どんよりとした低い雲。肌を切るように冷たい空気。

ヨーロッパの冬、そして春に向かうこの季節は、日本のように四季を楽しむ余裕は生まれない。すべてがグレーの世。皆が温かい春の日差しを待ちわびている。

僕は今、料理研究家、作家、またライフスタイルプロデューサーとして、日本とパリに暮らしながら僕の専門である美人食とその暮らしを各国テレビや著書本、雑誌などで提案させていただいている。本物と上質にこだわる僕の名前のついた商品開発なども日本で手がけていて、仕事柄文字通りヨーロッパ各国を飛び回ってる。毎月パリと日本を往復するという忙しい日々の中、このハードな生活を支えてくれてるのはアンチエイジングや身体のバランスを整えることに特化させた自分の料理に他ならない。

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シンプルでいいので、パリでも日本でも基本自分で作る。 ただ仕事でたくさんのレストランを訪れるのも事実。

最近日本に戻ったときよく食べるのはこの季節やっぱり鍋。 ★たんぽぽモールのオススメ★京都の老舗の本格ちゃんこ鍋

ただし、鍋といっても僕の場合韓国のチゲなんだけど。身体が温まる上、肉と野菜のバランスもよく、カプサイシンやごま油など美人成分のおかげで代謝も上がる。時差ぼけなんて言ってられない僕にはうれしい料理。 チゲを食べるときはペリエで割った僕の生姜茶を飲む。 お手製のジンジャエールのようになり、熱くてスパイシーなチゲの熱を生姜と炭酸の刺激とキレであおりながらもクールダウン。 しかもそこは生姜の力。身体自体は冷やされることなく熱を持続させる。一緒にごはんをよく食べる僕の友達の言葉を借りると「ジェイ、おなかの中がダンスだよー」 ★たんぽぽモールのオススメ★海鮮スンドゥブ・チゲ風鍋セット

冬は、こうでないと。幸せをかみしめる。 一人で食べるより、誰かと一緒にごはん。その温かさがうれしい。

外で食べるなら、大好きな野菜たっぷりの石焼ビビンバ。石鍋で焼き付ける熱々の具沢山のビビンバは格別で、僕のよく行くお店は渋谷にある焼肉ナルゲ。 ★たんぽぽモールのオススメ★北海道特選焼肉セット

渋谷駅からすぐ。道玄坂1-5-9 レンガビル2階。 ビビンバは混ぜるごはん、という意味で名前の通り混ぜれば混ぜるほど、おいしくなる。 スパイシーなコチジャンをお好みで加え、とにかく混ぜる。野菜たちの香りとごま油の風味、野菜の食感と味わいが一体となり、熱と共に熱と共になんとも奥深い味わいが舌全体、おなかの中に広がってゆく。

日本で食べるならやっぱりご飯系になるけれど、この時期パリで食べるなら、熱々のオニオングラタンスープ、と言いたいけれど正直、お店で食べるものは日本人にはあまりあわないかもしれない。 塩気が強くて味が濃い割には味に奥行きがない場合が多いから。また熱々で出てこない、ことも多々ある。彼らは熱々、にこだわりが薄いようで。変わりにといってはなんだけど、まず熱々で出てくるエスカルゴがおすすめ。 僕が行くのはなんてことない小さなビストロ。 いつもすごく混んでいて、地元の人だけで英語は全く通じないから、もしレストランを探すなら、エスカルゴがおいしいと評判で、 名前もずばりレスカルゴ モントルグイユ (L’Escargot Montorgueil)38,rue Montorgueil 75001 Paris tel.01-42-36-83-51で、ワインと共にゆっくり味わうといい。

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エスカルゴ自体は例えるなら淡白な味の貝のような感じでそれ自体に特に強い味があるわけではない。けれど香り高いハーブを使用したおいしいバターと共に熱々に料理されると全く別物、皆が大好きな逸品となる。バターの芳醇な香りとコク、弾力ある食感が重なり、香ばしい小麦の香りがするフランスのバゲットと共に食べはじめると止まらない。器に残るバターもすべてバゲットでぬぐって食べよう。ワインも日本より断然安くておいしい。フランス人はよく茶化してワインは水より安いから、というけれど、まんざらでもない。おいしいワインと熱々のエスカルゴ。共にテーブルを囲む仲間たち。 どんよりとした空の下。四季を楽しむ余裕はなくとも人生を楽しむことは忘れない。 肌を切るよに冷たいヨーロッパ、外の空気は、逆に人との肌の距離を近づける。 日本にいるあなたも、もう一歩、誰かに歩み寄ってみよう。 人生を、もっと楽しめるかもしれないから。 401 J.noritsugu holst http://www.foodlover.jp/ J.ノリツグ ホルスト プロデュースの商品 QVCジャパンにて発売中 http://qvc.jp/