女性の約50%、2人に1人が便秘に悩んでいるという事実を知っていますか?便秘=女性というイメージが強く広がっていますが、実際に、女性は男性に比べ2倍以上便秘に悩んでいるという調査結果が出ています。便秘とその改善法については既にたくさんのメディアアで取り上げられていますが、なぜ便秘に悩む女性が多いのか、その原因と便秘解消のための食生活について改めて考えていきましょう。



【女性が便秘になりやすい4つの理由】

◆排便の我慢
意外と多い便意の我慢。ある調査では、「便意をもよおしても会議中や外出時などのためトイレへ行けなかった」という経験のある女性は87.9%にのぼり、また「トイレにたつのが恥ずかしい」「長時間トイレに入っていると大きい方だと思われてしまう」といった理由で便意があっても我慢しているという女性が80%であるという調査結果が出ています。女性の場合、朝はメイクやヘアセットなどで忙しくてゆっくりトイレに入る時間が取れず、便意を我慢してしまうこともあるようです。しかし、トイレに行きたい衝動を我慢し続けていると体がそれに慣れてしまい、次第に慢性的な便秘につながっていきます。トイレを我慢したためにさらに症状をひどくさせ、悪循環へハマっていくのです。


◆筋力がない
これが便秘の原因?と思う方もいるかもしれませんが、ウンチを排出するために筋力は必須。いくらおなかに良い食事を摂っても、出す力がないとウンチは出ません。女性は一般的に男性よりも筋力が弱く、さらに現代は若い人ほど運動不足で腹筋が弱いのです。腹筋は排便にとても重要で、腹筋が弱いと排便時に十分な腹圧をかけることができず、ウンチを出すのに時間がかかってしまいます。


◆ダイエット
ダイエットと便秘には深い関係性があります。特に多くの女性がしている食事制限によるダイエットには注意が必要です。食事制限により食事量が減ると、必然的に便の量も減ります。便量の減少は腸への刺激低下を招き、排便運動を弱らせてしまうのです。


◆ホルモンバランス
ホルモンバランスによる排便リズムの変化を実感している女性は多いのではないでしょうか。月経の約2週間前より、女性の体内には黄体ホルモンという女性ホルモンが多く分泌されます。この黄体ホルモンには大腸の蠕動運動を抑える作用があり、便秘はPMS(月経前症候群)の症状のひとつでもあります。また、閉経によりホルモン分泌が減ると自律神経が不安定になり、それが便秘の原因にもなります。腸の動きは自律神経によってコントロールされているため、ホルモンバランスの乱れは腸の動きに影響を及ぼすのです。



【下剤は便秘症を加速させる】
便秘薬には即効性がありますが、便秘薬は根本的な解決策にはなっていないということを認識しておかなければなりません。便秘薬は神経系に作用するものもあるため、長期間使用すると、身体が麻痺して薬に慣れてしまうため効果が薄くなり、便秘はますますひどくなり、最終的には便秘薬さえも効かなくなってしまいます。便秘が慢性化する主な原因は、大腸内の水分不足。水分が足りないと便が硬ってしまうため排便しにくく、さらに水分が少ないと便の容積が小さくなるため大腸を十分に刺激できず、蠕動運動が起こりにくくなります。



【便秘を防ぐ生活習慣】
便秘は普段の生活や精神状態のいろいろな要素が重なり合っておこるものであり、なにかひとつを改善したからといってすぐに便秘が解消するわけではありません。便秘改善のため気を付けるべき生活行動や食生活はたくさんありますが、筆者が特に気を付けてほしいと思うポイントは2つ。水分摂取と食物繊維の摂取です。11500ml以上、水分を摂取できていますか?野菜は食べていますか?主食やお菓子ばかり食べている人は要注意です。お菓子などにたくさん含まれている糖質は便を硬くします。食物繊維というと野菜をイメージすることが多いですが、今は食物繊維含有量の多いシリアルも売っていますし、押し麦やおから、海藻類、豆類などにもたくさんの食物繊維が含まれています。ひとつの食品から一気に摂ろうとせず、色々なものをバランスよく食べて食物繊維摂取量を上げることを心がけましょう。腸内に送られた食物繊維は水分によって膨らみ、その膨らみが刺激となり腸の蠕動運動を促進します。



便便秘薬を手に取る前に、まずは水分摂取量と食物繊維の摂取量を増やすことを心がけてみてください。普段の食生活・生活習慣を少し変えるだけでお腹の動きは必ず変わります。

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