大なり小なり、からだの歪みに関してお悩みはお持ちでしょうか?からだのいたる箇所の歪みや不調がお悩みの方が多いと思いますが、からだはすべて繋がっているものです。一か所が歪めば、他の箇所にも影響が出てくるもの。一般的に歪みが目につきやすいのは脚の形ですが、その場合も、まずはからだの中心部を治していくべきなのです。

日本人女性のからだの歪みとして上げられることが多いのは、「反り腰」。聞いたことがある方も多いと思います。反り腰になっていると、腰を痛めやすくなる、他の箇所も歪みやすくなる、重心が前に来てそれを支える太ももの全部が張ってくる…といったようなからだの悩みに繋がっていきます。しかし、そもそも「反り腰」とは何なのかがわからないと、なぜ治すべきなのか、改善には何が必要なのか、イメージもわきませんよね。そこで、理学療法士の月成亮介先生のアドバイスの下、対策も併せて詳しく解説していきます。

《反り腰を理解するために…からだの中心部、骨の形や役割について知りましょう》

首、背中、腰にかけて、背骨はS字に彎曲(わんきょく)しています。S字の彎曲は人間にしかありません。なぜS字の彎曲があるのかというと、二足歩行するためには、S字の彎曲がどうしても必要だったからなのです。四足歩行の動物は肩なども使ってからだを支えますが、人間は二足歩行で、しかも重たい脳みそが入った頭を持っています。この頭を背骨で支える必要があるのです。つまり、まず背骨には上からの圧力が掛っています。
二足歩行すると、作用・反作用の法則で、地面を蹴ったときの衝撃が必ず自分に返ってきます。歩くだけでも背骨には下からの圧力も掛かるわけですね。どこでそのショックを吸収するかというと、S字の彎曲です。S字の2箇所のカーブがそれぞれたわむことで、衝撃を吸収することができます。
しかし!もしS字がなくなるなんてことになると、背骨で衝撃を吸収しきれなくなります。そして、背骨の下部である膝や股関節などで残った衝撃を吸収することになるわけです。背中の曲がったおじいちゃんおばあちゃんが脚まで悪くなってきてしまうのは、そういったところに原因があります。よくわかるのが背中を丸めてジャンプした時です。試しにしてみると、着地の時に膝が痛くないですか?これは衝撃がひざに集まっているからです。

《反り腰って何?》

S字の彎曲は、【首から背中にかけて丸まったカーブ】と【腰の反り】の二カ所のカーブでできています。首から背中にかけた部分が丸まらず真っすぐで、背骨のカーブが一か所のみになってしまっているのが『反り腰』なのです。この状態だと、衝撃は腰に集中するため、腰を痛めてしまうのです。また、重心も前に傾きやすくなるので、それを支えるために太ももの前方部分が張り出して、脚の形が悪くなります。骨盤などいろいろな部分の歪みにも繋がってきます。反り腰は若い女性に多く、特にもともと内股の方に多いそうです。これが歪みなのだと自覚しにくいのも特徴です。

《わたしは反り腰?すぐ試せるチェック項目》

①水平な床に、仰向けに寝ます。
②膝を90度くらいに立てます。
③そこから、脚を押さえてもらわずに、自分の腹筋で起き上がる。

ここで、起き上がれなかった人!起き上がれないのは腹筋の筋力がないからだと考えがちですが、違います。これは背中がかたく、丸まることができないから起きあがれないのです。蛇足ですが、筆者は腹筋が若干割れていて、腹筋力には割と自信がありますが、クッションも何も無い床でチェックしてみたところ…できませんでした…。

《反り腰解消ストレッチ》 

上記のチェックで反り腰が判明してしまった方…、治すにはまず、背骨を丸めるストレッチが大事です!

背もたれの無いイスに座ります。
両手で片方の膝を抱えます。
③抱えている方の膝を前に押し出します。
同時に、骨盤をぐーっと後ろに倒しましょう。おなかをぐーっとへこませるイメージです。

両腕はピーンと伸びた状態になります。その状態より、もっと膝と胸とを離していくように伸ばします。
このストレッチをぜひ習慣にして頂きたいです。毎日、お風呂上がりなどからだのほぐれやすい時にして、丸めるクセをつけていきましょう。かたくなった胸部・背中を解していくのです。ここが柔らかくなれば、腰への負担が軽くなっていきます。



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(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)