「エスプレッソ」って何だか素敵なイメージ。
知らずにお店でエスプレッソを頼んでみたら、とっても小さいカップで出てきてびっくり!!なんて経験はありませんか。おまけに一口飲んでみたら、目が飛び出るほどの苦さ。何でこんな苦いものが、商品として出てきたのか。お店の人が間違っちゃったのかな?筆者が働いていたイタリアンやフレンチのお店でも、一瞬驚いた顔をする人居ましたよ。大人だから、一瞬でありがとう、と笑顔になりましたが。大丈夫、間違っていませんよ。

でも、濃くて飲めない…。確かにそうですね。エスプレッソの本場、イタリアでは砂糖を加えて飲むスタイルが主流だそうです。エスプレッソにミルクと砂糖をたっぷりいれても、その香りは消えたりしません。深いコクと味わいは、アレンジすると、また違う顔を見せるのです。日本では、ドリップコーヒーが主流ですから、エスプレッソもストレートで飲むのかな、と思うでしょう。エスプレッソは砂糖を入れてもいいし、カプチーノのようなアレンジで飲んでも美味しいコーヒーです。知らなくても美味しいけれど、知っていたらもっと美味しいエスプレッソ。美味しいエスプレッソの話を召し上がれ。


◆エスプレッソカップの厚みには意味がある
エスプレッソのカップは、分厚くて小さいカップです。まるっとしていて、厚みもかなりあります。カップの大きさは70ミリくらい。入れるエスプレッソは30ミリくらい。少ないですね~。ですが、そんな事はありません。がつんとした深い味が、少量でも満足感を得られるようになっています。
ですが、温かくなければ最後まで美味しく飲めないですよね。少量のエスプレッソですから、すぐに冷めてしまうと思うでしょう。エスプレッソを入れているカップの厚みのおかげで、温度変化に弱いエスプレッソは守られているのです。あの厚みには意味があったのですね。いれたてのエスプレッソには、表面に虎の毛皮のような模様の膜が出来ます。この膜は、時間が経っても消えません。飲み終わった時まで残るので、エスプレッソの香りや温度を守ります。


◆エスプレッソの分量
エスプレッソは、その分量によって呼び名が変わってきます。あの、少ない量には、決まった豆とお湯の分量があるのです。
まず、基本となるのが「エスプレッソ・ソロ」。ソロは英語に直すと、シングルのことで全てのエスプレッソはこれが基準。抽出したエスプレッソの分量は20~30ミリくらいで、温度は70度を下回るくらいが理想です。お店によって多少分量にばらつきがありますが、バリスタのこだわりです。エスプレッソ・ソロの倍の量のことを「エスプレッソ・ドッピオ」と言います。これは、ダブルのことです。60ミリ近くを抽出するので、ソロでは少ないと思う方にはこちらがおすすめです。
エスプレッソ・ソロと同じコーヒー豆で、倍の量を抽出したのが「エスプレッソ・ルンゴ」です。豆の量は同じなので、味はソロよりも淡いエスプレッソになります。初めての方は、淡いエスプレッソから入ってみてもいいですね。その逆で、ソロのコーヒー豆の分量で、ソロの半分の分量を抽出したものを「リストレット」と言います。なぜそんな少量を濃く抽出するのかというと、コーヒー豆の美味しいところだけを抽出するから。奥が深いでしょ、エスプレッソって。


◆お湯で割るアメリカーノ
アメリカーノは、エスプレッソをお湯で割ったものです。
こちらは、ドリップでいれたアメリカンコーヒーとは違うものです。お湯で割っても、エスプレッソの香りや味は消えないので、ストレートで飲みたいのなら、このアメリカーノがおすすめです。ドリップとも、アメリカンコーヒーとも違う香りと味。飲みやすいコーヒーなので、甘いお菓子と一緒に召し上がれ。


◆ラテアート
今はもう定番になっている、カフェラテやカプチーノの表面に絵を描くラテアートは、見ているだけで元気になれるものです。バリスタが居るカフェでは、腕の見せ所というように様々な絵を描いてくれます。ラテアートの専門のお店があるくらいですから、その人気は確かなもの。
スチームされたミルクの白いキャンバスに、次々に描かれるコーヒーアートは、飲むのがもったいない気がしちゃいますよね。ですが、儚いからこそ、美しいものです。事前にココアパウダーを振って描いているものがほとんどですが、自宅でやってみるのであれば、チョコレートシロップを使っても描けます。絵心がある方はぜひ楽しんでみて下さいね。


◆エスプレッソのお菓子
エスプレッソを使って簡単に出来るのが、冷たいアイスクリームにあつあつのエスプレッソをかけて食べるデザートです。アイスクリームが溶けかけているところを、救って口に運ぶととろりと甘く仄かに苦い味わい。冷たくて熱い、苦くて甘い。不思議な感覚。アイスクリームはいいものを使って、ちょっと洒落た時間を楽しんでみて下さいね。さてエスプレッソ、ちょっと興味が沸いて来たのではないでしょうか。おしゃれして、好きな本を持って、お気に入りのカフェを見つけて下さいね。

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