最近何だか足の血管がボコボコと浮き出たようになってきた。特に痛くもないんだけれど、浮き出た血管は見た目が悪いし……。一体これは何だろうと思ったことはありませんか?

皆さんは、「下肢静脈瘤」という病名をご存知でしょうか? 足の血管内の逆流を防ぐ弁がきちんと閉じなくなり、血液が逆流してしまうために血管内に溜まり、その結果、血管が膨れてしまうのです。下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)は足の血管の病気です。

下肢とは足のことで、静脈瘤は血管(静脈)が文字どおりコブ(瘤)のようにふくらんだ状態のことを言います。下肢静脈瘤は良性の病気ですので、急に悪化するなど命の危険はありませんので安心して下さい。しかし、足のだるさや、むくみなどの症状が慢性的におこり生活の質(QOL)を低下させます。

出産などを機に発症することもあり、男性よりも女性に多いのが特徴です。しかも年齢を重ねるごとにこの病気は増えていく傾向にあります。特に症状を感じない人もいて、何年もそのままにしている人もいます。しかし、中には、体のだるさや、しょっちゅう足がつる、といった症状を感じる人もいます。その他には、浮き出た血管の周囲の皮膚が茶褐色になってきた、皮膚のかゆみやむくみといったことが加わる人もいます。

◆立ち仕事をしている人に多い

血液は体中をめぐっていますが、心臓から遠い足先まで行った血液は、重力に逆らって心臓に戻らないといけません。この時に血液の逆流を防ぐ血管内の弁は、膝の裏や足の付け根など、血管の合流地点で特に負荷がかかるため壊れやすいのです。

特に立ち仕事をしている販売業や美容師さんなどに多く、糖尿病などの代謝疾患の人にも現れやすい傾向があります。また、遺伝的要素も大きくあり、両親に下肢静脈瘤がある場合は、90%近く子どもたちにも遺伝するそうです。下肢静脈瘤が怖いのは、放っておくと稀に他の病気を併発してしまうことにあります。

◆合併症が怖い

この病気の怖いところは、あまり症状が無いからと放っておくと、血管内にできた血液の固まりが、運動とともに心臓や肺へ入って血管を塞いでしまうことがあり、突然死の原因になることがあります。これが俗に言うエコノミークラス症候群です。

また、血流が滞っている静脈をそのままにしておくと炎症が起こって痛みが出ることがあり、ひどい場合は歩行困難になってしまうこともあるそうです。さらに血液の逆流が長く続くと、前述したように足の皮膚の色が変わってしまったり、皮膚がボロボロと落ちてきたりする皮膚疾患も現れます。

◆防ぐにはどうすればいい?

休日なども家の中でじっとしている生活ではなく、適度な運動、すなわち体を動かすことで血流がよくなり、足の筋力を高めて下肢静脈瘤を予防します。また、立ち仕事をする時は、足がむくまないように注意するとともに、加圧効果のあるストッキングを履いて、血流が滞らないようにしましょう。

運動も大事なので、エレベーターを使わずに、階段を積極的に使って上り下りするのも良い方法です。もう一つ防ぐ方法として、寝る時に足を高くする方法もあります。これは、足の疲れも取れて一石二鳥です。

◆バランスのとれた食事をとる

塩分や油分の多い食事が多くなっていませんか?下肢静脈瘤の原因になりやすい、肥満や脂質異常を予防するために、バランスのとれた食生活を送ることが、血流改善や静脈への負担を軽くすることになります。

◆さらに、とっておきの予防法が!

なんと驚くなかれ。とっておきの予防法として「貧乏揺すり」があります。あまり人には見せられませんが、一番効果があるそうですからぜひ試してください。

いかがでしたでしょうか。下肢静脈瘤は一度かかると、放っておいても完治しません。むしろ少しずつ広がっていきます。またこの病気にはいろいろなタイプがあり、それにより治療法も違ってきます。おかしいなと感じたら、血管外科や循環器外科、もしくは皮膚科に相談をしてみてください。

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