まあるくてカラフルで、小さいけれど存在感は抜群。何といっても女性のアイドルであるマカロンは、今やお菓子のプリンセスと言っていいほどの地位を確立しています。 …そう思っているのは私だけでしょうか?いいえ、お菓子屋さんやコーヒーショップを覗くと、必ずと言っていいほど置いてあるところを見たら、やはりプリンセスです。
以前、マカロンの話をしましたが、マカロンは作るのにとっても手間がかかるお菓子です。食べるのは一瞬なのにね。では、マカロンほど手間のかからない、マカロンの生地で作れるクッキーのようなお菓子、「マカロン・ナンシー」はいかがでしょうか。マカロンと言っているものの、あのまるいカラフルなマカロンは、正式名称で言うと「マカロン・パリジャン」です。同じマカロンと名前が付いていても、ナンシーとパリジャンでは全く違うお菓子になります。
ですが、材料はほぼ一緒。卵白、アーモンドパウダー、中力粉、砂糖で出来ます。混ぜて焼くだけ。シンプルだけど、さくっとした食感とアーモンドのいい香りがティータイムを楽しくしてくれるお菓子です。お菓子屋さんや、コーヒーショップでもたまに見かけることがあるでしょう。某、可愛いエプロンのおばさんがマスコットキャラクターである、クッキーショップにもありますね。焼けたピンクや抹茶のグリーン、あとはチョコチップのようにドット模様だったりするけれど、マカロン・ナンシーは薄い茶色。自然な焼き色が魅力的です。
クッキーよりも、食感はざっくりしていて甘く、アーモンドの粉がたっぷり使われているので、香ばしいお菓子です。粉のクッキーよりも、ざくざくとした大味な甘さが好きで、売っているのを見かけるとつい買ってしまいます。
マカロンは、フランスの各地方で作られていますね。フランスのお菓子の中で、最も一般的に親しまれていると言っても過言ではないでしょう。もともとマカロンは、16世紀にイタリアから伝えられたものだと言われています。 「マカロン・ナンシー」はフランスのロレーヌ地方にある町、ナンシー発祥と言われています。マカロン・ナンシーの表面は、パリジャンと違ってざらざらと荒くひびが入っているのが特徴です。パリジャンのほうは、つるっとしていて色も華やかですよね。真逆な容姿のナンシーですが、噛むとじわっとアーモンドのうま味が染み出してくるような、そんなお菓子です。

マカロン・ナンシーは材料も作り方もとてもシンプル。アーモンドパウダーと、粉砂糖、卵白を混ぜ合わせます。次に泡立て器でぐるぐると混ぜて、ラップをかけて一晩放置しておきます。夜にこの作業をしておくと便利ですね。次の日起きたら、中力粉を混ぜます。そして砂糖を水と一緒に火にかけてシロップにしたものを、この生地に混ぜます。きれいに混ぜたら、2時間ほど休ませて、オーブンで焼くだけ。簡単でしょう。放置しておけばいいので、時間の合間に作れるお菓子です。焼きあがったマカロン・ナンシーは、褐色のひびが入っていて平たいメロンパンの上のようにも見えます。並べてラッピングすると、ちょっと贅沢なプレゼントにもなりますし、お子さまへのおやつにも。材料がシンプルなので、アーモンドや卵白のアレルギーが無ければとても、身体には優しいお菓子です。

ところで、マカロンに似た名前の「マコロン」ってご存じでしたか?マコロンとは、和菓子のことですが、泡立てた卵白の中に落花生と粉、砂糖を混ぜて焼いたものです。形もまるくて小さいので、マカロンに似てないこともない…というお菓子です。このマコロン、和菓子ではありますが、西洋のお菓子マカロンが原型と言われています。確かに、名前が似すぎているし、材料も似すぎています…。もしかして、贋作?
おそらくそうです。マカロンが日本に伝わったのは、第二次世界大戦より前だと言われています。戦争が始まる前には、もうすでにお菓子メーカーがマカロン…いや、マコロンなるものを出していたとか。フランスではアーモンドの粉を使っていたものの、日本ではアーモンドの入手が難しかった為に、落花生を使うようになったそうです。なるほど、マカロンをアレンジしたのがマコロンということだったのですね。

さて、話を戻して。マカロン・ナンシーの本場であるナンシーのお菓子屋さんでは、焼くときに紙にマカロンの生地を絞ります。焼きあがったマカロンは、紙ごと並べられ、売れたら紙のまま素敵なラッピングをしたり、箱に詰められて売られて行きます。過剰に繊細な売り方をする、日本には無い感じがまたいいですよね。
ちなみに、アーモンドパウダーは製菓ショップにも置いていますが、今はインターネットの時代です。キロ単位でネット販売されていますから、材料は簡単に手に入ります。マカロン・ナンシーの場合、カラフルに着色する必要もありません。添加物である着色料は、できるだけ避けてあげるといいでしょう。お子さまの安全を考えて、お菓子は手作りしてみてはいかが?

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(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)