「オーラルケア」ってどんな事?という方もいらっしゃると思います。毎日の歯磨きももちろん。虫歯予防・お口のエチケットとしていますよね。でもそれだけではないのです。お口の中をきれいにすることは、もっと大きな意味があるのです。
様々な研究やデータにより、口内の状態は体の健康と密接につながっているという事が次第に解明されてきました。私たちが思っている以上に大切なことなのです。どのようなことなのでしょうか。

「オーラルケア」を怠るとどんなことになるの?

口の中には、約30億もの細菌があると言われます。その数は、肛門よりも多いのだとか。よく歯を磨く人でも1000〜2000億個の細菌が存在し、ほとんど磨かない人になると1兆個くらいになるそうです。信じられない数字だと思いませんか。
このように細菌が増えると歯周病の原因になります。歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします(痛みはほとんどの場合ありません)。そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。

歯周病の恐ろしさは、歯の健康を脅かすことだけではありません。歯周病患者は血糖値が高くなるため、様々な疾病を引き起こす可能性があるのです。糖尿病、心臓病、脳こうそくなどです。
妊娠中の女性は、低体重児出産になる場合もあるそうです。たかが歯周病とは言っていられませんね。

「健康の秘訣」

最近、介護の現場でもオーラルケアがとても重要視されていることをご存じですか。歯科医が定期的に訪問して診察、治療をしている介護施設が多くみられるようになっているのです。
そのようになったのには、オーラルケアが生命維持に直結する、つまり寿命を左右するとわかってきたからなのです。

抵抗力が弱まっているお年寄りがオーラルケアを怠ると、増えた細菌によって、通常ではほとんど病気をおこさないような病原体で発症する日和見感染症にかかりやすくなります。他にも、感染症心内膜炎、敗血症、虚血性心疾患、誤嚥性肺炎などの大病にかかる可能性があります。細菌の増加を抑えること以外にも、オーラルケアには大きな役割があります。それは、認知症の予防です。口内が汚いと食欲の低下を招き、咀嚼力が弱まり、認知症の進行を招くのです。

「若いから大丈夫」ではない

ここまでは、お年寄りのお話を書きました。私には関係ないと思っているあなた、決して他人事ではありません。油断は禁物なのです。
「お肌の曲がり角」ならぬ「歯の曲がり角」も30代でやってきます。30代は虫歯や歯周病などにかかる人も増えてくる時期なのです。
若いころは「虫歯になったら歯医者さんに行く」で済みましたが、年を重ねていくとそれだけでは十分ではないのです。30代からオーラルケアを始めるのが良いと言えます。早いうちに始めることによって十分なケアが出来るでしょう。

「予防歯科」って

「予防歯科」という言葉聞いたことがある方もいらっしゃることでしょう。この頃はテレビなどで聞く機会も増えてきました。
昔は、虫歯が出来た・歯石が溜まったなどの症状が出てから歯科医の診察を受ける人がほとんどでした。
現代では、そのように悪いところが見つかる前に歯科医に行って対策を打っておく「予防歯科」という考え方が広まってきました。
永久歯と呼ばれる大人の歯は、一度なくなってしまったらもう一度生えてくるものではありません。健康なうちに適切なケアをすることで年を取ったときに一気に歯が抜けて、入れ歯や差し歯になってしまうという悲しい結果を防ぐことも出来るのです。インプラントという選択も出来るようになりましたが、高額でもありますし、やはり自分の歯に勝るものはありません。やはり、「予防歯科」はとても大切な事となってくるでしょう。
(参考:ホワイトニングWhy)

美しい歯は憧れです。美しいだけでなく健康な歯をいつまでも保ち、身体の健康も一緒に保つことが出来るように今から「オーラルケア」をしっかりとして対策を講じておきましょう。
 

 
 
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 (女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)