「MERS」の流行が騒がれていますが、私たちはどれくらい、そしてどのように注意したらよいのでしょうか。昨年流行った「デング熱」は今年はどうなのでしょう。ウィルス性の感染症について学んでみましょう。


◆感染症とは?

「うつる病気」の総称です。原因は微生物で、ウィルスや細菌の他、真菌(カビ類)、寄生虫などたくさんあります。「人から人」へだけでなく、動物や虫、食べ物や自ら人の体内に入ってくることもあります。

近年は鳥インフルエンザなど「動物と人が共通にかかる感染症」も大きな問題となっています。なお、b等減退が体内に入り込んだだけでは「感染」とは実は言いません。入り込んだ病原体が体内で増えたとき「感染」、そして不快な症状が出てきたときに「病気=感染症になった」といいます。
(出典:母子衛生研究会)

菌が体に入ったら即、感染症というわけではないのですね。体が弱っているときに、かかりやすいと聞いたことがあります。菌が入っても増えないような健康な体作りを普段から心がけたいです。


◆感染症の種類、対処方法

感染症はとてもたくさんの種類があります。気になる「MERS」からみてみましょう。

「MERS (中東呼吸器症候群)
2012年に初めて確認された感染症。原因となるウィルスはMERSコロナウィルスと呼ばれています。2003年に流行した「SARS」の原因となった病原体もコロナウィルスの仲間です。国内で発生する可能性:中東地域等で感染し、日本入国後には称する可能性がありますが、適切な対策をとることにより、感染拡大を防止することが出来ます。

症状
発熱、せき、息切れなど。下痢などの消化器症状を伴う場合もあります。症状が悪化して死亡する割合は、約40%とされています。

どのように感染するのかは、まだ正確にはわかっていません。韓国での患者は、韓国内の院内感染だと考えられています。ヒトコブラクダがMERSウィルスの保有動物であるとされており、感染源の一つと疑われています。動物と接触歴がない人の感染者もおり、濃厚接触者間での感染も報告されています。主に飛沫感染または接触感染による感染であると考えられています。

予防・治療方法
MERSの発生が報告されている地域では、せきやくしゃみなどの症状がある人との接触を避け、動物との接触も可能な限り避けることが重要です。

治療に関しては今のところMERSに対するワクチンや特異的な治療法はありません。患者の症状に合わせた対処療方法になります。今のところ、日本での患者は報告されていないのでそれほど神経質になることはなさそうですね。
(参考元:厚生労働省 ホームページ)


次に昨年、かなりの方が発症されて騒がれた「デング熱」についてみてみましょう。

「デング熱」
デングウィルスによる感染症で、ネッタイシマカやヒトスジシマカによって感染します。

感染経路
ウィルスを持っているネッタイシマカヤヒトスジシマカなどに刺されることで感染します。ヒトスジシマカはやぶ蚊とも呼ばれ、日本にも生息しています。不顕性感染を含めて感染した人を蚊が刺すと、1週間ほどでウィルス量が増えます。その蚊に人が刺されると感染する可能性があります。人から人へ直接感染することはありません。

症状
2~15日(通常2~7日)の潜伏期間のあと、およそ2~4割の人に38~40℃の発熱で発症し、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹が現われます。肺炎などの呼吸器系症状が顕著に表れる感染症でないため、通常死に至る危険は少ないですが、関節などの痛みは激しく、英語ではBreak bone feverとも呼ばれています。通常3~5日で解熱し、解熱と共に発疹が現われます。発疹は治りかけたときに出現します。

治療
血小板が低下し、出血を起こしやすくなるので、通常使用する鎮痛・解熱剤は控えるべきです。小児にも使用されるアセトアミノフェンが使用されます。

予防
ワクチンやウィルスを標的とした治療法はありません。蚊が多い地域では虫よけ剤の使用を考えましょう。流行地域では肌の露出に注意しましょう。

受診と検査
デング熱は国内にない病気なので、病院での検査が出来ません。医療機関が地域の保健所と相談の上、地方衛生研究所ないし国立感染症研究所に検査を依頼します。
感染の危険のある地域:アフリカ地域・アメリカ地域・東地中海地域・東南アジア地域・西太平洋の熱帯・亜熱帯地域 国内発生例も報告されたので、国内でも注意が必要です。
(出典:厚生労働省検疫所 FORTH)


今年、気になる感染症は上の2つかと思いますが、そのほかにも感染症は身近にたくさんあります。
感染症にならないため、普段の生活で気を付けることはどのようなことでしょう。
注意すべき感染経路は、接触(経口)感染、飛沫感染、空気感染(飛沫核感染)の3つがあげられます。

*接触感染
皮膚や粘膜の直接的な接触、手、ドアノブ、便座、スイッチ、ボタン等の表面を介しての接触で病原体が付着資することによる感染のこと。病原体に汚染された食品・物・手指病原体を含む汚物・嘔吐物を介して主に口から体内に侵入します。
ノロウィルス、ロタウィルス、腸管出血性大腸菌(O157)、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌などによる感染性胃腸炎が代表。

*飛沫感染
せき、くしゃみや会話などによって飛んだつばやしぶき(飛沫)に含まれる病原体を吸入することで引き起こされる感染です。飛沫の届く範囲は感染源から1~2m程度と言われているので、マスクの着用や感染源から距離を取ることが有効な対策となります。
ノロウィルス、麻疹ウィルス、結核菌などが空気感染によって感染します。
※飛沫感染と空気感染(飛沫核感染)の違いは、飛沫粒子の大きさ


感染症は風邪、食中毒、水虫なども含まれます。いずれにしても、普段から感染症にかからないような対策は出来そうです。自分で出来る範囲の対策は万全にしておきましょう。





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