女性の体や心は、成長するにつれて大きく変化をします。もちろん個人差がありますが、特に女性ホルモンのバランスの変化に伴い、目に見える変化と目に見えない変化があり、様々なトラブルも起こる可能性があるのです。今回は、年代とともに現れる心と体の変化について、詳しく解説していきます。

◆幼、少女期(生まれてから8歳頃まで)、思春期(9〜18歳頃まで)

赤ちゃんの頃は、性器以外での男女の差というのはほとんどありません。しかし8歳頃になると性腺刺激ホルモンの分泌が増え始めるので、思春期に入って行きます。女性ホルモンの影響でバストが大きくなってきたり、体も丸みをおびてきたりして女性らしくなっていきますし、わきなどにも体毛が生えてきます。子供から大人へと変わり始める時期です。

はじめての生理(初潮)になるのもこの頃です。また最近では食生活やその他の影響で初潮を迎える時期がどんどん早まってきており10歳〜14歳くらいの間と個人差があります。また、この時期はホルモンバランスも不安定で卵巣機能も未熟なため、生理周期が不規則、生理痛がひどい場合もありますが、だいたい15歳を過ぎる頃から安定して行きます。

思春期でのトラブルでもっとも多いのは、急激な心身の変化による神経性の心の問題とホルモンバランスが不安定の為に起こる生理不順のトラブルです。

◆成熟期(18〜45歳頃まで)

この時期は女性ホルモンのバランスも安定しており、もっとも心身ともに充実している時期です。また、多くの女性が妊娠、出産も経験します。

しかし、最近では社会進出や社会の価値観などが多様化している影響で、子供を持つ選択、妊娠、出産の時期などで悩んでいる女性も多くいますし、晩婚化の影響で高齢での初産を経験する人もとても増えています。いろんな意味で適齢期がいつなどとは、はっきりと言えない時代に変わってきているようです。

また、安定しているがゆえに婦人科などの検診などが遅れ、気がつかないうちに子宮内膜症などが起こったり、40歳頃からは女性ホルモンの分泌も減少しはじめたりするので、様々な子宮関係のトラブルなども増える時期です。この時期こそ婦人科での定期検診に、積極的に行くようにしましょう。

◆更年期(45〜55歳頃まで)

更年期は閉経を迎える時期の前後10年間くらいのことを指します。個人差はありますが50歳前後に閉経を迎える方が多くなっています。この時期は、卵巣の働きも低下しますし、女性ホルモンの分泌も減少しますので、ホルモンバランスがくずれ、生理周期が乱れる他、様々な心身の変化があり、特有の症状がでてきます。

不眠、疲労、のぼせ、発汗、頭痛、倦怠感、イライラ、うつ状態など、個人差がかなりあり、なかには 日常生活に支障をきたす場合もあり「更年期障害」と呼ばれます。更年期は誰にでも訪れるものですが、症状にはかなり個人差があります。つらいときには無理をしないようにして、婦人科に相談することが大切です。

◆老年期(55歳以降)

この時期になると、閉経とともに生殖機能は無くなるのですが、更年期にあったさまざまなトラブルからも解放されますし、体調も良くなる方がほとんどです。また、子供が自立したりして手が離れ、自由な時間もできるので、いろんなことを楽しむ時間やゆとりも生まれます。

ただし、この時期に注意をして欲しい事は、今までは女性ホルモンの働きによって生活習慣病から守られていたのですが、分泌量が急激に減少するために病気へのリスクが高まることです。高血圧、動脈硬化、心臓病、糖尿病、骨粗しょう症なども心配なので、注意が必要です。

いかかでしたか? それぞれの時期ごとの特徴や注意点を簡単にまとめましたが、参考になりましたでしょうか?また機会があれば、それぞれの時期をもっと掘り下げて詳しくお伝えしていきます。



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