年始といえばお正月に新年会。おいしい食事やお酒を飲む機会が増える時期です。もちろんカロリーも気になりますが、楽しくてついつい飲み過ぎてしまっていませんか? 更に、いつもなら同じ量を飲んでも全然酔わないのに、やけに今日は酔いがまわる、二日酔いが酷いということもあります。そこで、楽しく飲んで楽しい程度にほろ酔いをして次の日を快適に迎える、そんなお酒のたしなみ方について考えてみましょう。

<そもそも、二日酔いがなぜ起こるのか?>

まず、お酒を飲むと肝臓でアルコールが代謝されます。酵素によって分解され、アセトアルデヒドという物質になります。更にアセトアルデヒドは分解されると水と二酸化炭素になり、体外へ排出されます。二日酔いの原因はこのアセトアルデヒドという物質といわれています。アセトアルデヒドは分解されてしまえば害はありませんが、アルコールを分解する酵素がもともと少ない人や、その人が持っている酵素が分解できる以上のアルコールを摂取してしまうと、アセトアルデヒドが体内に溜まってしまいます。

アセトアルデヒド以外にも二日酔いの体内では水分が欠乏しています。ビールやワインは水分なのに、その水分がなくなるわけないでしょ? と考えがちですが、実はアルコールには利尿作用があります。ゴクゴクとたくさん飲んでも体の外にどんどん排出されてしまうのです。更に、ビールはお酒の中でも利尿効果がとても高く、飲んだビールの量よりも尿として排出する量の方が多いことがわかっています。体内の水分が欠乏してしまうことにより、血液はドロドロになり、血栓や動脈硬化、夏の暑い時期には脱水症状からの熱中症など危険なことが増えてしまいます。

<根本的に治すことはできない?>

この二日酔い、根本的に治すことはできないと言われています。何か特定の薬を飲んだり、点滴をしたりと特効薬があればいいのですが、二日酔いのメカニズムに関してもまだ解明されていないことが多いようです。

では、お酒の適量と言われる量はどのくらいなのでしょうか。厚生労働省の「健康日本21」の節度ある適度な飲酒の量は1日純アルコールで20グラム程度と言われています。実際には缶ビールの500mlを1本、ワイン1杯(120ml)が1日の適量のようです。もちろんこの適量を毎日守られれば問題ないのですが、それができないのが難しいところです。

では、飲み方にはコツがあるのでしょうか。まず、一気飲みがよくないのは当たり前ですよね。肝臓で代謝されることが二日酔いに関係あるので、まずはゆっくり飲むことです。ゆっくり飲むことで量を抑えることもできます。また、すきっ腹で飲まないことも大切です。胃の中に何もない状態で飲むと、血中アルコール濃度が急上昇してしまいます。食べてから飲むことで、胃の粘膜を守ってくれてアルコールの吸収を遅らせてくれる効果があります。具体的におすすめの飲む前の食べ物はチーズと牛乳です。チーズは脂肪分0のものではなく、あえて脂肪分が含まれているものを選びましょう。その理由は脂肪分が胃壁を守ってくれるからです。

<予防できる?>

明日は友達と新年会! そんな予定が入っている時に前もってできる二日酔い予防はあるのでしょうか。まずはきちんと寝ること、食べることです。寝不足や暴飲暴食は肝臓の働きを弱めてしまいます。しっかり肝臓に働いてもらうためにも、前日から体調管理をしましょう。

また、肝臓の代謝を助けることができる栄養も摂りたいものです。肝臓にいい食べ物といわれる中には、ビタミン類やタンパク質を含む食材が多くあげられます。ビタミンの中でも大事なものはA、C、Eです。肝臓の代謝に欠かせないので、前日に関わらず毎日摂取してほしい栄養素です。また、タンパク質は肝臓で代謝される際に必要な酵素の材料になっています。酵素はアミノ酸でできているので、タンパク質が欠乏していると、この酵素が足りなくなってしまい、肝臓での代謝がうまくできなくなります。もちろんタンパク質も前日だけに関わらず毎日摂って行きたい栄養素です。

市販の栄養ドリンクにも注目してみましょう。よく見かけるのがシジミの成分が入ったドリンクです。シジミの成分の中でも「アラニン」というアミノ酸にアルコールを分解するという特徴があります。そのため、お酒を飲む前にこのアラニンを摂っておくと効果が期待できるようです。他にもウコンのドリンクが有名ですよね。ウコンは胆汁の分泌を促進してくれます。そのことにより、肝臓の解毒作用が高まります。この解毒作用の1つがアルコール分解です。そのため、飲む前にこのウコンを飲むのもいいですね。

昔からお酒は百薬の長という言葉もあるように、上手く飲むと楽しかったり温まったりといいこともありますが、ついつい楽しくて飲み過ぎたりいつもと同じお酒でも体調が悪くて酔いが早く回ったりと、思わぬアクシデントも引き起こします。元々お酒を飲むとすぐに気持ち悪くなってしまったり、頭が痛くなる人にはもちろんおすすめできませんが、久しぶりに会った友達と元カレと、楽しく飲んで次の日はさわやかに目覚めることができれば最高ですよね。ただし、次の日の朝は水分が不足しているので、意識して水分補給を心掛けましょう。



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