おいしさや使いやすさで選ぶ人が多い米粉。食物アレルギーのかたの代替食品としても、需要が高まっています。アレルギー反応とは、体の免疫システムがうまく働かず、無害な物質に対しても体が攻撃してしまうこと。このアレルギー反応を起こす原因をアレルゲンと呼び、食べ物がアレルゲンとなる場合を、食物アレルギーといいます。食物アレルギーというと、子どもの病気と思われがちですが、近年、大人の食物アレルギー患者が増加傾向にあります。なかでも、アレルゲンが小麦というケースが増えているもよう。そこで、今回は小麦アレルギーと米粉について紹介します。




【米粉って、どんなもの?】
米粉は、その名のとおりお米を粉末にしたもので、グルテンを含みません。グルテンとは、小麦、大麦、ライ麦などの、穀物の胚乳から生成されるたんぱく質の一種のこと。パンやうどんなどのもちもち感(弾力)の素になる働きを持っています。米粉は昔から、せんべいやだんご、和菓子の材料として使われてきましたが、近年の製粉技術の進化によって、うるち米を微細な粉にしたタイプが登場。小麦粉を使うメニューで、小麦粉とほぼ同じように使えます。




【小麦アレルギー患者は、年々増加傾向】
食物アレルギーの原因物質の推移を調査すると、小麦を原因とするケースの割合が年々増加しているそうです。食物アレルギー疾患のある人は、日本人の人口の1~2%といわれていますが、そのうち小麦アレルギーは、12.1%。日本国内の総人口を1.2億人とすると、なんと約15万人が小麦アレルギー患者なのです!原因は、生活環境や食生活の変化といわれていますが、特定はされていません。




【小麦アレルギーのかたの6割が米粉を利用】
小麦アレルギーのかたの代替食品として、注目されているのが米粉。今まで、手に入りやすい上新粉などを使っていたというかたも、料理やお菓子にと、幅広く使える米粉に切り替える人が増えています。味の評価も高く、米粉が小麦アレルギーのかたの、食の楽しみを広げているようです。




【米粉で作ろう!簡単レシピ】
米粉食品と調味料を使えば、米粉ならではの味わいを楽しめるうえ、アレルギーがあっても、おいしく食べてしっかり栄養をとることができます。米粉や米粉商品を使った簡単でおいしいレシピを、ご紹介したいと思います。



◆鶏の塩から揚げ

材料(2人分)
鶏もも肉(大) 1枚(約300g)
A(塩、三温糖 各小さじ1/2、水 大さじ2、おろしにんにく 小さじ1/2)
米粉パウダー 1/2カップ
B(カレー粉 小さじ1/4、コショウ 少々)
揚げ油

<作り方>
1.鶏肉は6~7等分に切ってボウルに入れ、Aを加えてよくもみ込み、10分ほどおく。米粉パウダーをふり入れてよくからめ、ころもを全体にしっかりつける。
2.170℃に熱した揚げ油で4~5分揚げて油をきり、Bを混ぜたものをまぶして完成。
※さくさくのころもは、米粉ならではのおいしさ。塩、水、三温糖をもみ込み、卵を使わなくてもジューシーに。


◆玄米粉のレンジ蒸しパン

材料(紙製マフィン型8個分)
A(玄米粉 100g、三温糖 40g、ベーキングパウダー 小さじ1、ココアパウダー 小さじ1)
絹ごし豆腐 200g
菜種油 大さじ2
レーズン 20g

<作り方>
1.レーズンはぬるま湯に5分ほどつけて、水けを拭き、粗く刻む。ボウルに豆腐をちぎって入れ、泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。
2.Aをざるを通してふるい入れ、ゴムべらで粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。レーズン、菜種油を加えてよく混ぜ、型に等分入れる。
3.電子レンジ(600W)に4個入れ、2分40~50秒加熱する。取り出して粗熱を取り、すぐに食べない場合は、ラップに包んでおく。残りも同様にする。
※もちもちとした食感の簡単おやつ。レンジで手軽に作れます。牛乳とバターの代わりに豆腐をプラス。



米粉はなんといっても、もとはお米ですから、なじみのある味わいとおいしさ。さらに国産米の米粉を使えば、食料自給率のアップにもつながります。アレルギーのかただけでなく、健康志向の人からの需要もありそうな米粉は、今後ますます人気が高まる可能性を感じます。扱いやすく、栄養価の高い米粉!これからさらに注目を集めることでしょう!

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