ニキビが気になる…。そんな時、「ニキビに効く!」という歌い文句の洗顔があれば、使ってしまいますよね。しかし、使っていても効果がでない…なんてこともしばしば。
なんとなく、殺菌ができて、潤いを残しつつ汚れをしっかりとる事が、ニキビケアには大切な事だという事は誰しもわかっていると思います。現在はいろいろな情報が飛び交っていますので、「洗いすぎは良くない」「乾燥もニキビの原因になる」とも聞いたことがあると思います。そうすると「洗顔の回数を減らしてみようかな」という考えになってしまい、またお顔に雑菌が増えてニキビが治りにくくなっている方も見かけます。

上記はニキビ悩みの例でしたが、お肌の悩みを治す方法を「なんとなく知っている」けど、「詳しい事はわからない」方が多いのではないでしょうか。いろんなところで断片的な情報を聞いているけれども、整理しきれていないとそうなってしまいます。この事態を打開するには、少しだけがんばって自分の肌の構造をしっかり頭におくことが大切です。肌構造の知識は、必要なスキンケア商品を見定めたり、美容カウンターで説明を受ける時にすんなり理解したりする事に非常に役立ちます。そういう意味でも、知識を身に付けること自体が今後一生涯の美容に役立つ力になります。少し細かい話も是非、理解を深めて頂きたいです。それでは、肌構造について基本的な事を学んでいきましょう!

肌の断面図を横から見てみると、簡単に言うと、表面から順に【表皮】【基底膜】【真皮】と重なっており、その横に【毛穴】があります。
一つ一つの特徴は以下の通りです。

・【表皮】
たくさんのとても小さな細胞が重なってできている層です。この細胞たちは正常な状態だと28日周期で生まれ変わります。美しい肌が持つ細胞は、ブドウのように薄い膜で包まれた、水分たっぷりの丸い粒だと考えてみて下さい。細胞がしっかり水分を蓄えていると、光を反射して肌が明るくなり透明感が出ます。また、水分をしっかり含んだ健康な細胞を持つ肌は、「バリア機能」という、外部からの刺激も受けにくくする働きも大きいです。ちなみに表皮も厳密に言うと4層に分かれていて、よく聞く「角質層」は表皮の一番表面にある、最も薄い層のことです。

しかし細胞たちは、摩擦や紫外線でダメージを受けて壊れやすいのです。細胞が傷つくと、水分が抜け乾燥します。また、極端にいえば肌表面が小さなけがをしたような状態になるので、赤みが出たり、化粧品などの成分もしみてひりつきやすくなったりなります。細胞が水分を失うと、肌が乾いた状態で硬くなり、小じわができたり、光を反射できずにくすんで見えてしまったりします。ここが乾燥し硬くなると毛穴の汚れが取れにくくもなります。

加えて、細胞が傷つき乾燥してしまった肌は、摩擦や紫外線のダメージをさらに受けやすくなり、内側まで乾燥した空気、大気中の有害物質・雑菌の影響も受け炎症を起こしやすくなります。このときにかゆみを感じたりします。このように、一度細胞が傷つくと、悪循環が始まってしまいます。

シミは細胞内に色素ができ、貯まっていくことでできていきます。色素を作り出し、他の細胞に送り出す細胞があり、それを「色素形成細胞(メラノサイト)」といいます。

 

・【基底膜】

表皮の一番底にある膜です。ここから表皮を形成する細胞が生まれてきます。ここの働きが弱まってくると、お肌の細胞の生まれ変わりが遅くなってきたり、生まれてくる細胞自体が初めから不健康な弱々しいものになってしまったりします。表皮の働きに大きな影響を及ぼします。

 

・【真皮】

ハリや弾力のある肌を支える、土台の部分です。よく聞くコラーゲンやヒアルロン酸はこの部分を形成する主な物質です。これらに加えて、バネのような働きをするエラスチンと、コラーゲンやヒアルロン酸・エラスチンを作り出す繊維芽細胞によってできています。この部分は加齢や、強い摩擦や刺激・紫外線(UVA)によって傷つくことで、形成する成分が減ってしまい肌のハリを支える力が弱くなります。加齢が進むと繊維芽細胞の働きは弱くなってきます。真皮の体積が減ると、たるみやしわ、涙型のような毛穴の開きを引き起こります。

 

・【毛穴】

上記3つが重なった層の横に、ぽっかり空いた穴です。表皮の深さより奥から生えていて、毛穴には皮脂を分泌する皮脂線がくっついています。暑さやストレス、疲れやホルモンバランスの乱れでも分泌される皮脂は、毛穴を詰まらせます。デリケートな表皮の深さより奥から皮脂が詰まっていることもあり、毛穴の汚れはゴシゴシこすっても取れにくく、表皮が傷つくばかりになってしまうので、注意が必要です。ニキビは、毛穴が詰まることで奥で菌が繁殖することでできてしまいます。

 

肌ダメージは表皮→真皮とだんだん進んでいくといわれています。表面のダメージを早めに解決することが大切です!!

 

これらを踏まえて、ニキビ予防ケアについて考えると、「毛穴の汚れだけを選んで落とし、表皮の細胞を傷つけないようにする」事が大切だとわかると思います。
知識が整理されて頭に入っていると、自分の悩みはどこでどんな理由から来ているのか考えることができ、美容や皮膚のアドバイスをしてもらったときにも理解・納得しやすくなると思います。化粧品選びにも役立つでしょう。合った化粧品だけでなく、自分が日頃から気をつけるべき点にも気付く事ができると思います。基本知識を土台にして、自分に合ったお手入れを選んでいきましょう!



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