「日本人の国民食として思い浮かぶ料理は、何が浮かびますか?」

と尋ねられた際、真っ先に浮かぶ料理の中には、海外から日本に伝わり、日本人好みの味にアレンジされた料理や、馴染みやすい盛付けに変化した料理が意外に数多くあります。近年では特に増えているように感じます。その中でも、代表的な料理が『カレー』と『ラーメン』ではないでしょうか。では、この2つの料理はどのようにして、日本の国民食へと変わっていったのでしょう。


♦カレー
カレーの本場と聞かれると、インドを連想する方がほとんどだと思います。しかし、インドにはカレーという料理は存在しないのです。わたし達がカレーと呼んでいる料理は、インドで香辛料やハーブを使った汁状の料理を表す単語にしかすぎません。それが、日本の料理人によって、現在の姿になったのです。ですから、本場のインド人に、日本のカレーを食べてもらうと「すごくおいしいですね。一体、これはなんて料理ですか?」という感想が返ってくるそうです。

インドでは、香辛料のよく効いた汁気の多いソースを、パサパサした細長いインディカ米や小麦粉を焼いたナンで食べるのが典型的なカレー。これに対して、とろみのある具材が入ったソースをモチモチしたジャポニカ米にかけて食べるのが日本の典型的なカレーだからです。


♦ラーメン
ラーメンの本場は?と聞かれると、もちろん中国だと思います。しかし、今、日本で誕生した日本風ラーメンが世界を席巻しているのです。フランス、ドイツ、アメリカ、オーストラリアなど、各国でラーメンブームが起きています。世界で注目を集めている日本食がラーメンと言っても過言ではありません。日本風ラーメンの歴史を紐解くと、各地の気候・風土・食文化と混ざり合い、地域に根づいた札幌ラーメンや博多ラーメンなどの、ご当地ラーメンが誕生したのです。面白い事に、「日本に戻ったら真っ先に食べたいのはラーメン」と中国在住の日本人たちがよく言われる言葉だそうです。事実、日本のラーメンは格別においしいのだそうです。その為、中国4000年の歴史に引けを取らないラーメン文化が急激に発展したのでしょう。

また、日本中どこでもラーメン店を探す事ができます。東京の都心でも歩いていればすぐに見つかる便利さ。料理人たちが研究に研究を重ね、具材や調味料を厳選して作られていても、値段が手ごろで、注文してからすぐに出てくる。この手軽さも、ラーメン文化の発展に拍車をかけたのではないでしょうか。


しかし、不思議に思う事がありませんか。これだけ人気があり国民食とも言われるようなこの2つの料理。家庭でコトコト煮込んだカレーは作りますが、本格的に寸胴鍋で鳥ガラなどからスープの用意をするなど、そこまでの準備をしてのラーメンはなかなか家庭では作りませんよね。なぜなのでしょう。それは、手間が掛かってしまう事と、上記で説明しましたが、料理人が競い合い、具材や調味料にこだわり抜いて作り出した味に、我々日本人の舌が越えてしまったからではないでしょうか。

今回は、もう一つの国民食、暖かなイメージのする家庭のカレーについて実は知られていないカレーの作り方『ナゼ・・』をご紹介していきましょう。


♦一晩寝かせたカレーはナゼおいしくなる?
具材のうまみ成分や甘みがカレールーに溶け出し、コクが増します。また、肉・野菜・香辛料に含まれる糖質やたんぱく質、アミノ酸などの成分が、微妙に絡み合う事で独特のコクとうまみが生まれるのです。そのため、ブイヨンも一日寝かせ、その際、冷ます・温めるが繰り返される事で、素材のうまみ成分がよく混ざり合い、熟成が進みます。カレーのスパイスは、じっくり余熱で加熱される事で、突出したとげとげしさが減少し、全体のバランスのとれた、熟成された奥深い香りと風味になりより一層おいしくなるのです。

長時間煮込んで作るカレーもありますが、煮込んで焦がしてしまうリスクを背負うよりも、家庭で作るカレーは、一晩寝かせて食してみてはいかがでしょうか。


♦カレーのルーはナゼ火を止めてから入れるの?
カレーのルーには、一般的にとろみを付けるため、でんぷんが含まれています。そのため、火を付けたまま、お鍋にカレールーを入れてしまうと、でんぷんが固まり、ダマができやすくなるからです。ダマができる条件は、一般的にでんぷんが固まりだす80℃以上で、カレールーが均一に分散していない事で発生します。カレーをおいしく作るポイントはダマ作らない調理法なのです。いったん火を止め(また弱火にする)鍋の温度を下がってから、均一になるようにルーを入れ、弱火で焦げないように注意しながら、とろみが付いたら出来上がりです。

ところで、カレールーは煮込んで水分が蒸発するからとろみが付くと思っている方、多いのではないですか?使用するカレールーによって異なりますが、水分量が適量であれば、煮込んで水分を蒸発させなくても、しっかりとろみは付くように商品設計されています。水分量はきちんとチェックしてから入れましょう。


こうして見てきますと、カレーを作る際のナゼが解ったのではないでしょうか。しかし、カレーは食べてくれる人が喜んでくれる姿を想像しながら、いろいろな方法を試し作るからおいしくなるのかもしれません。だから家庭で作る手作りのカレーはなんだか食卓が温かくなるようなイメージがありますよね。子供の頃、お母さんが作ってくれたカレーを食べてホッとした記憶が蘇ってきませんか。不思議とカレーは、家族を思い出させてくれる、そんな料理なのかもしれません。

なんだか、私も、カレーが食べたくなってきました。でも中々作るのは大変ですよね。しかし、今回紹介の商品は中々自分で作る時間がない、そんなあなたに手作りにこだわって作られた高田馬場駅前の人気カレー店の【こだわりビーフカレー中辛】です。厚切りビーフを二日間煮込んでいるので、口の中でとろける触感が楽しめます。カレールーには、4時間かけて炒められた玉ねぎが使われていて、自然な甘みと深いコクが感じられる一品です。シンプルさにこだわり、たどり着いた店主の自信作、手作りビーフカレーを堪能してみてはいかがでしょうか。
『こだわりビーフカレー中辛』http://goo.gl/FCiz3i

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