頭痛は多くの方がお悩みの症状です。割れるようガンガンする痛み、鈍いズキズキする痛み、しめつけられるような痛み、重だるい痛み。中には吐き気までするという方もいらっしゃいます。

一刻も早く治したいお気持ちから、鎮痛剤が欠かせないという方もいらっしゃると思いますし、中には鎮痛剤が効かない方もいらっしゃいますね。しかし、鎮痛剤が効くとはいえ、常用は避けたいもの。鎮痛剤は根本の解決にはなりません。

鎮痛剤には血管を収縮させ、痛み物質のはたらきを鎮めるそう。血管を収縮させるとどうなるのか? 血行が悪くなり冷え性を引き起こしてしまうのです。冷え性でお悩みの方が鎮痛剤を常用すると、冷えがますます悪化し、負のスパイラルになってしまいます。そのため鎮痛剤はできれば服用せず、日々の食事で体質改善し、鎮痛剤が手放せたら嬉しいですよね。

薬膳はあくまでもお食事であり、体質改善の一つですので、鎮痛剤のように飲めばすぐに痛みが治まるというものではありませんが、毎日の積み重ねで頭痛に悩まされない身体を目指しましょう。

◆症状別、頭痛のタイプ

頭痛を簡単にいくつかのタイプに分けて考えたいと思います。中医学では「不通則痛」(ふつうそくつう)という言葉があります。これは何らかの理由で流れが滞る事で痛みが生じるという意味。中医学では気、血、水の不足、滞りにより不調が生じます。何がどこで滞り、痛みが生じているのかをみてみましょう。

・頭頂部からこめかみあたりに起きる頭痛

まず、頭頂部からこめかみのあたりにわたる痛み。イライラ、ストレス、めまい、酷い時は嘔吐してしまうという方は、肝」の機能を鎮める食材を摂りましょう。中医学が意味する「肝」は、いわゆる肝臓の働きだけでなく、血液の貯蔵、精神の安定、また、目や筋(すじ)や爪とも関係すると言われています。

「肝」の機能を鎮める食材とは、セロリ、セリ、菊花、トマト、ピーマンなどです。香りの良いものが多いですね。香りのいいものは『気』(エネルギー)の巡りをよくしてくれます。イライラ、ストレスが原因の頭痛の方におススメです。

・血行不良による頭痛

中医学では、血行不良を「瘀血」(おけつ)と言います。瘀血による痛みの特徴は鋭い痛みです。中医学の表現では刺痛(しつう)といい、ちくちくした刺すような痛みという意味です。血は気(エネルギー)と共に私たちの身体を巡っているため、瘀血があるときは気の巡りの悪さや気の不足が伴います。この場合は、玉葱、エシャロット、オクラ、クレソン、パセリ、ブルーベリー、桃、イワシなど血を巡らせてくれる食材を摂りましょう。

・水が滞って起きる頭痛

水の滞りによる痛みは「痰濁」といいます。水は体にはなくてはならないものですが、水の巡りが滞ると身体にとって有害な物質へと変化します。これを「痰」といいます。「痰濁」とは、不要な痰が非常に濁っているものをさします。よく風邪をひいたときに、咳と一緒に出る痰もありますが、体内にも不要な痰が溜まっているイメージです。水の滞り、痰濁による頭痛の特徴は重だるい痛み。肩こりやむくみ、吐き気も起こります。

このタイプの方は日ごろの食生活も是非見直してください。油っぽいもの、甘いもの、アルコールは是非控えてください。食材は余分なものを排出してくれるとともに、血液サラサラ、血行をよくしてくれる食材がおすすめです。玄米、雑穀、タケノコ、こんにゃく、海藻、玉葱、わかめ、昆布などを摂りましょう。

以上滞った気、血、水を中心に頭痛の薬膳をご紹介させていただきました。もちろん、頭痛のタイプや原因はこれ以外にもあります。頭痛の陰に別の病気が隠れていることもあります。是非専門家の方にご相談されることもおススメします。



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