骨粗鬆症に気づくきっかけとなるのが腰痛や背中の痛みです。症状が進むと身長が縮む、背中が曲がるなど日常生活に支障をきたす可能性がありますので骨粗鬆症についての知識を持っていただき予防を心がけていただきたいと思います。


◆骨粗鬆症とは

骨粗鬆症をわかりやすく説明すると長年の生活習慣や加齢により骨の密度がスカスカになりもろくなる病気です。骨の形成は成長期に活発で20歳代で骨量はピークとなります。その後、40歳代前後まで骨量が大きく減少することはありませんが、その後は、加齢とともに減少していきます。

骨は成長期が終わっても、代謝を繰り返します。骨の代謝とは、骨が壊される一方で新しい骨がつくられるという代謝が繰り返されることです。医療用語では、骨の「リモデリング」といいます。正常であれば、このリモデリングは、絶えず続けられ1年間に20~30%の骨が新しい骨に入れ替わっていきます。しかし、加齢に伴いこのリモデリングが正常に行われなくなり骨の破壊が骨形成を上回ると骨量の減少が進み骨粗鬆症となります。


◆骨粗鬆症と女性ホルモンの関係

骨粗鬆症患者の80%以上が女性と言われるほど、骨粗鬆症は女性に多い病気です。女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、前述した骨のリモデリングに際して骨からカルシウムが溶け出すのを緩やかにすることで骨の破壊を抑えます。そのため、閉経前後からエストロゲンの分泌が低下すると著しく骨密度が減るため骨粗鬆症となります。

一般的に多くの女性が閉経で初めて自身の体の変化を知る方が多いのが現状かと思います。筆者の個人的な意見で言えば、40代前後からご自身の女性ホルモンの状態を知ることが有用です。婦人科で女性ホルモンの状態を検査することができます。女性ホルモンの状態によっては早めに骨粗鬆症などに対し予防的な対策を講じることができるので信頼できる婦人科のかかりつけ医を持つことをお勧めいたします。


◆骨粗鬆症の予防が難しい訳

特に女性にとって骨粗鬆症は、なりやすい病気と言えるでしょう。なぜなら女性のライフスタイルそのものが骨粗鬆症を招きやすいと言えるからです。若い時からダイエットを繰り返している女性は多いですね。しかし、このダイエットが骨粗鬆症を招く大きな要因の一つとも言えます。成長期は骨の形成が活発に行われ丈夫な骨を作るために大事な時期です。この成長期に極端なダイエットをすると将来の骨密度に影響します。

また、女性は加齢に伴い肥満傾向となるひとも少なくないため体を動かすことも少なくなる傾向にあります。骨の代謝は、運動などの負荷で活発になるので適度な運動はぜひ行って欲しいところです。


◆アラフィフこそ骨粗鬆症予防を考えるとき

このコラムを読んでいただけたあなたはラッキーです。なぜならアラフィフこそ骨粗鬆症の予防や進行防止を始めるべき世代だからです。アラフィフの今こそ骨粗鬆症予防を生活に取り入れることでスッとした背中を保ちファッションもスポーツも楽しむことができます。では、その具体的な方法を挙げてみます。

◎カルシウム摂取を意識した食生活
カルシウムを多く含む食品の摂取とカルシウムの吸収を促すビタミンDを多く含む食品の摂取を心がけましょう。

◎適度な運動
運動による適度な負荷で骨の代謝が活発になります。

◎適度な日光浴
適度な日光浴により体内のビタミンDの生成が促進されます。

◎定期的な検査
女性ホルモンや骨密度などの検査を行うことで早めの予防対策ができます。


◆さいごに

骨粗鬆症を若いときから意識することで骨の密度の低下を最小限に出来ると言っても良いでしょう。とくにアラフィフから意識を変え骨粗鬆症の予防対策をすることで年を重ねても背中がピンと伸びた素敵な女性でいることができます。素敵なアラフィフ世代をを楽しみましょう。


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