見た目の可愛さ、手軽さからブームとなり、ファッション誌で毎月のように取り上げられているジャーサラダ。若い世代だけでなく、「お洒落アイテム」のひとつとして主婦層にも人気の高い食べ物となっています。野菜を順番に詰めるだけで簡単に作ることができ、持ち運びにも便利なため、女子会への持ち寄りやお弁当としてジャーサラダを利用している女性をよく見かけます。しかし、今、ジャーサラダが原因で食中毒をおこすのではないかと心配する声が広がっており、実際にジャーサラダでの食中毒も起こっているのです。



【ジャーサラダとは】
ジャーサラダはニューヨークでブームとなったサラダで、昨年日本でも話題となりました。メイソンジャーと呼ばれる瓶に野菜を重ねて詰めるだけでお洒落で可愛くサラダができる、と女性の間で評判となり、今ではジャーサラダの料理本まで出版されています。密閉性の高いビンに野菜を詰めるため、野菜の鮮度が持続し、冷蔵庫で約5日間保存可能とも謳われています。そのため、週末に1週間分のジャーサラダをまとめて作る女性も多いようです。




【野菜で食中毒っておこるの?】
野菜でも食中毒は起こります。細菌は栄養、水分、温度の3つの要素が揃えばどこでも増加し、細菌がある一定数以上になったとき、「食中毒」として私たちの身体に悪影響を及ぼします。食中毒といえば多くの人が生肉や生魚を思い浮かべると思いますが、野菜の食中毒は決して珍しいものではありません。厚生労働省によると平成26年の野菜(加工品含む)が原因で食中毒患者数は746人、その中には死亡事例もありました。野菜を生で食べるときは、加熱による殺菌ができないため、食中毒にはより注意を払って調理しなければなりません。




【ジャーサラダの作り方と食中毒予防ポイント】

1、メイソンジャーの殺菌と野菜の洗浄

細菌は熱に弱く、65℃以上で加熱されるとほとんどの菌は死滅すると言われています。沸騰したお湯で5分間、ビンをしっかり煮沸消毒しましょう。煮沸消毒後に布巾を使用するのは厳禁。拭かずにビンを乾燥させることで菌が付着するリスクを減らすことができます。また、野菜は流水でしっかりと洗浄してください。野菜を加熱しないで食べるときは、特に丁寧な洗浄が必要です。洗浄後はしっかりと水気をきり、ビンへ詰めるまで低温で保存しておきましょう。


2、ドレッシングを入れる
通常、ドレッシングは1番最後にかけますが、ジャーサラダの場合は1番さ最初にドレッシングを入れます。そこにドレッシングを入れることで、サラダ全体が水浸しになるのを防ぐことができます。


3、硬めの野菜を入れる
次に、硬めの野菜を加えます。ドレッシングを吸収にしにくい豆やニンジンナッツなど。キュウリもこのタイミングで入れましょう。


4、柔らかめの固形野菜を加える。
トマト、アボガドなどやわらかめの固形野菜を入れます。隙間ができないように、きっちりと詰めていきましょう。


5、葉物野菜をつめる.
最後は、葉物野菜。隙間のないように詰めたらふたをして完成です。完成後も菌を増やさないよう、低温で保存しましょう



上記のジャーサラダの作り方で食中毒予防として特に重要な手順は「瓶の煮沸消毒」「野菜の十分な洗浄」「低温保存」の3点。食中毒が起こる原因のほとんどは手洗いが不十分だったり、しっかりと加熱できていなかったりと、基本的な動作ができていないことによります。ジャーサラダにおいては、瓶の消毒と野菜の十分な洗浄を確実に行い、冷蔵庫で保存することで食中毒のリスクをぐんと下げることができます。梅雨から秋にかけては湿気が多く、また気温も高くなるため食中毒が起こりやすい時期です。ひとつひとつの手間を省かずに、安全な食作りを心がけましょう。そして、数日分を作りおきすることは衛生上おすすめできないので、食べる分だけ作ってジャーサラダを楽しみましょう。

Wheatberry-and-Diced-Veggie-Mason-Jar-Salad[1]

(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)