五穀米入りご飯や十六穀米入りご飯を食べたことがありますか?レストランで白米をサービスで雑穀米入りご飯に変えてくれたり、いくつかの雑穀米入りご飯の中から好みのものを選べたりと、外食で雑穀米を目にする機会が増えた方も多いのではないでしょうか。また、スーパーでも数年前に雑穀米ブームがおきて以降、お米と一緒に炊くだけで五穀米や十六穀米が食べられる商品が数多く出ており、お米の陳列棚の隣には常に雑穀米の商品が並んでいます。健康志向、美容食品への注目が高まる中、今後も続きそうな雑穀米ブーム。雑穀は本当にたくさん種類があり、名前を聞いただけではピンとこないけれど、知らず知らずのうちに食べている雑穀もあるはずです。実際の効果や効能はどのようなものなのでしょうか。


◎大麦

どの雑穀米商品でも必ずと言っていいほど1番多く含まれている大麦。大麦の1番の特徴は食物繊維の含有量です。大麦には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が半量ずつ含まれており、これは精白米の17倍以上、繊維の宝庫と言われているサツマイモと比較しても4倍も多い含有量といわれています。水溶性食物繊維は腸内細菌の餌となり、その活動を活性化させることで腸内環境を改善し、不溶性食物繊維は水分を保持して便のかさを増すことで便通を促します。

実際に、白米と大麦を1対1でまぜた麦ご飯を1日2回、12週間食べた人で内臓脂肪が減少したというデータがあり、実験を行った教授は「食物繊維に含まれるβグルカンがコレステロールの吸収を抑え、さらに血糖値の上昇も緩やかにするため、肥満の原因であるインスリンの分泌が抑えられることで脂肪生成が抑制され、ダイエット効果が認められた」と説明されています。


◎アマランサス

初めて聞いた方も多いかもしれませんが、雑穀米には昔から高頻度で入っていて今注目を浴びている食品のひとつです。アマランサスは精白米に比べてカルシウム約30倍、鉄分約50倍、繊維質約8倍を含む、高い栄養価が特徴の穀物です。アマランサスは女性に不足しがちなミネラルを補うのに適するといわれており、貧血に女性には特におすすめです。


◎黒米

雑穀米に混ざっている黒い粒が黒米です。古代米の一種で、弥生時代に中国から伝わったとされ、中国では古くから滋養強壮、精力増進作用があると珍重されてきました。黒米の特徴的な色の成分はブルーベリーと同じ天然色素成分のアントシアニン。強力な抗酸化作用があり、動脈硬化の予防やガンの予防、また老化を抑制する効果が期待されています。アントシアニンは眼精疲労回復にも効果的で、疲れた目のサポートに役立ちます。さらに黒米にはビタミンB1、B2、E、ナイアシンなどのビタミン類、そして鉄分、亜鉛、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが白米よりも多く含まれているため、糖質代謝促進や肝機能維持にも良いといわれています。黒米は玄米の状態なので、お米が本来持つ栄養素を丸ごと摂取できてしまう健康食のひとつであるといえます。


◎赤米

赤米の最大の特徴は、色素成分であるタンニン。タンニンは渋味があり、赤米だけで食べるとその渋味が気になりますが、雑穀米として白米と一緒に食べるとほとんど気になりません。ぷちぷちとした食感が好きな方も多いでしょう。タンニンには脂肪燃焼を促進する効能があり、エクササイズやジョギングの後に水分補給をするならタンニンを含むお茶類が一番と言われるほど。脂肪燃焼促進を謳うお茶の有効成分のひとつとしてタンニンも挙げられています。また、美肌・抗炎症・抗アレルギー効果も期待されているため、肌トラブルが気になる女性からの注目も高いです。タンニンにはメラニン色素の沈着を防ぐ効果もあるので、美肌・美白を目指したい女性にもおすすめです。タンニンは水溶性物質であるため、体内に貯蔵することができません。少量でいいので毎日食べ続けていくことが重要です。

雑穀は、それぞれ特有の栄養素や健康効果をもっています。白米をそのまま食べるよりも、ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含む雑穀米を食べることで糖質代謝がスムーズに進み、肥満予防もできます。毎日の食卓に取り入れてみてはいかがですか?




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