【エストロゲンと大豆イソフラボン】

女性ホルモンとしてよく知られているエスロトゲン。このホルモンは女性の健康と美容に大きく関係しており、女性らしさや若々しさを保つのに重要な役割を果たしています。
そしてそのエストロゲンと似た作用をもっている栄養素として知られているのが大豆イソフラボン。化粧品の成分として、PMS(月経前症候群)の予防のため、より女性らしい美しさを得るキーワードとして、大豆イソフラボンという言葉を聞いたことのない女性はいないはずです。女性の健康寿命と大豆イソフラボンの関係は海外からも注目されていて、「日本人は大豆製品をよく食べるので、女性の更年期障害が軽い」「欧米人に比べて日本人の骨粗しょう症の発症率が低いのは、大豆製品をよく食べることと関係している」などと海外メディアでは日本人の食文化と健康について取り上げられています。

 

エストロゲンの分泌量は生理周期によって変化し、また加齢によって減少していきます。このような女性特有のホルモンサイクルに対して、今まではエストロゲンに似た働きを持つ大豆イソフラボンが期待されていました。しかし、近年の研究により大豆イソフラボンを摂取することでエストロゲンのような効果を得られる人とそうでない人がいることが明らかになったのです。そこで次に注目され始めているのが、エクオール。

 

【エクオールとは?】

エクオールは大豆イソフラボンに含まれるダイゼインという成分が腸内菌により変換されて生み出され、ダイゼインよりも、よりエストロゲンに似た働きをすると言われています。エクオールのエストロゲン様作用は既に実験により証明されており、骨密度低下予防や更年期障害によるホットフラッシュ(ほてり)や肩こりを改善する効果が確認されています。

 

【エクオール産生能力には個人差がある!】

女性にとって有益な働きをするため、多くの期待が寄せられているエクオールですが、実はエクオールは全員が腸内で作り出すことができるわけではありません。エクオール産生能力をもっているのは日本人で約50%、欧米人では約30%。大豆イソフラボンを摂取しても、半数の女性はエクオールを産生できないのです。大豆製品やイソフラボンのサプリメントを摂っても効果を実感できない人がいるのは、体内でエクオールをつくれる人とつくれない人がいるためだったのです。大豆をよく食べる中国や韓国では、日本と同様にエクオールをつくれる人が多いです。豆の摂取量や食生活の違いによって腸内環境は変わるため、そこからエクオール産生能力に地域差がうまれているようです。しかし、日本人でも最近は大豆摂取の頻度が減り、年齢が下がるほど大豆摂取の習慣がなくなっているため、エクオール産生能力のある女性の割合が少なくなってきているのです。
大豆イソフラボンやエクオールは、腸から吸収されて体内で作用した後、半日程度で尿から排泄されます。エクオール産生能力を維持するためには豆腐や納豆など、毎日の食事に大豆を取りいれていくこと、またエクオールを作り出している腸内細菌を育てるために腸内環境を整える努力をしていくことが大切です。腸内細菌は日々のストレスや睡眠、運動量にも影響を受けていると言われているため、良質な睡眠と疲れをため込まない生活習慣作りをしていきましょう。

 

【食べるエクオール】

エクオールを自身で作り出すことのできない女性のために、エクオールそのものの食品化が進められています。サプリメントとして販売されているものが多く、商品を実際に目にしたことのある方もいるかもしれません。エクオールは半日で体外へ排出されてしまうため、規定量を守り、定期的に摂取していくことが重要です。

 

 

ホルモンバランスの変化は女性ならば誰もが経験することであり、避けることはできません。その変化をコントロールしていく方法は大豆イソフラボンやエクオールを摂取することだけではありませんが、改善策のひとつとして取り入れていくもの良いかもしれません。エクオール産生能力があるかどうかを知りたい人は、尿検査により調べることもできます。エクオールは注目され始めたばかりの成分なので、新たな活用方法の発見に期待しましょう。




daizu





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