洋風の暮らしが多くなり、和室や和食のマナーから縁遠くなりつつありますが、基本を知っていると普段の生活にも役立ち、自信を持って行動できます。とくに食事は、普段のくせが出やすく、同席した人から何気なく見られていることも多いものです。そんなときこそ、「懐紙」を使うと便利です。さまざまな用途で使える懐紙と食べるのが難しい焼き魚をキレイに食べるコツをご紹介します。



【美しさのポイントは懐紙】
懐紙を茶道で使ったことがあるという方、そもそも知らないという方も多いかもしれません。懐紙(かいし)とは、携帯用の二つ折りの和紙のことです。昔、普段着が着物だった頃に、今でいうとティッシュペーパーやハンカチのような感覚で使われ、ふところに入れて持ち歩いていました。メモ紙や便せん、ポチ袋、メイク直しに使ったり、口元や指先のよごれを拭いたり、折りたたんでコースター代わりにしたり、懐紙を持ち歩けばちょっとしたことをオシャレに美しくこなせます。




【食事をいただく時の懐紙使い】
懐紙は、日本料理をいただく時に携帯しておくと便利です。料理やお菓子を取る時の受け皿になり、残したものを包んで隠すのにも使えます。使い方は、折り目を手前にして使います。食事の時は、ひざの上や同席する人の目に入らない場所に置きます。使い終わったら、目立たない場所にまとめて最後はゴミ箱に捨てるか、必要な時は持ち帰ります。




【焼き魚をキレイ食べるコツ】
食べるのが難しい焼き魚ですが、「懐紙」があれば大丈夫です。正しくキレイに食べるコツをご紹介します。



◆あじのいただき方 (尾頭付きの焼き魚は、頭が左、おなかが手前にくるように出されます。)

1)懐紙1枚を四つ折りにして頭を押さえ、魚の中心に箸で切れ目を入れます。

2)懐紙で頭を押さえつつ、上側の身をはがすように頭側から身を取り、いただきます。

3)さらに、腹の身を取り、左側から一口ずついただきます。

4)次に、骨の下に箸を入れて、中骨を少し持ち上げます。

5)懐紙で頭を持ち上げながら、箸を尾に向けて動かしし、中骨から下身をはがします。

6)頭ごと中骨を下身からはずし、下身の向こう側に置きます。

7)下身を切り分けていただきます。

8)最後に、頭と骨を器の真ん中に戻し、骨やひれはまとめて、四つ折りにした新しい懐紙を1枚上にのせます。



あなたの魚の食べ方は、正しいものでしたか。和食は、ユネスコの無形文化遺産にも認定され、世界中からも認められています。日本人として誇りを持ちつつ、美しい作法で、相手を思いやる気持ちを大切にしましょう。

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