大腸がんが、女性のがん死亡率の1位になるなど、現代女性の腸の状態は明らかに昔より悪くなっています。健やかな腸、そして多様性あふれる腸内細菌を維持するために、働く女性の腸のリアル、今できることを考えてみたいと思います。

【美腸のためには、まず食べること!】

腸の病気の罹患率が全般的に増え、今は腸にとってかつてない受難の時代。中でも働く女性は、ストレス過多、食事や生活習慣の乱れなどで、腸内環境は決して良いとはいえません。そう聞いて焦る前に、まずは排便状態をチェックして「腸の今現在」を把握しましょう。定期的にスムーズに、そして量がしっかりと出ていることが大切。便秘は百害あって一利なしです。やはり快便か否かは、ひとつの目安。では、便秘も含め、腸を健康に保つためには、何から始めればよいのでしょう。その答えはとても簡単。「食べること」。え?それだけ?と思うなかれ。3食きちんと、できるだけ和食をとる。簡単なことですよね。でも、朝食はとらない、肉を食べない、炭水化物を食べないなど、現実は「食べない」のオンパレード。きちんと便を出すには、ある程度カサが必要なのに、そのカサとなる量を食べていないのです。便秘になるばかりか、栄養も足りていないのが、20~40代の女性の現状です。

働きながら健康を維持する

食生活が乱れるから健康も乱れる、このふたつはセットなのです。働く女性は自衛手段を考えなくては、体はボロボロになってしまいます。では働きながらどうやって健康を維持していくか?就業時間や睡眠時間は変えられないとしたら、食べものを変えることが一番容易です。それが最も合理的であり、腸の健康にもつながるのです。食べものはダイレクトに腸内細菌に働きかけ、カサとなることでスムーズな排便を促します。そして、腸の健康は、メンタル、免疫美容とあらゆる側面で重要なカギとなるのです。便秘はいつものこと、と流さず、排便=健康のバロメーターとして常に気にかけ、何よりもきちんと食べること。美腸の持ち主こそが、健康美人なのです。

水・食物繊維・油でスッキリ快便!

便秘かな?と思う人は一週間の食事内容を思い出してみてください。極端に食べる量を減らしていたり、ファーストフードや外食の回数が多かったり、偏った食生活をしていませんか?便秘解消のためには、「水(水分)、食物繊維、油」この3つが必要不可欠です。水分は1日1.2~1.5ℓ摂りましょう。理想的な便の中には100ccの水が含まれており、便の80%を占めています。水の働きで便が柔らかくなり、スムーズに排泄できる便ができます。
食物繊維は水分を吸収して、便のカサを増やして出やすい状態にしてくれます。1日20g摂ることが理想です。しかし食物繊維を一度に摂るのはなかなか大変。3食の食事でまんべんなく摂るのが一番ですが、足りないと思ったら、食物繊維のサプリメントを利用するのもよいでしょう。
油は便の滑りをよくしてくれます。また油に含まれる脂肪酸が腸を刺激し、腸内の働きを活発にしてくれます。油のなかでも小腸で吸収されにくいオレイン酸を含む、オリーブオイルがおすすめです。1日大さじ2杯が理想ですが、ドレッシングや炒めもので適量を摂取しましょう。

食べないことは、必ず体内のどこか、特に腸内細菌のバランスにダメージを与えると考えられます。常食すべきものを絶つ。すると、それを分解する菌の種類も減ります。腸内細菌は増やすべき友人。食べないリスクを、肝に銘じ、きちんと食べ、便秘から解放される食生活を心がけて、体スッキリ腸美人を目指しましょう。



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