私たちの生活の中では様々なもの晒されて生きていますが、大気汚染もそのうちの1つです。今回は、いくつかある大気汚染の中でも、「光化学オキシダント」による体の影響についてお伝えいたします。

◆光化学オキシダントとは

自動車や工場の排出ガスに含まれる窒素酸化物や炭化水素などが、太陽の紫外線により反応し光化学オキシダントを生成します。光化学オキシダントは、反応により生成した化合物の総称で、オゾンによる酸化物やパーオキシアシルナイト(PAN)、アルデヒド、アクロレインなどを指します。

光化学オキシダントの環境基準達成率は極めて悪く、他の大気汚染物質は改善し始めているにもかかわらず、年々増加の一途をたどっています。特にこれから気温が高くなり始める夏に生じやすいので、注意が必要です。

◆体への影響と対策

主な症状は、目の痛み、目がチカチカする、のどが渇く、のどが痛い、体がだるい、頭痛などが知られており、ひどい時には呼吸困難や痙攣を生じます。目やのどに症状が出た時には、目を洗う、うがいをしてください。覚えのない皮膚の炎症やかゆみがある場合もシャワーで流すようにしましょう。

洗濯物を干して取り込む時は 夕方以降の気温が下がり、紫外線の量が減少したときにしましょう。そうすることで、光化学オキシダントが分解されて無害の物質に変わります。

◆注意してほしい日

大気と光があれば、化学反応が常に起きて光化学オキシダントが生成されています。この反応自体は、雨の日にはほとんど起きることがありませんので、光化学スモッグが発生することもありません。一方で、光が差す晴れた日は、常に何らかの光による化学反応が起きていることになります。大気汚染物質によって有害物質が発生した場合も、風があれば有害物質は大気中で拡散され、人がいる地表での濃度は減少していきます。

ただ1番危ないのは、うす曇りであまり雲が移動しないような日です。雲があるので紫外線量も少しは減少しますが、大気の流れが悪いので大気汚染物質の堆積は増加していきます。快晴ではないけど雨雲はなく、どんよりとした感じで風のない日が、最も光化学オキシダントを生成しやすくなります。これが次第に光化学スモッグという光化学オキシダントの大気の塊を生成することになるのです。

光の化学反応でできた酸化物質の濃度を測定して光化学スモッグ注意報を出す地域もあります。都心で程よく晴れていて風の流れを感じない所では、お昼から夕方にかけての時間帯は注意しましょう。

私たちの生きている間で起きる不調には、環境の問題も少なからず絡んできます。自分の体を守る1つの方法として、住んでいる場所を変える選択肢もあることを頭に入れておきましょう。




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