親族や友人であったにせよ、借金をちゃんと返し切らなければ人間関係は壊れてしまいます。だから、お金がピンチでも基本的には借金をしてはいけないのです。おかしな話しではありますが、借金をしてもいいのはお金に困っていなくてお金をもっと増やしたいと思っている人たちだけ。その証拠に、銀行のカードローンというのがありますよね。あれ、正社員以外の人が申し込んでも審査で却下されることがとても多いのです。理論経済学でいう「金融資本主義」というものの実態がこういうところにも見てとれるわけですね。

<参考:「ブリタニカ国際大百科事典小項目事典」“生活賃金”の項>

 

【唯一してもいい借金は、質屋さんからの借金です】

そんな中にあって、唯一「してもよい」借金があります。どうしてもお金が無くて困ったときに、この借金であれば方法論として選択してもかまいません。それは、「質屋」さんからお金を借りることです。

質屋さんは「質草」と呼ぶ何らかの物品を担保として入れることによってお金を貸してくれる金融業者ですが、借りた人がきちんと返済できなかった場合のことを初めから想定している金融機関でもあり、借主が期限までにお金を返せなかった場合には預けてあった物品の所有権を質屋さんが取得しますので質屋さんはそれを売却して利益を得ることができます。貸す方も借りる方も罪悪感を感じなくて済み、何の人間関係も傷つけることなく、また女性にとって大変おっかない「取り立て」行為が発生することもないという点で、お金のピンチを借金で乗り切ろうと思うのであれば、唯一お奨めできるのが質屋さんから借りる方法です。ただし昔ながらの正統派の質屋さんは今は少なくなっており、「質」の看板を掲げていても実質的には廃業していたり、質屋を名乗ったヤミ金融業者の偽装質屋というのもありますので情報収集だけは念入りに行ってください。

【質屋さんから借りるにしてもどっちみち「物」が要ります。ならばその物を最初から買い取ってもらいましょう】

さて、質屋さんからお金を借りるにしても、質草となる物品が必要ですよね。どうせ何らかの物品を身の周りから選んで持っていかなければならないのであれば、その品物を最初から買い取ってもらうことを考えましょう。これであれば借金でさえなく、何ら後ろめたく思う必要のない取引です。とくに女性の場合は身の周りを改めて見渡してみると、何だかんだと買い取ってもらえそうな日頃使っていないようなグッズがあるものです。たとえば、

  • 元カレからプレゼントされたブランド品で、しゃくにさわるからクローゼットにしまいっ放しだったバッグや財布など
  • 実家から都会へ出てくるときに親から「いざという時には好きなように処分しなさい」と渡された貴金属類
  • ちょっと使っただけで「やっぱ肌に合わないかなあ」とそのままにしてあった化粧品・香水など
  • なんだかんだで未使用のまま投げっ放しになっていた化粧品いろいろ
  • 買ったけど結局あんまり着なかった“わりといい服”
  • 練習しようと思って結局ほとんど練習しなかったギターはじめとする楽器
  • ろくに使わなかった家電製品

こういったものを、いわゆる「ブランド品・中古品買取り店」(リサイクルショップ)に持ち込んで買ってもらうのです。女性にとっては質屋さんの暖簾をくぐるよりは、入っていきやすいかもしれません。もちろん質屋さんも質業務という金融業の他に古物営業法に基づいた古物売買業務をやっていますので、持ち込む物品のカテゴリーによっては質屋さんの方が鑑定する目を持っていて高く買い取ってくれる場合もあります。また業歴の長い質屋さんは地域の古美術商とつき合いがありますので、持っていこうと考えている物が茶道具や書画骨董・陶磁器といった物であれば、古美術買取の専門業者を紹介してくれたり仲に入って買い取ってくれたりする場合もあります。また、大手のブランド品買取り店の中には、質業務も行っているようなところもあります。


【女子の心強い味方 女性査定員による出張サービスもあるネット(スマホ)のブランド品・中古品買取り】

最近では、女性にはうれしいサービスとして希望すれば女性のスタッフに訪問して査定してもらえるWebのブランド品・中古品買取りサイトもあります。買取り店へ出かけていくことにはちょっと抵抗感があるとか、男性の査定員が相手だと気恥ずかしいとか、品物がやたら重たいとか大きくて持ち運びしにくいとかいったような場合には、女子にはとてもありがたいですね。もちろん出張可能なエリアはある程度決まっているので個別に確認してください。

【時間的に余裕がある場合は自宅でできる副業で「稼ぐ」ことをお奨めします】

さて、ここまでは主に「今ある物を売る」、「今ある物を質入れして借りる」といった方法をご紹介してきましたが、今すぐどうのこうのという話しではなく多少時間的な余裕があってもう少しお金を作っておきたいという場合には、自宅でできる副業で「稼ぐ」ことを推奨いたします。冒頭で述べましたように、今のわが国では働く人の半数に迫りつつある非正規労働の人たちが「生活賃金」に達しない水準の賃金で働いており、政治的にその状況を改善しようという目立った動きも見られません。つまり、個人個人の努力で今より何万円かでもいいから毎月の収入を増やす必要があり、そのためにはとくに女性の場合、PCやスマホを用いて自宅ででき、元手(資本金のこと)がかからない仕事をするのが賢い道だといえます。安心・安全でお手軽で資本の先行投下をしないでいい、リスクが少なく自宅でできる副業の例としては、

  • 何かを「作る」ことができる人なら、作った作品を販売できるサイトや業者が今はいろいろあります。子ども服が作れる、アクセサリーを作れる、詞や曲を作れる、油絵が描ける、とても素敵な折り紙を折ることができる、段ボールを使ってオブジェを作れる等、「そういえば自分にはこんなことができたっけ」というものがおありでしたら、そういったサイトや業者の情報を収集してどんどんトライしてみることです。
  • PCを用いて他人様のブログの中身を本人の代わりに執筆するブログライターをやる。自分の名前は表に出ないのでライターとしての知名度アップにはつながりませんが、あくまでも副収入を目的としてコツコツ書きつづければそれなりの収入にはなります。

ほんの一・二例を挙げるなら、このような副業が考えられます。


【基本中の基本は、お給料日までお金を使わないことです】

いろいろお話ししてまいりましたが、お給料日前に所持金が枯渇したときに最も大事なことは、当たり前のことですがお金が入るその日までは極力お金を使わないということです。その数日間だけは、残り物を食べ、買い物をする際には「これを買わないで他の物で代替できないかしら?」と考えてみることも必要です。どうしても必要な物だけを100均屋さんで買うというのもいい方法かと思います。

近年、「ものを持たない暮らし」的なあり方が注目され、書店の店頭にもその手の本が沢山並んでいます。筆者もあれはあれで素敵な生き方だと思いますが一方で、人並みに物を買え、人並みに物を食べられる暮らしをみんなができる世の中というのがとても大事なのではないかとも思っています。とくに女性があまりにもストイックに買い物を我慢しなければいけない社会というのは悲し過ぎます(もちろん男性でもまったく同じですけれどもね)。

今回ご紹介したような「借りるよりある物を売ってお金を作る」とか「時間があるなら自分でクリエイトした物を売ってお金を作る」といったようなご提案が、少しでも女子のみなさんの発想力をいい意味で刺激するのにお役に立てたとしたならば、これほどうれしいことはありません。


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(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)