関東地方のシラスの産地としてよく知られているのは、相模湾や湘南地区。1~3月中旬は禁漁とされているので、収穫量が本格的に多くなるのは4月中旬以降です。骨を強くする食べ物と聞いて、すぐに思い浮かぶのは、牛乳や乳製品という人も多いと思いますが、牛乳や乳製品が値上がりし、なんとなく不安を感じている人もいるのでは?骨を強くする食べ物=カルシウムを多く含む食品には、骨ごと食べられる小魚や、納豆・豆腐などの大豆食品、ひじきなどもあります。なかでも小魚は、カルシウム供給源として、日本の食文化を支えてきました。

【シラスの呼び方の違い】

実は、「シラス」は魚の名前ではなく、カタクチイワシの稚魚の総称です。生シラスや釜揚げシラス、塩ゆでして干したものは、「シラス干し」、さらに乾燥させた「ちりめんじゃこ」など、加工法や乾燥の具合によって、呼び方が違います。シラスには、春と秋に旬があり、春シラスは、桜が散る頃から獲れはじめ、ゴールデンウィーク頃にはピークを迎えます。秋に獲れるシラスと比べると、身が柔らかく、小さいのが特徴です。

【シラスの栄養とは?】

シラスは、DHAやEPAを豊富に含む青魚としても有名です。DHAは脳神経に働きかけ、脳を活発にするため、学習能力・記憶力の向上に効果的とされ、EPAは血液をサラサラにする効果が高いので、血栓の抑制、高血圧の抑制、アレルギー疾患などに効果的だとされています。
まるごと食べられるシラスは、DHAやEPAに加えてカルシウムの摂取が可能です。しかし、骨を食べたり、カルシウムをたくさん摂っても、骨が強くなるわけではないのです。カルシウムは他の栄養素に比べ、身体の中に吸収されにくい性質も持っていて、骨を強くするのにプラスに働くものと、マイナスに働くものがあることを理解することが大切です。

◆プラスに働く栄養素

カルシウムを骨に沈着させるのに、重要な役割を果たすのが「ビタミンD」、カルシウムを骨に沈着する際に必要な、タンパク質を活性化させる働きがあるのが「ビタミンK」です。食品でいえば、キノコ類や緑黄色野菜、納豆や魚類です。特にシラスは、カルシウムとビタミンDが豊富で、天日干しされることで、更にビタミンが増えています。

◆マイナスに働く栄養素

マイナスの働きをする栄養素の代表が、「リン」と「白砂糖」です。リンを多く含むのは、何といっても、忙しい現代人に欠かせないインスタント食品。他にもスナック菓子や炭酸飲料、肉や魚の加工食品などにも多く含まれています。リンは尿からカルシウムを排出しやすくするので、注意が必要です。また、白砂糖は、摂りすぎることで血中カルシウムが少なくなります。少なくなった血中のカルシウム濃度を一定に保つために、骨から血液中にカルシウムが溶け出し、骨が弱くなりやすいと考えられています。

簡単にできて、美味しいシラス丼のレシピをご紹介します。

【釜揚げシラス丼】

<材料>
釜揚げシラス
刻みネギ
・大葉の千切り
・刻み海苔
かつお節
卵の黄身
醤油

<作り方>

1.丼にご飯を盛る。
2.
ご飯の上に、かつお節と刻み海苔をのせる。
3.2のご飯の上に、釜揚げシラスを盛り付け、真ん中をへこませて卵の黄身をそっと入れる。
4.3に、刻みネギをたっぷりのせ、大葉の千切りを散らして出来上がり。 骨を強くすること、カルシウムの正しい摂り方を考え、骨太美人をメザシましょう!
※食べるときに醤油をたらし、黄身をつぶして全体を混ぜながら食べてください。

現在、日本人のカルシウム摂取推奨量が年々引き上げられていますが、摂取量だけに目を向けるのではなく、自分の身体に耳を傾けて、ビタミンやミネラルなど、バランスのとれた食品を選ぶことが大切です。



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