ワインを楽しむためのマナーなんで難しく聞こえますが、実はとても簡単なのです。これは絶対にやらなければいけない!ということではなくて、できれば守りましょう!くらいのものです。少し覚えるだけで難しいことはなにもありません。
いくつかあるマナーの中から基本的なものをピックアップしました。



◆タバコや香りの強いものは控える
友人とワインを飲む時に毎回香りを一生懸命嗅ぐ必要はありませんが、香りも楽しみの一つの要素です。これはワインを飲んでいる時じゃなくても言えることですが、レストランや電車の中に香りの強い香水をつけている人がいて、それが好みのものじゃなかった場合など、結構辛いですよね。最近はスメハラ(スメル・ハラスメント)なんて言葉もあるように、食事の場ではなくても臭いには気を付けたいですね。


もし、一般の方向けでも試飲会などに参加する方は絶対にやめましょう。試飲会は特に香りも重要ですので、皆さんすぐに気付くし、かなり敬遠されてしまいます。



◆グラスには沢山注がない
大きめのグラスでサービスされるとそのグラスに対して量が少ししか入っていない気がしますよね。一般的にはグラスワインは100mlでサービスされることが多いです。大きめのグラスでも量はきちんとありますし、沢山入っていると香りがわからなくなってしまいます。自分で注ぐ時も適量を心がけましょう




◆ワインを注ぐ時は片手で注ぐ
ソムリエさんがいれば良いのですが、もしカジュアルなお店で自分でつぐ場合は片手で注ぐのがしきたりです。でも、例えば女性で手が小さいしボトルを持ち慣れていない場合は落としてしまうよりは良いので両手でも構いません。その辺は臨機応変で構わないのですが、このようなマナーがあることだけ覚えておくと良いでしょう。テーブルの上に頼んだボトルがなければ、注いでください、と伝えてしまいましょう。




◆注いでもらうときにグラスを持ち上げない
サービスするのはお店の方の仕事なので、お客様側は手酌をしないほうが良いです。こぼさない為、などもありますが、日本にはお酌をする時にグラスやお猪口を持ち上げて注いでもらう文化がありますが、欧米にはありません。もしお店の方が注ぎにくそうな位置にあれば少し移動させるくらいで良いでしょう。




◆香りをとる為に、グラスをまわす時は内側にまわす
例えば、右手でまわす時は反時計回り、左手の時は時計回りです。その理由は、そのようにまわすと万が一こぼしてしまった場合、ワインは遠心力で自分のほうにまわってこぼれてきます。隣の人にかけてしまう心配がないからです。




◆グラスは脚の部分を持つ(ただし日本だけ!)
日本ではワインはグラスの脚の部分を持って良いでしょう。手の温度がワインに伝わって、味や香りが変わってしまうし、味の観点からだけでなく、グラスの脚を持ってワインを口に運ぶ姿はとてもエレガントに見せてくれます。ただ、実はこのスタイルは日本だけで、欧米では、フォーマルな場ではワイングラスのボウル部分を持っています。恐らくソムリエという仕事が一般化してきた頃にテレビなどにソムリエが出てテイスティングしている姿を見せる機会が増え、その際に脚の部分を持っていたから日本ではこのスタイルになったと言われています。


もし外国の方が多いパーティに出席される場合などには、周りを見てグラスのボウル部分を持っている人のほうが多ければボウルを持った方がいいかもしれません。テイスティングをするような場所だと脚を持ったほうが良いですね。



◆乾杯は胸の高さで
乾杯するときにはグラス同士を合わせることが通常ですが、ワイングラスは厚みがなく繊細なものが主流なため、ワイングラスを合わせた瞬間、割れてしまうことも考えられます。 そのため、正式な場所ではグラス同士を合わせて音を立てて乾杯しないというのが正式なマナーです。乾杯するときはワイングラスを胸の高さまで上げて、相手の方に笑顔でアイコンタクトや軽く会釈をしながら、「乾杯」と言うのが良いでしょう。ただ、ホームパーティーや気軽なビストロでの友人との食事など、カジュアルな場面で、相手が乾杯しようとしてきた場合はグラスを合わせて乾杯しても良いでしょう。日本ではそちらのほうが多いので臨機応変に楽しみましょう。




◆テイスティングは劣化していないかチェックするもの
ワインを頼むと「テイスティングなさいますか?」と聞かれますよね。緊張するしよくわからないから苦手だと言う方も多いと思います。勘違いしている方も多いのですが、テイスティングはワインが劣化していないかどうか、酸化していないか、コルク内部にカビが生えてその匂いが移ってしまうブショネという現象が起きていないかをチェックするものです。味の好みを聞いているわけではありません。特にそういうようなことがよくわからない場合はテイスティングを断ってしまっても良いです。きちんとしたレストランならば、お客様に提供する前にソムリエがチェックをしているのでその時点でそのワインは外されているのでテイスティングして酸化しているワインなどに当たる場合はほぼないでしょう。




いかがでしたでしょうか。個人的にはテイスティングに関しては分からなければ、店員さんに「大丈夫ですよね?」と代わりにやってもらうこともありだと思っています。とにかく緊張せずにスマートに食事まですすめられると良いですよね。臨機応変に、というのもポイントです。国際マナーばかり意識せずに、日本の常識やお店の雰囲気に合わせて気持ち良く楽しく食事できるようにしましょう。

yun_8152[1]

(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)