日本人といえば、梅干しですよね。白いごはんと梅干しって食欲がない時でもなんとなく食べたくなってしまいます。でも、タイトルにある通り、実はカリカリ梅は梅干しじゃないことを皆さんは知っていましたか。ではその違いとカリカリ梅のおいしいレシピに注目してみましょう。

<カリカリ梅と梅干し、その違いとは?>

このカリカリ梅は赤城フーズという群馬県にある漬物を専門に作っている会社で作られたのが商品として販売されたのが始まりと言われています。群馬県は全国第2位の梅の生産地であるということもこのカリカリ梅が生まれる元となったのかもしれません。古くは長野県でもカリカリ梅が作られていたようですが、この会社の工場で商品として製造され始めてから、私たちがよく知っているコンビニなどで手に入るあのカリカリ梅が全国規模として有名になったようです。

ではカリカリ梅と梅干しの違いとはどこでしょうか。梅干しは塩と梅を瓶に漬け1か月ほど待ちます。その後天日干しにします。ひっくり返して数日干します。梅干しを作る工程で一番大切なのはその名の通り、「干す」ところです。

ここでカリカリ梅の作り方に注目してみましょう。カリカリ梅は焼酎や塩、カルシウム(卵の殻など)と一緒に漬け込むだけでできます。つまり、梅干しの工程で一番大切な、そして手間のかかる「干す」という工程を一切行っていません。そのため「カリカリ梅干し」とは言いません。その理由は干していないからです。この工程が一番違うところです。

実はカリカリ梅を作る工程で一番大切なのは梅干しのようにフニャフニャにしないことです。あの歯ごたえのあるカリッとした感触を出すために、梅の果肉の中にあるペクチンがたまごの殻に含まれるカルシウムと結合しペクチン酸カルシウムとなります。このペクチン酸カルシウムという成分が水に溶けにくく、細胞の強度が強くなりあのカリカリとした特有の食感を生み出します。

また、そもそも使う梅の状態も違います。梅干しは柔らかい梅を使いますが、カリカリ梅は青く固い梅を使います。梅だからどっちもだと言いたいところですが、材料やその製造工程が全く違うことで触感の違いをうみだしているんですね。

<カリカリ梅のおいしいレシピとその効果>

・カリカリ混ぜごはん

【材料】
炊き立てご飯
カリカリ梅
青じそ
白ごま

作り方は簡単です。炊き立てのご飯に刻んだカリカリ梅と刻んだ青じそと白ごまを混ぜればできあがりです。焼き魚など和食の献立にとても相性がいいです。

・あっさり山芋梅サラダ

【材料】
山芋
カリカリ梅
鰹節
ポン酢

作り方は、山芋を千切りにします。カリカリ梅は小さめでも大きめでも好きな大きさに刻みます。千切りした山芋の上にカリカリ梅と鰹節をのせ、ポン酢をかけて出来上がりです。

カリカリ梅や梅干しにはいくつかの栄養学的な特徴があります。まず1つはクエン酸です。クエン酸はレモンやグレープフルーツに含まれていて、その効果の1つに疲労回復があるといわれています。このクエン酸という言葉にピンと来なくても、「夏バテには梅干しが効く!」には聞き覚えがあるのではないでしょうか。夏バテに効くというところにクエン酸が隠れているのです。

また、梅干し、カリカリ梅は食欲増進効果があるとも言われていますが、それもクエン酸の効果です。クエン酸には胃液の分泌を促す作用があり、胃の調子が整うことで食欲が出るようです。

さらにこのクエン酸には菌の増殖を抑える効果もあります。昔からお弁当に梅干しが入っているのはこの効果によるものなのです。暑い季節や寝坊をしてしまってしっかりお弁当を作ってから冷やしきれなかった……大丈夫かな、腐らないかな、という時にカリカリ梅を刻んで混ぜ込めば、菌の増殖を抑える効果が期待できます。

ただし、横にぽんと置くだけではその部分しか殺菌効果が期待できないため、夏などは全体的に混ぜる方がおすすめです。また、クエン酸は酸っぱいですよね。この酸っぱさが口の中の唾液をたくさん分泌させてくれます。唾液が多いと口臭の予防や虫歯になりにくい効果など、いいことがたくさん期待できます。

カリカリ梅だとコンビニでも買えますし、気軽におやつ感覚で食べることができます。昔から梅干しはおばあちゃんの知恵でもたくさんでてきますよね。今は減塩の梅干しやカリカリ梅も出ていますので、料理におやつにうまく使ってその効果を取り入れていきましょう。



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