風邪が冷たく寒い季節になってくると、温かい鍋を食べたくなりますよね。最近はいろいろな種類の鍋の調味液が売っているので、家庭でも気軽に鍋が作られるようになっているようです。そこで今日おすすめするのが。柚子を始めとするかんきつ類です。もちろん鍋だけで食べてもおいしいのですが、そこでもうひと手間加えて香りも楽しめる鍋にしてみましょう。


<薬味としての柚子の効果>

柚子は11月中旬から収穫され出荷される黄色の柚子の他に、夏に収穫される青い(緑色)の柚子があります。今の季節はこの黄色の柚子になりますが、果実の部分を絞ってお鍋などにプラスするとおいしいですよね。香りも強いので、柚子を加えることでまた違った風味を楽しめるかもしれません。
実は柚子のビタミンCなどの栄養素が豊富なのは皮の部分なのです。もちろん果実の部分にもビタミンCやカルシウム、鉄分などのミネラル分も含まれていますが、昔はその栄養価の高さから薬としても重宝されていました。柚子は香りがいいから、といれている方も多いかもしれませんが、実は隠れた効果があります。それは減塩効果です。

現代の人はとにかく塩分を摂りすぎています。こってりのラーメンや味の濃いたれをつけた焼き肉はおいしいですよね。でも、これらのメニューを繰り返し食べることによって「濃い味付け」に慣れてしまいます。濃い味でないと物足りないと感じてしまい、市販のお惣菜や外食でのご飯にも調味料をプラスしてしまうことになります。

そこで柚子やレモン、すだちなどのかんきつ類をプラスしてみてください。味付けを薄くしてもこれらのかんきつ類の果実を絞るだけでおそらく物足りなさを感じることはないと思います。塩分量を摂りすぎている人の一番の問題点は「かけしょうゆ」だと言われています。すでに出来上がっている料理にしょうゆをかけることで塩分量を増やしてしまいます。柚子には塩分は全くなく、その代わりに酸味と香りがあります。これらの香りをうまく使って塩分を控えめにしてみましょう。

また、皮の部分を削ってたれに入れてもその風味を感じることができます。鍋だけではなく、魚料理やお刺身、冷奴などお醤油を直接つけて食べる場合なども柚子をプラスしてそのお醤油の量を減らすように意識をしましょう。


<薬味として以外の柚子もおいしく>

薬味として紹介しましたが、柚子茶などお菓子にもたくさん使われています。柚子ゼリーや柚子餅、柚子羊羹やゆずジャムなどお菓子にして柚子の香りは効いていてとてもおいしいですよね。また、皮の部分にチョコレートや砂糖がついたものもとても人気のお菓子として出ています。

そのほかにも、冬至にはもちろん柚子を使いますよね。昔から柚子湯に入ると風邪をひかないという言い伝えがありますが、お風呂に柚子を入れるとあの香りがうっすらと漂いとても癒されますよね。

また、柚子は冷凍もできます。なかなか1回では使い切れない、春先になってもあの香りを味わいたいという人にはおすすめです。その時のコツは皮の部分だけを冷凍するということです。その皮の切り方も白い果肉に近い部分まで厚めに切った方が解凍後使いやすいです。皮を長く切るのではなく、いくつかにわけて切ってラップでぴったりと包んで冷凍します。その方が使う分だけを解凍でき、冷凍することで逃げてしまう香りを最低限にすることができます。

さらに、柚子の皮を乾燥させて使うこともできます。乾燥させる時の注意点としてはカビが一番怖いので、夏はあまり向きません。これからの寒い季節に日陰で2~3日干すと出来上がります。保存容器に入れて冷蔵庫にしまっておけば長く持ちます。この皮を細かく切って一味唐辛子に混ぜたり、塩に混ぜて柚子塩にしたりと用途はたくさんあります。
そして、不織布の袋に入れてお風呂に浮かべると簡単に柚子風呂ができ、柚子のいい香りを楽しむことができます。冷凍する場合も乾燥する場合も皮にはワックスなどがついている場合があるのできちんと落としてから作るようにしましょう。

柚子やレモン、すだちなどの柑橘系の香りはとても癒されるのと同時に色々な効果があることを知って頂けたでしょうか。濃い味というのは慣れてしまうとそのまま、というわけにはいかず、どんどんそれが習慣化してしまいます。一度その味に慣れてしまうと「薄味」に戻すというのはかなり難しいので、これらの薬味を使って今のうちから少しでも塩分に頼るのではなく、素材の味を楽しんだり、素材の香りを満喫することにシフトしていきましょう。



ゆず

(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)