■血とは

東洋医学の「血」は、瀬雨用医学の血液とは少し考え方が異なります。血液そのものを指す他に、全身に栄養や潤いを与えたり、血流をよくする循環状態の意味も含んだ広い概念です。特に女性にとっては、血に関係する原因が不調に現れやすいのです。血には、全身に栄養分を与える滋養作用と精神を落ち着かせる寧生(ねいせい)作用があります。血と生命エネルギーの気は密接な関係があり、血の不調は気の不調を伴うことが多いのです。


■血虚とは

血液の質が良くない状態なので、肌荒れ、抜け毛、爪が掛ける、こむら返りを起こしたり、集中力の低下、不安感が増すようになります。女性は生理があるため、男性よりなりやすい体質です。

〈体質診断〉

⬜︎不安・動悸が起こりやすい
⬜︎寝つきが悪い、夢が多くて眠りが浅い
⬜︎髪や肌がパサつく、爪が割れやすい
⬜︎目が疲れやすい(ドライアイ)
⬜︎手足が引きつる、しびれを感じる
⬜︎顔色が白っぽい、めまいが起きやすい

また、妊娠・出産は、血をたくさん消耗する行為なので、産後はどうしても血虚になりがちです。この他、月経過多などによって血虚になる場合もあります。血には、ホルモンの働きの一部も含まれているため、血虚を放っておくと子宮内膜が薄くなって経血量が減ったり、生理の期間が短くなるなどの問題が起こりやすくなり、不妊に発展するおそれもあります。血虚の兆候が少しでもあれば、普段の生活の中で、できるだけ血を補う工夫をしていくことが大切です。


■養生法

造血作用のある赤身肉や青魚、豚肉、レバーなどの動物性たんぱく質と、豆腐や納豆などの植物性たんぱく質を、野菜や穀類と組み合わせて食事に取り入れましょう。その他にプルーンやなつめ、クコの実などのドライフルーツ、緑黄色野菜、黒豆、ひじき、黒ごま、黒きくらげなどは、血の巡りもよくしてくれます。毎日少しずつでも食事に取り入れるようにしましょう。血虚の人は冷えの症状が現れやすいので、体を冷やすレタスやきゅうり、ナスなどの野菜や、高脂肪食、刺激の強い食材は避けるようにしましょう。


いかがでしたか。女性の子宮も血液の影響をすごく受けやすい臓器です。是非、この機会に皆さんの食べているものを振り返ってみて綺麗で栄養がある血液になっているか見直してみてください。それだけでも、鎮痛薬の常備がなくなるケースがありますよ。



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(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)