熊本市は19日、熊本地震により避難していた女性が、車中泊による「エコノミー症候群」で亡くなったことを発表しました。今までも地震の際にエコノミー症候群が話題に上がることはありましたが、同症状で死亡が確認されたのは今回の地震が初めてなのだそうです。

避難生活に限らず、これからのGWの長旅でエコノミー症候群になってしまうこともあります。何もテレビの向こう側の話題ではありませんから、皆さんも1度原因や対策についておさらいしておきましょう。

◆「エコノミー症候群」とは?

エコノミー症候群は、長時間同じ姿勢でいることで足の静脈の血が流れにくくなり、膝の裏あたりの静脈に血栓ができることで起こります。長時間取っていた姿勢から立ち上がるなどして動き始めた瞬間、血栓が血流に乗って体を流れ始め、肺に到達すると血管が詰まり、胸の痛みをや息苦しさなどを感じます。最悪の場合は呼吸困難に陥って死亡することもある恐ろしい症状です。

主に飛行機のエコノミークラスで起こることから症状の名前がついていますが、被災地でも症状の報告があるように、長時間同じ姿勢しか取れない状況で発症します。名前に限らず、ビジネスクラスでも起こりうる可能性もありますし、夜行バスや電車の旅でも起こりうるのです。

◆「エコノミー症候群」の原因

静脈に血栓ができることで起こるエコノミー症候群は、長時間の足の運動不足と乾燥や脱水が原因だと言われています。心臓から1番遠い場所に足はあり、筋肉の収縮運動をしないと血液の流れが足に滞ってしまいます。つまり血液の流れが滞ることで、血液の塊ができやすくなってしまのです。

また、体内の水分を奪われることでエコノミー症候群は発症します。たとえば、飛行機内の湿度は低く、湿度が低くても人の体から水分は失われてしまいます。また、水分補給を長時間行わないことで、血液の濃度が濃くなり、血栓ができやすくなるのです。

◆「エコノミー症候群」の予防法

先述の通り、水分補給をこまめに行いましょう。1時間ごとにコップ半分ほどの水やイオン飲料を飲むようにしましょう。アルコールやコーヒーは利尿作用から脱水の原因ともなるため、なるべく飲み過ぎないように気をつけましょう。

また、1~2時間ごとにトイレに立つなどして足の運動を心がけましょう。かかとの上下運動だけでも効果はあります。動かさないよりは動かすことで血液の流れを促すことができるのです。ただし、足を組むのは血行が悪くなるため、やめておきましょう。更には体を締め付けないような服装を着用し、ゆったりとした気持ちで過ごすようにしてください。

妊娠中や出産後の方、ピルを服用している方は特に気をつけたほうが良いと言われています。死に至る可能性もある怖い症状ですから、ちょっとした心がけで予防しておきたいものです。


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