目玉焼き、たまご焼き、ゆでたまご、オムレツ、茶碗蒸し、たまごかけご飯。卵は簡単に調理できるため、わたしたちの食生活に欠かせません。価格変動も少なく安価で手に入り、お財布にも優しい食品です。

また、消化・吸収にも優れているので、赤ちゃんの離乳食からお年寄りのお食事まで、年代を超えて食べることができる食品のひとつでもあります。わたしたちに必要な栄養素がぎゅっとつまっている卵は、その高い栄養価から「完全食品」とも言われています。

 

【たまごの高い栄養価】

◆アミノ酸スコア

完全食品であるたまごの栄養価で特に注目したいのはアミノ酸構成。アミノ酸はタンパク質を構成する成分で、タンパク質は20種類のアミノ酸から作られます。その中で、私たちの身体にとって必要不可欠で体内で合成することのできないアミノ酸のことを「必須アミノ酸」といいます。私たちが食事から摂らなければならない必須アミノ酸は8種類。

体が必要とする必須アミノ酸の量と、食品に含まれる必須アミノ酸の量とを比較し、アミノ酸のバランスを数値化したものをアミノ酸スコアといいます。アミノ酸スコアはタンパク質の性能を示し、最高値は100。100に近いほど、体内で効率よく利用できる良質のたんぱく質だということになります。

卵には必須アミノ酸が非常にバランスよく含まれており、アミノ酸スコアは最高点の100。卵はすべての必須アミノ酸の必要量を満たす良質なたんぱく源であるとい言えます。

 

◆コリン

卵黄に含まれるコリンは、記憶や学習に関係する神経伝達物質「アセチルコリン」の材料となるもの。

コリンは記憶力や学習能力の向上や、認知症予防に役立つとして注目されており、コリンを多く摂取したところ、学習能力が25%アップしたという研究結果も出ています。

また、コリンには中性脂肪の量を調節、血圧低下の働きがあるといわれており、高血圧や高コレステロール血症、脂肪肝などの予防や改善にも効果があると言われています。

 

◆リゾチーム

風邪薬に含まれている「塩化リゾチーム配合」という成分がありますが、実はこれ、卵白から抽出した「リゾチーム」という酵素を元に作られています。リゾチームには風邪の原因となる細菌などを溶かす働きがあります。卵は風邪に負けない体を作る上でも重要な食品のひとつなのです。

 

【卵は1日何個まで食べていいの?】

「完全食品」と言われるほど栄養素が理想的なバランスで含まれている卵。

1日に何個まで食べてよいのでしょうか?栄養価が高いゆえに摂りすぎると過剰摂取になってしまうのではないか、と心配する人もいると思います。答えとしては、健康であれば卵は1日2~3個食べても問題はありません。医師からカロリー制限や脂質制限を受けている人は担当医に上限量を確認しましょう。

 

 

【卵とコレステロール】

卵を摂取するうえで、コレステロールが気になる方もいるかもしれません。しかし、コレステロール摂取量の点からみても、1日2~3個の卵摂取は問題ないのです。

コレステロールは私たちの細胞をひとつひとつにある細胞膜の材料であり、私たちの体の機能を調節するホルモンの材料でもあります。食事から摂った脂肪の消化・吸収を助ける胆汁酸もコレステロールから作られており、わたしたちの健康維持欠かせない物資です。細胞やホルモン、胆汁酸などは毎日生産を繰り返しているので、その材料であるコレステロールも毎日補給しなければなりません。コレステロールは1日の摂取基準値が定められていますが、摂取量が少ないほど良いというわけではありません。コレステロール=脂肪というイメージが強いために卵の摂取を避けてしまう人もいますが、コレステロールの摂取量が減ってしまうと逆に私たちの健康に悪影響となってしまうのです。

 

手軽に手に入り、食卓にも多く並ぶ卵料理。身近にある食品だからこそ、正しい摂取量や栄養価を知っておく必要があります。みなさんは1日にどのくらい卵を食べていますか?


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