「飲んでなお美しくいられるのはシャンパーニュだけ」

こんな名言を残したのは、フランスの王ルイ15世の愛人ポンパドゥール夫人です。

確かに「酔ってなお美しい」というのは両立が難しいものです。
頬を赤らめるくらいならば可愛らしいですが、足元がふらついたり、声や態度が大きくなる。周囲の冷たい視線に気付かずTPOを忘れてしまう酔いは美しさとはかけ離れています。
筆者も飲み会の続いた日は肌が荒れてしまいますし、挙句の果てに酔っ払って錆びた看板に顔をぶつけ4針縫うという失態を演じたことも・・・。

女性の「美しいイメージ」をキープするために時として危険なアイテム「お酒」。
それでも飲まなければやってられない夜もありますよね。

今回は、ポンパドゥール夫人にあやかり、美しさを意識しつつ酔いたい・・・そんな時何を選ぶべきかを考察してみようと思います。

健康志向の赤ワイン、美容にいいのは白ワイン?

スーパーでよく見かける、ポリフェノール数倍の赤ワイン。
ポリフェノールとは植物の樹皮や表皮、種子に含まれる色素成分、苦味や渋みの成分のことで、目に良いといわれるアントシアニンを含む天然の生体防御物質です。紫外線により生じる活性酸素から体を守り、抗酸化作用を有することはよく知られていますよね。

このポリフェノールは圧倒的に赤ワインに多く、白ワインには微量です。
…というのも、先に書いたようにポリフェノールは植物の樹皮、表皮、種子に含まれています。
赤ワインは表皮や種を一緒に醸すのでワインにポリフェノールが溶け込むのに対して、白ワインは葡萄果汁の果汁のみを醸造する場合が多い・・・搾ったジュースだけをお酒にするからです。
古代ギリシャの医学者ヒポクラテスも「赤ワインには生長に役立つ」といっています。

が、このヒポクラテス、白ワインについては「肥満防止に良い」と言及しているんです。
肥満に良いとは一体どういうことなのでしょうか?

1.高い殺菌作用


白ワインには赤ワインにはない美容効果があるとされています。

ポイントは白ワインの持つ酸=殺菌作用。
大腸菌やサルモネラ菌を10分間白ワインに入れておくと、はじめ10万個あった菌が数個になってしまうという実験結果が実証されています。
公共施設の入り口に「手の消毒にどうぞ」とアルコールがおいてありますよね。
殺菌に有効なアルコールは75%と言われていますが、PHの低い=酸度の高いアルコールだと12%程度でも消毒用アルコールと互角の殺菌力があるそう。
白ワインは赤ワインと比べ有機酸が多く、PH値が低いので、赤ワインよりも殺菌作用は高いのです。

2.カリウムでデトックス

塩分の高い食事を取ると血圧が高くなります。白ワインにはカリウムが多く含まれ、体内のナトリウムを体外へ排出させますので、あがった血圧を戻してくれる効能も期待できるそう。
利尿作用もあり、体の新陳代謝が上がれば肥満防止になる・・・ヒポクラテスが着目したのもここだと思います。

3.ミネラルバランスが良く骨粗鬆症予防に

白ワインはカルシウムとマグネシウムが同等に含まれます。骨粗鬆症にはカルシウムを取ることが大切というのは皆さんよくご存知だと思いますが、カルシウムを体内に吸収するためにはカルシウムと同等のマグネシウムが必要です。

また白ワインは酒石酸やリンゴ酸など数々の有機酸が含まれていて腸内のPHを少し下げます。
PHが低い状態では善玉菌は活動できますが、悪玉菌は活動できません。
お酢が健康に良いというのも同じ理由です。
お肌は腸内環境がストレートに反映されるものです。腸内環境を正常に整えることで、吹き出物や肌荒れを抑えるという考え方はいかがでしょう?

4.太るのか?

白ワインなどの醸造酒は糖分を含むので太りやすいといわれていますが・・・
白ワインのカロリーはグラス1杯70kcalです。
缶ビールは1本140kcal。
100ccあたりだと焼酎は140kcai、日本酒も100kcal。
女性に人気のある甘い香りと味わいのチューハイやカクテルのカロリーはそれ以上で、ジュースも顔負けの高さを誇ります。

白ワインは葡萄由来なので香りにはマスカットやライム、グレープフルーツなどフルーツを連想させながら、糖分はアルコール発酵によって分解されており、よほど何杯もおかわりして飲まない限り白ワインやポンパドゥール夫人一押しのシャンパーニュ(白ワイン原料)はヘルシーなアルコールだと、私は思います。

おしゃべりしながらゆっくりいただき、おつまみはビタミンを豊富に含むナッツやお野菜、またチーズを選べばヘルシーに楽しむことができます。歯が赤く染まることもありません。

※注意点

賢人の言葉や旧約聖書にも記述されている通り、適量のワインは人に力をもたらしますが、過ぎたるは及ばざるが如しで飲みすぎはどんな効能も吹っ飛ばして健康へのダメージと、あなたに酔っ払いのイメージをもたらします。

日中はお酒に酔いやすくなるのもまた事実。
というのも、昼間は血流のめぐりも夜より活発ですし、体が活発に動けるよう交感神経が働いていて、その分アルコールが回りやすいんです。
夜酔っ払うとあとは眠るだけですが、昼間の場合は体内にアルコールが残って、肝臓がせっせと分解する間にも体を動かす・・・ということで体への負担も大きめ。

交感神経は眼からの日光の光で体が「昼だ~」と感じ活発になりますので、目からの刺激を抑えるためサングラスをかける・・・というのもひとつ有効な手段だと言えます。
昼間に屋外で飲む場合はサングラス持参で。おつまみと一緒に適量をゆっくり楽しむ。

ポンパドゥール夫人に見習って、可愛らしく美しく酔うことを心がけたいものです。



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