ナチュラルなライフスタイルを志す女性が多くなっていく中で、様々な化学物質に敏感になられている方も少なくありません。今回は、その中で様々な視点から論議されている「経皮毒」についてお伝えいたします。

◆経皮毒と、一番の原因

経皮毒とは、皮膚を通じて日用品に含まれている化学物質が体内に毒素として入ることを指します。普段使用している生理用品、シャンプー、リンス、化粧品、洗剤、入浴剤など、たくさんの日用品には経皮毒の影響を及ぼすといわれる化学物質が含まれています。経皮吸収は、皮膚の毛穴などから入り込み時間をかけて体内へ入り込みます。軟膏やクリーム、湿布も同様のルートをたどって体に作用するようにできています。

経皮毒で問題視されているのは、皮膚構造が外敵や異物の侵入を防いでくれるのですが、合成界面活性剤などで皮膚バリアである角質層が破壊され、そこから脂溶性の高い化学物質が浸入しやすくなることです。つまり皮膚の外側の角質の部分が荒れている状態になることです。それにより、角質の部分が取れた真皮の部分がむき出しになり毛細血管まで浸入し、血液に乗って全身を巡りやすくなることにあります。

また、真皮の下には皮下組織があり、ここは脂肪が多く含まれているため、この脂肪に経皮毒性のある有害物質が蓄積することになります。口からの毒素は90%排泄されるのに対し、皮膚から入った化学物質は10日すぎても10%も排出されないと言われており、ほとんどは皮下組織に残留し、体内に蓄積されると言われています。日用品の化学物質による肌荒れが、経皮毒の作用を増強しているのが1番の問題となります。

◆皮膚によって、性質が違うこと

皆さんの中には、ステロイドの軟膏やクリームを使用された経験がある方もいると思います。ステロイド剤には、強さがランク付けされており、使用できる皮膚部位に指定がされているのです。その理由は、経皮吸収に差があるからです。角質層が厚い部位は吸収量が少なく、粘膜と言われる部分は、薄い部位のため多く吸収してしまうことになります。

その粘膜に当たる部分が、女性にとっては性器つまり子宮になります。二の腕の吸収率を1とすると子宮は、42倍と他の部分に比べて格段に高い吸収率となっております。その次に顔が13倍で目の周りはもう少し高くなります。経皮吸収の差があることから、入浴剤やボディソープ、生理用品、避妊具などは特に安全性の高いものを選ぶ女性が増えるようになりました。

◆婦人病への影響を考えて

婦人科の病気にも、乳がん、子宮がん、卵巣がん、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫、更年期障害などの様々な種類があり、原因も異なりますが経皮毒がその1つではないかとされています。

特に子宮に関係する子宮筋腫や子宮内膜症には、女性ホルモンが大きく関わっていることで、ホルモンバランスを崩す原因に経皮毒が考えられています。経皮毒によって体内に化学物質が入り込みやすくなり、女性ホルモンのエストロゲンと似た環境ホルモンと類似する化学物質が入ってしまうとホルモンバランスが崩れる可能性が高まると考えられています。

また、女性には妊娠して子供を出産するという大切な機能が備わっています。経皮毒によって胎児に影響のある環境ホルモンが蓄積されると、子供にアレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎などの症状があらわれる危険性もあります。

◆安全な日用品を選ぶ

経皮毒を予防するには、有害物質を体に入れないことが大切です。子宮の原因が考えられるようであれば、オーガニックコットンを使用した布ナプキンを使ってみてり、洗剤や入浴剤から変えてみましょう。ただし、過敏になりすぎると精神的なストレスになってしまうので注意しましょう。

そして1番は、普段から食生活に気をつけて栄養バランスのとれた食事して、本来持っている新陳代謝を高めて自然治癒力を維持し、解毒・排泄作用が滞りなく行われる体を作ることを優先してください。



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