人には目には見えませんが、気と呼ばれる生命エネルギーが体を巡っています。元気・勇気・気合など気の付く言葉は多く存在します。例えば、仕事に集中して目標に到達した時にほっとひと段落する時に「気が抜ける」と言うことがあります。そんな次の日に風邪を引くなど、体の調子が悪くなった経験ありませんか。そんな気が不足した「気虚」の体質をご紹介します。

◆気の持つ作用とは

気には5つの作用があります。血液やリンパ液、水分などの体の流れを促進したり、臓器の働きを活発にしたり、成長・発育に関わる作用を推動(すいどう)作用。皮膚を保護して外からの侵入を防ぎ、体に入ってきた時には抵抗し排除する防御作用。体温を一定に保ち、熱をから全体に行き渡らせる温煦(おんく)作用。汗や尿の生成、物質を変化させる気化作用。多汗・頻尿など多すぎる排泄などを抑える固摂作用。

以上の5つがあります。体の機能を正常に保つ役割が強いため「病気=病は気から」と言われるように気が弱くなってしまうと、体全体の機能に影響を与え不調や病気へと進行するのです。

◆気虚の体質は

生命エネルギーの気が乏しくなると臓器機能が低下します。特に胃や腸に影響が出やすく、弱くなることで食べ物の消化吸収機能が低下します。食べ物の栄養吸収が良くないので免疫機能が低下する他、血液の質も低下し過剰反応を起こすため、風邪やアレルギーになりやすくなります。

〈体質診断〉

・気力が無い、疲れやすい、いつも横になりたい
・呼吸が浅い、息切れしやすい
・汗をかきやすい、風邪をひきやすい
・下痢しやすい
・昼間から眠気がする(昼食後眠くなる)
・顔にツヤがない

上記の他に舌に関する症状として、舌が白っぽく、舌の縁に歯の痕がつく状態が見られます。

◆養生法

胃腸を冷やす食べ物や消化しにくい生ものは、できるだけ避けるようにしましょう。食べ過ぎも禁物です。温かく消化の良いものを適度に食べるようにしましょう。おすすめ食材は、もち米、納豆などの豆類、牛肉、鶏肉、卵、うなぎ、エビ、かぼちゃ、ネギ、ニンニク、玉ねぎなどです。

逆に避けたほうがいいのは、冷たいもの、生もの、高脂肪食、チョコレート、唐辛子・わさびなどの刺激の強い食材は避けるようにしましょう。お米、かぼちゃ、はちみつのような自然の甘みは気を満たしてくれます。ヨガのようなゆったりした運動や早寝早起きを習慣にしましょう。

いかがでしたか。気虚は生命エネルギーが足りていない状態です。忙しすぎる生活や睡眠不足は、気を消耗します。しかも、寝不足だと寝る時間を惜しんでがんばっても、思ったほどの成果は上がりません。効率よく仕事や家事を片付けるためにも、睡眠時間はたっぷりとることが大切です。

日中もあまり根を詰めず、休息時間をこまめにとるようにして、10分でも時間を見つけて昼寝ができれば理想的です。自分の出来る範囲でリラックスタイムを取るようにしてくださいね。



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