梅雨が明ければ夏の暑さが本格的に始まります。暑さによる体のだるさ、食欲がない、熱中症にかかったり、冷房が効いた部屋で夏かぜを引いたり、夏冷えなどの症状も起こりやすいですよね。そんな夏の不調を改善するおすすめの漢方をご紹介します。


■夏かぜ対策の漢方薬

夏かぜは、一般的な熱が出て寒気がしたり、咳が出て喉が痛くなったりするような風邪の症状ではありません。夏かぜは、湿気によるものが多く、胃腸機能に影響を与えることで吐き気や下痢を起こしたり、冷たいものの食べ過ぎや飲みすぎて食欲不振になったり、むくんだりします。他にも夏かぜの原因となるウイルスは、そのほとんどがお腹の中で増殖するため、体外に排出されるまで時間がかかり、治りにくいという特徴があります。夏は暑さや食欲不振などから体力や免疫力が落ちやすいという理由もあり、長引きやすいとされています。
このような症状には藿香正気散(カッコウショウキサン)がオススメです。藿香は、発汗作用や湿気をとって胃腸の調子を整える作用があります。この他に、しそ、しょうがなどの湿気をとるもの、利尿作用があるものなどが配合されており、胃腸型のかぜにもよく使用されています。


■夏バテの漢方薬

夏になると汗をかくので体力を消耗しやすくなりますし、いつもよりも疲れやすくなります。夏の暑さで元気が出ない時に、元気を補いながら必要な水分も補充してくれる清暑益気湯(せいしょえっきとう)や、食欲がないときには補中益気湯(ほちゅうえっきとう)がオススメです。他にも汗がダラダラと出て、むくみがちなタイプは防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)などを使ってもいいでしょう。


■夏冷え対策の漢方薬

最近は、冷房病という冷房の影響で真夏でも手足が冷たかったり、汗が出にくくなり体温調節がうまくいかず、自律神経のバランスが崩れて冷えを招いているケースが少なくありません。夏の冷えで胃腸が弱く、食欲がなくなってる方には、胃腸から元気にする人参湯(にんじんとう)がオススメです。似たような冷えでも、とくに腰から下が冷えて足が重だるく感じたり、むくみなどもあるようでしたら「苓姜朮甘湯」(りょうきょうじゅっかんとう)を使ってみると足のむくみや重だるさがなくなります。


いかがでしたか。夏の不調でも選ぶ漢方の違いがあることや、個人の体質によっても違いがあります。今回は大まかなご紹介をしましたが、続けていくことを考えると体質やそのときの体調によっておすすめできる漢方薬をしっかり漢方薬局のカウンセリングで、処方していただくようにしましょう。




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