厚生労働省の有識者会議で「砂糖に課税をしてはどうだろうか」という意見が出ました。

え?砂糖を買ったり砂糖が含まれているケーキやジュースにも消費税とは別にお金がかかるようになるの?とびっくりしてしまいますよね。
実は、どんどん増えていく医療費を賄うための対策として打ち出されたものなのです。もちろん今現在ではすぐに砂糖を含む食べ物に課税をするということにはなりませんが、たばこやお酒のように将来的には課税をすることになるかもしれません。
では、なぜ砂糖が課税の対象となるのでしょうか。



<病気のもとになるのが砂糖だから?>
そもそも、砂糖をまったく摂らずに生活することは難しいですよね。むしろ、疲れたなと思う時に甘いものを摂ると少し体や気持ちが楽になると思います。でも、ニューヨーク州では特大サイズの炭酸飲料の販売店を制限しています。これはもちろん砂糖を大量に摂りすぎることで肥満や虫歯に直結してしまうからです。
また、一度にたくさんの砂糖を摂ることにより血糖値が急上昇してしまいます。血糖値といえば糖尿病ですが、子どもにも糖尿病になるリスクがついてくるということです。つまり、適量の砂糖ではなく、一度に大量に摂りすぎてしまうことが問題なんです。では、1日にどのくらいの砂糖が適量になるのでしょうか。WHOでは、1日で大人が適量として摂取する量はわずか小さじ6杯程度(25g)としています。そんなに砂糖は食べていないわと思うでしょうか。
ところが、ジュースや菓子パン、スナック菓子などには1日の摂取適正量の数倍の量の砂糖が含まれています。


<角砂糖何個分?>
最近テレビでもよく見かける「角砂糖何個分」というフレーズ。摂りすぎてしまう砂糖を角砂糖にたとえてその量の多さを表現しています。
とってもわかりやすいのと同時にその多さに驚いてしまいます。角砂糖1個がおよそ4gとされています。たとえば、缶コーヒーは角砂糖4~5個分、炭酸飲料は7~8個、ケーキは8~9個と言われています。炭酸飲料の量やケーキの大きさによってももちろん変わってきますが、1日の砂糖の適正量をおよそ角砂糖6個とすると缶コーヒー1本を飲むと、もうほぼ摂取してしまうことになります。その他の食べ物に含まれる砂糖はすべて余剰分となるのです。


<砂糖は悪者?>
ここまで読むと砂糖は悪者、絶対摂ってはいけない!と思ってしまいます。ところが、ジャムに使うことによって防腐効果があったり、前述の通り疲れた時に少し食べると気持ちが落ち着いたりもします。では、少しでもその悪者の砂糖をうまく摂取する方法はあるのでしょうか。実は白砂糖の成分はほぼ100%に近い数字で糖分だけなんです。野菜や果物のようにビタミンやミネラルが含まれていません。そのほかにもグラニュー糖なども同じく糖分だけが成分なのです。ところが、きび砂糖や黒砂糖、てんさい糖などはミネラル分も含まれています。ただ糖分だけを摂るよりも一緒にミネラル分を摂れた方がいいですよね。

家庭での手作りの料理であれば、砂糖の種類が選べたりその量をコントロールすることもできます。砂糖の量をはじめ薄味にする時に大切なのは「だし」です。いかに丁寧にだしを摂るかによってその味付けは変わってきます。市販のお惣菜も便利ですが、筑前煮や肉じゃがなどおいしいと感じるということは恐ろしい量の砂糖が入っているかもしれません。


 毎日口にしている砂糖。なんとなく摂りすぎはよくないことがわかっていても、まさか市販のジュースやケーキにこんなにたくさん含まれているとは驚いたのではないでしょうか。今すぐに25g以下にすることは難しいですが、砂糖の種類を変えてミネラル分も一緒に吸収したり、市販のジュースを買う時にちょっと考えて果物として食べたりと意識してみると課税も怖くないかもしれません。




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