◆化粧品を塗っても肌のコラーゲンにならない

シワやたるみの原因の一つが肌のコラーゲンの減少です。皮膚は表面から、表皮、真皮、角質層の順で構成されています。コラーゲンは真皮層に存在していて、エラスチンなどと共に肌のハリと弾力を保ってくれています。
ところが、加齢や紫外線の影響で肌のコラーゲンは減少をしたり劣化をします。その結果、肌の弾力が低下をしてシワやたるみになってしまうのです。

コラーゲンの減少がシワやたるみの原因なら、コラーゲン配合の化粧品を塗って肌にコラーゲンを与えれば、ハリが回復しそうですよね。しかし、コラーゲン配合の化粧品を塗っても肌のコラーゲンにはなりません。肌にはバリア機能があり、外部からの成分を通さないように守っています。バリア機能を通過できるのは、分子が小さな成分か油溶性の成分です。コラーゲンは分子が大きな成分なので、肌の奥深くの真皮層にまでは到達せず、肌のコラーゲンにはならないのです。

化粧品に配合されているコラーゲンには保湿作用があります。低分子化したコラーゲンは真皮層よりも表面にある角質層にまでは到達します。分子が大きなコラーゲンは肌表面にとどまり膜のようになって肌からの水分蒸発を防いでくれます。化粧品でケアをするなら保湿化粧品を使用するとよいでしょう。肌表面の乾燥が進行をすると真皮層の水分も減少していきます。肌の水分が少なくなれば、シワやたるみにつながることにもなります。お餅をゆでるとぷるぷるしっとり、表面にシワはなくなりますが、乾燥しているときにはひび割れたりしますよね。水分たっぷりならふっくらとして、シワやたるみが目立ちにくくなります。

保湿化粧品はセラミド配合のものがおすすめです。セラミドは肌の水分保持力の80%を担う細胞間脂質を構成する成分です。コラーゲンと同じようにセラミドも加齢にともない減少します。セラミドにはいくつか種類がありますが、人の肌に存在しているセラミドと同じ構造のヒト型セラミドがおすすめです。




◆食事でコラーゲンアップ

食事のバランスを整えることが肌のコラーゲン生成の促進につながります。コラーゲン合成にかかわりのある栄養素が、鉄分、ビタミンC、タンパク質です。女性は毎月生理があり鉄分を失っていることや、ダイエットで鉄分が多い食品を食べることが少ないため、鉄分不足の方が少なくありません。鉄分が不足をするとコラーゲンの合成が滞ってしまうだけでなく、鉄欠乏性貧血になったり、髪のパサつきにもつながります。

鉄分が多い食品は、レバー、あさり、カツオ、ほうれん草、納豆などです。鉄分には2種類あり、動物性食品にはヘム鉄、植物性食品には非ヘム鉄が含まれています。2つは吸収率が違い、ヘム鉄の方が高い吸収率があります。非ヘム鉄は2~5%ていどしか吸収されないのですが、ビタミンCや動物性タンパク質と一緒に摂取をすると吸収がよくなります。ビタミンCにはコラーゲンの生成を促す働きの他、メラニンの生成を抑制したり、過剰な皮脂分泌を抑える働きもあります。ビタミンCが多い食品は、レモン、キウイ、イチゴ、パセリ、赤ピーマンなどです。ビタミンCは熱に弱く水に溶けやすい性質がありますが、生で食べれば損失が少ないです。サツマイモやジャガイモはでんぷんにビタミンCが守られているので、加熱をしても失われにくいです。

ンパク質も女性が不足しがちな栄養素です。肉や魚は良質なタンパク質が含まれている食品ですが、カロリーを気にして控えている方が少なくないようです。肉や魚以外にも、卵、乳製品、大豆などにも良質なタンパク質が含まれています。カロリーが気になるようなら、納豆や豆腐などの大豆製品や白身魚を食べるとよいでしょう。揚げる・炒めるといった油を使う調理よりも、油を使わない蒸す・ゆでるといった調理の方がカロリーを抑えられます。1食で大量にタンパク質を摂取しても体がうまく利用しきれないので、タンパク質が多い食品を1食あたり20~25gくらい毎食食べるようにしましょう。


◆サプリメントでコラーゲン補給

コラーゲンのサプリメントを摂取しても美肌には効果がないといわれていましたが、コラーゲンサプリメントを摂取することで、「肌の水分量が増えて弾力が高まる」「シワが減る」といった報告がされています。45~65歳の被験者に1日5gまたは2.5gのコラーゲンペプチドを4週間摂取してもらったところ、シワの改善が見られたという研究もあります。ここで注目したいことは「コラーゲンペプチド」を摂取しているということです。コラーゲンペプチドはアミノ酸が数個から数十個つながった物質です。通常コラーゲンは分子が大きく、動物由来コラーゲンで30万、魚由来コラーゲンで10万ほどです。一方、コラーゲンペプチドの場合は動物由来コラーゲンで3000~1万、魚由来コラーゲンで500~1万ほどとされています。
サプリメントや食事で摂取したコラーゲンは酵素の働きによって分子を細かくされてから吸収されます。コラーゲンペプチドはあらかじめ分子が小さくなっているので体に吸収されやすい性質があります。ペプチドとしてコラーゲンを摂取すると、線維芽細胞の増殖が促されます。線維芽細胞とはコラーゲンやエラスチンを作っている細胞です。線維芽細胞が増殖することで、間接的に肌のコラーゲンが増えると考えられています。他にも、爪が丈夫になる、髪が太くなるといった働きも期待できます。

サプリメントでコラーゲンを摂取するなら、コラーゲンペプチドを選びましょう。1日に必要とされるコラーゲンは5000mg~10000mgです。シワが改善したと報告している試験では、1日に5gを摂取しているので、シワの改善を目的にするなら1日5gを摂取するとよいでしょう。サプリメントを飲む際にはアレルギーに気をつけてください。コラーゲンはタンパク質を含むので、アレルギーを起こす方もいます。また、コラーゲン以外に成分が配合されている場合、その成分にアレルギー反応を起こすこともあります。成分表をよく見て確認してください。



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