平安時代から「畑の薬」と呼ばれるほど薬効が高く、漢方薬にも使われている香味野菜に「らっきょう」があります。らっきょうは、カレーライスの薬味に添えられるなど、補助的役割でメインに使われることはありませんが、カレーの薬味だけにしておくのは、もったいないほど、多くの効能を持っている野菜なのです。


【らっきょうの栄養成分とは?】

健康食品のイメージが強い食材のらっきょうですが、栄養的にみると、ビタミンCや葉酸、カリウム、リンなどが多少含まれているだけで、栄養価的には高くありません。しかし、香り成分の「硫化アリル」は、玉ねぎや長ネギなどと同じ香り成分で、エネルギー源になる炭水化物の代謝に関与し、疲労回復の働きがある「ビタミンB1」の吸収を通常の約7倍にも高めるといわれています。また、硫化アリルには、血液を浄化して血行をよくする作用、血液をサラサラにする作用、抗癌作用、花粉症などのアレルギー抑制作用、病原菌に対する殺菌効果を高める働きもあります。

また、意外にも食物繊維は21%も含まれており、含有量は食品中なんと1位。らっきょうに含まれる食物繊維「フルクタン」は、一般的になじみの少ない栄養成分ですが、水溶性食物繊維の一種です。水溶性食物繊維の働きは、血糖値の上昇を抑える作用、コレステロール値を下げる作用、満腹感を与えて肥満を防ぐ作用などがあげられます。更に、腸内環境を整えて腸を刺激し、便通のスッキリ感を増す便秘改善効果もあるので、便秘気味の方には特に見逃せません。最新の研究では、脂質が体内に吸収されるのを防ぐ効果もあることが分かりました。


【らっきょうの甘酢漬けを使ったレシピ】

最も簡単に手に入るのが、らっきょうの甘酢漬けです。お酢に含まれるクエン酸が、新陳代謝を促す作用やアンチエイジング効果があるので、ダイエットやボディラインを整えるのには一石二鳥の食品といえます。

らっきょうの甘酢漬けを使って作る、簡単タルタルソースのレシピをご紹介します。

<材料(2人分)>
ゆで卵…1個
玉ねぎ…1/6個
らっきょうの甘酢漬け…4~5粒
パセリ…1/3本
レモン汁…小さじ1
マヨネーズ…大さじ4
塩、こしょう…少々

<作り方>
1.ゆで卵は粗みじん切りにする。玉ねぎ、らっきょう、パセリはみじん切りにする。
2..1をボウルに入れ、レモン汁、マヨネーズ、塩、こしょうを加えて混ぜ合わせて出来上がり。

牡蠣フライやアジフライはもちろん、ソテーしたお肉や、パンにはさむなど、色々な料理に相性ピッタリです。らっきょうが苦手な方にも、オススメです。


夏本番の暑さが続くと、だるさや体調不良を感じたり、夏バテで気分的にも落ち込みがちになる人も多くなると思います。最近疲れがとれないな~と思った時は、食べ物で体内の水分を調整することが必要です。
東洋医学の食養では、キュウリやトマトなど利尿作用のある食材で体内の湿を除去する、米や人参などの自然な甘みのある食材で脾の働きを助けて元気にする、といわれています。らっきょう、シソや生姜などの香味野菜で胃腸の働きを活発にして、体内の湿を排出することが大切です。

夏のランチには、らっきょうをたっぷり添えた、疲労回復の働きがある「ビタミンB1」が含まれている豚肉を使ったポークカレーがオススメです。しかし、どんなに身体に良くても食べすぎは禁物です。特に硫化アリルは胃の粘膜を刺激する働きを持っているので、食べ過ぎると胃もたれや胃痛に繋がることもあります。中~大のサイズなら1日4粒程度を目安にするとよいでしょう。

小粒な中にも健康効果がいっぱい詰まった「らっきょう」。 毎日食べる習慣をつけると、夏バテ予防効果が期待できそうですね!






(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)