様々な性感染症がある中で、有名なものと言えば、トリコモナス膣炎や、クラミジアやカンジタ膣炎などがありますが、それと同じくらい有名なもので「ヘルペス」があります。名前は知っているけれども、どんなものかわからないという人のため、今回はヘルペスについてのお話をさせていただこうと思います。


◆ヘルペスとは?
ヘルペスとは小さな水ぶくれが集まった状態のことです。ヘルペスウイルスが皮膚や粘膜に感染して、水ぶくれができます。水ぶくれを引き起こすヘルペスウイルスにはいろいろな種類があり、水ぼうそうや帯状疱疹の原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスと、口唇ヘルペスや性器ヘルペスなどの原因となる単純ヘルペスウイルスがあります。

◆ヘルペスの感染経路は?
ヘルペスの感染経路はいくつかあります。

【飛沫感染や接触感染】
水ぼうそうの原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスは、感染力がとても強いウイルスとなります。せきやくしゃみなどの飛沫感染と、水ぼうそうの水ぶくれに触れて感染する直接感染の両方が考えられるでしょう。単純ヘルペスウイルスは粘膜や皮膚が直接ヘルペスと接触することのみで感染しますから、飛沫感染はありません。つまり、単純ヘルペスは性交渉やキスなどで感染するということですね。

【潜伏ウイルスによる再発】
ヘルペスウイルスは、一度感染すると、その後ずっと人の体に住みつきます。つまり、一生付き合っていくということになるのです。体の抵抗力などが低下したときに再発しやすくなりますし、強い紫外線を浴びることでも再発するでしょう。水痘・帯状疱疹ウイルスの再発で起きる帯状疱疹は、通常一生に一回となりますが、単純ヘルペスの感染で起きる口唇ヘルペスなどは何度も再発を繰り返すのが特徴です。

 
◆ヘルペスウイルスが引き起こす病気は?

【水ぼうそう(水痘)】
メジャーなもので水ぼうそうもヘルペスウイルスが原因で起こります。しかし、水ぼうそうは1回かかると発症しません。

【帯状疱疹(帯状ヘルペス)】
体内に潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスが再び活性化して起こるのが帯状疱疹です。痛みをともなう小さな赤い水ぶくれが体の片側に帯のようにあらわれますのですぐにわかります。

【口唇ヘルペス】
単純ヘルペスウイルスによる感染で一番多いのが、口唇ヘルペスです。唇や口の周りにでき、ピリピリ、チクチクといった違和感が出ます。そして、部分的に赤く腫れあがりますので、口唇ヘルペスもすぐに診断することができるでしょう。水ぶくれがかさぶたになり、完治するまでに2週間ほどかかります。

【性器ヘルペス】
性交渉などによる単純ヘルペスウイルスの感染によって起こります。性器ヘルペスに感染すると、男女ともに性器や肛門にかゆみが出ます。そして痛みが生じ水ぶくれができます。水ぶくれが敗れると激しい痛みが起こり、歩くことは排尿することも困難です。

 
ヘルペスの予防法

【予防接種】
水ぼうそうの予防は、やはり予防接種しかありません。水痘・帯状疱疹ワクチンを接種することで、感染の予防だけでなく、感染しても症状を軽減することができます。水ぼうそうは1回かかれば再発することはありませんが、やはり小さいお子さんがいる人は、小さいうちに摂取させておいたほうがいいですね。大きくなってから感染すると症状が重くなる場合があるからです。

【抵抗力を高める】
単純ヘルペスを再発させないためには、抵抗力を高める必要があります。日ごろからバランスのいい食事をとることを心がけ、紫外線対策をしっかりと行っておきましょう。 

【水ぶくれには触れない】
口唇ヘルペスによる水ぶくれの中には膨大な数の単純ヘルペスが詰まっていますから、これが破れるとたくさんのウイルスがまき散らされることになります。ですから、水ぶくれには触らないようにしましょう。さらに、歯ブラシなどの共有もさけ、性交時にはコンドームを使用するようにしてください。

 
◆ヘルペスの対処法

【市販薬】
口唇ヘルペスに効果がある薬が市販されていますので、それを使用しても大丈夫ですが、やはり医師から処方される薬を使った方がいいと思います。

【病院で診察】
ヘルペスは、放置していると傷あとや後遺症が残ってしまうことがありますので、病院で診察して適切な処置を受けるようにしてください。やはり跡が残るのは嫌ですからね。


◆さいごに
女性のヘルペスの再発率はとても高いと言えます。なぜ高いのかというと、生理が密接的に関わっていると考えられ、生理仲や生理前はホルモンのバランスが崩れたり抵抗力が下がっている場合がほとんどだからです。

ヘルペス

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