近年発酵食品の健康効果が注目されています。
味噌、チーズ、ヨーグルト…
微生物の働きで風味やおいしさの深みが増した発酵食品ですが、
美容や健康にもすばらしい効果を発揮するんです!
手軽に買えて健康効果バツグン、しかもおいしい!
そんな発酵食品の秘密に迫ってみたいと思います。


【発酵食品の偉大なるパワー】
  発酵食品がおいしく健康的なのはなぜでしょうか?
それは菌・カビ・酵母などの微生物や酵素が、
食品の中の糖質やタンパク質、でんぷんなどを分解し
食品が持っている「体に良い成分」をより引き出してくれているからなんですね。
食品が発酵する過程で栄養素が微生物の働きで変化し、
免疫物質やアミノ酸・ビタミン類などを合成して
よりおいしく、栄養成分も高まるというわけです。

また、菌が分解することで体内に吸収しやすい形にも変えてくれます。
食品に含まれる抗酸化物質、ビタミンCやカロチン、カテキン、フラボノイドなどは
生の状態では細胞内に強く結合していて十分な働きができませんが、
発酵することにより結合がとれ、効率よく抽出されます。

  脂肪をたまりにくくする必須アミノ酸や
アンチエイジングに効果的なさまざまな抗酸化物質、
疲労回復や美容に欠かせないビタミンB群、
血液をサラサラにしてくれる酵素などを豊富に含む
発酵食品で「発酵食品生活」をはじめましょう!


【腸が超重要? 免疫力UPに発酵食品を】
  発酵食品の重要な効果として腸内環境を整えるということが挙げられます。
実はわたしたちの健康と腸内の環境は深くつながっています。
腸管には体内で最も大きく重要な免疫器官があるからです。
腸内には外から入ってくる病原体と戦う免疫細胞が多数存在していますが、
発酵食品に含まれる微生物はこの免疫細胞を活性化してくれるんですね。

  「生きて腸まで届く~」なんてコマーシャルではおなじみの言葉ですが、
乳酸菌をはじめ発酵食品には体を改善する善玉菌が多く含まれていて、
発酵食品を摂ることで腸内の善玉菌を増やことができます。
最近の研究では腸内には500種類以上のさまざまな細菌が、
合わせて500兆個以上!重さにして1.5kg分!も腸内にいることが分かってきました。

良い菌も悪い菌も莫大な数存在し日々わたしたちの体に影響を与え続けているわけですが、
残念ながら成人以降、加齢とともに善玉菌が減り悪玉菌が増える傾向にあるようです。
悪玉菌が増えると腸内のタンパク質を腐敗させて有害な物質を発生させたり、
美容と健康にも悪影響が…逆に善玉菌が増えると免疫力や代謝機能UP、
太りにくくなるなどのうれしい効果がたくさんあります♪

免疫力が高まると血行やリンパの流れが良くなって新陳代謝や老廃物の排出が促進され、
お肌や髪のツヤツヤ効果が期待できます。 まさに「健康と美容は腸から」ですね。
ただし菌が腸内で活動できるのは3日程度。
毎日摂り続けることが上手な発酵食品生活の基本と言えそうです。
 発酵食品に含まれる乳酸菌などの善玉菌を日常的に取り入れ、
腸内環境をしっかりとケアしていていきましょう。


【食物繊維と組み合わせるとさらに健康効果UP】
  そんな健康効果バツグンの発酵食品ですが、
このパワーをさらに高める食べ合わせがあるんです。それはズバリ「食物繊維」!

野菜に含まれる食物繊維は乳酸菌などのエサになって
善玉菌の増殖を助けてくれる働きがあるんです。
食物繊維が多く含まれる納豆や野菜のお漬物は菌と繊維と同時に摂れるスグレモノ。
お酢やヨーグルトなどをドレッシングにしてサラダに合わせるのもおすすめです。
納豆とキムチなどはそれぞれ食物繊維も含まれていますし、
違う種類の菌を同時に摂れて味の相性もバッチリなので良い組み合わせですね。

《代表的な発酵食品》
●納豆(納豆菌)
独特のにおいで好き嫌いの分かれる納豆ですが、
発酵することでビタミンB群やミネラルが増加、
大豆の健康パワーがさらにUPするんです。
納豆のネバネバ部分に含まれるナットウキナーゼには血液サラサラ効果もあるんですよ。
●塩麹(麹菌)
ブームを超え、定番となりつつある塩麹。
疲労回復に効果のあるビタミンB群をはじめ、
食物繊維に似た働きをするレジスタントプロテインという成分も含まれています。
●チーズ(乳酸菌・カビ)
健康効果を期待するなら殺菌・加工されたプロセスチーズより
ナチュラルチーズがおすすめ。カルシウムも体内への吸収されやすくなっており、
吸収率は小魚の2倍!大変効率的です。
●ヨーグルト(乳酸菌)
デザートとして手軽に取り入れやすいヨーグルト。
カルシウムなどが消化吸収しやすくなっているほか、
牛乳を飲むとおなかの調子が悪くなる乳糖不耐症の人でも
ヨーグルトなら安心して牛乳と同じ栄養をとることができます。
●キムチ(乳酸菌)
キムチに多く含まれるラクトバチルスという乳酸菌は
胃酸にも強くバッチリ腸まで届きます。
辛いのが苦手な方はマヨネーズと組み合わせるとあまり辛さが気にならなくなりますよ。
●醤油・味噌・みりんなど(麹菌・乳酸菌・酵母菌)
日本の伝統的な調味料ですが、これらももちろん発酵食品。
植物性乳酸菌は動物性乳酸菌に比べ酸や温度変化にも強いので
加熱されても比較的生きたまま腸に届きやすいと言われています。
(ただ塩分には十分気をつけて上手に取り入れましょう!)
●漬物・ピクルス(酢酸菌や酵母菌)
低カロリーで食物繊維もたっぷり。
ぬか漬けはビタミンBやCなどを手軽に摂れる美肌食としても市民権を得てきましたよね。
ドイツの「ザワークラウト」イタリアの「アンチョビ」、
乳酸菌と酵母で共生発酵させたロシアのドリンク「ケフィア」や
モンゴル原産の発酵飲料「紅茶キノコ」などなど...


ご近所のスーパーマーケットを一巡りするだけで
世界各国のバラエティ豊かな発酵食品が手軽に手に入ります。
いろいろと試してみてお気に入りを見つけましょう!
おいしくて偉大な発酵食品を日々の生活に取り入れて、美容と健康に役立ててくださいね!

みそしる漬物
(女子のお悩み解決コラム -WomanNews-)