アジアの先進国で唯一高齢化に進んでいる日本で今一番死亡率が急激に上がっている病気を知っていますか?ガンを除いて昔は脳の血管が詰まる脳梗塞や心臓の疾患などが多かったのですが、その病気を抜いて2番目に多いのが肺炎です。昔から肺炎という病気は名前は皆知っていたりしますが、その病気は高齢時に患ってしまうととても怖い病気になります。もし、家族が罹ってしまい病院にいった際、先生とお話をする時など知識を知っていると対処もできることもありますので、今回はそのお話です。

 

【肺炎とはどんな病気?】

肺炎の名前は知っていても実際どんな病気なんだろう?
主に肺炎は肺におこる急性の炎症で、原因の多くは菌などの感染症です。発熱、咳、痰、呼吸困難、胸痛などの諸症状を呈することが多い。そして肺炎に罹ってしまい、肺自体の呼吸面積が減少し、呼吸不全を併発することが多いと言われています。

 

【肺炎の種類】

肺炎には発症部位や形態などによって分類され、種類がいくつかあります。なぜそんなに細かく分類しているかと言いますと、発症の原因や場所や箇所によって対応を方法も異なるケース、更にはこれ以上感染を広めないためにもしっかりと分類し、根本原因等を知っておく必要があるのです。ここでは名前だけでも少しだけ覚えておいてください。

部位による分類では、実質性肺炎、間質性肺炎。肺には間質と実質にわかれて部分があり炎症の起こった場所により名前が変わります。幼少期に気管支炎を発症したお子さんがいるかと思いますが、それは炎症が気管支で発症している状態で、もし気管支から肺まで炎症が発症していたら気管支肺炎になります。また、病院に別の病気などで入院中48時間以降に発症する肺炎を院内肺炎、通常の社会生活を送っている健常者に発症するケースを市中肺炎と言います。これは病気に罹った場所やその方の状態によって原因の細菌が異なるケースがあるための分類です。そして、更には原因微生物の種類によっても分類があります。それは次の章でお話をします。

 

【肺炎の主な細菌】

ここでは肺炎を引き起こす憎い微生物達を紹介します。まずは細菌性肺炎をおこす微生物として、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、インフルエンザ菌、緑膿菌、嫌気性菌などがあります。黄色ブドウ球菌などヒトや動物の皮膚にもいる菌で、外から帰って手を洗わずに物を食べる癖がある方は要注意です。また動物を飼っている方は特に要注意です。肺炎球菌を除いて、インフルエンザ菌は2番目に肺炎を引き起こす菌として有名で、慢性的気管支炎に罹ったり、気管支に何らかの疾患を持っている方は要注意です。

次に非定型肺炎をおこす微生物として、マイコプラズマ、クラミジア、レジオネラ、真菌、寄生虫などがあります。これも聞いたことがある微生物の名前だと思います。他の病気の原因にもなる微生物達です。これらが原因微生物になると筋肉痛、頭痛、吐き気、全身の倦怠感、徐脈、腎障害、肝障害などの呼吸器外の症状を併発する可能性があります。

 

【口腔ケアも関係!?肺炎を予防する方法ってあるの?】

100%予防することは不可能ですが、できることは必ずあります。口腔関係する肺炎として誤嚥性肺炎があります。水分や食物などが原因の外因性、口腔から咽頭分泌物、胃液などが原因の内因性、これらから気道に微生物が侵入し気道感染症になり肺炎を引き起こします。特に高齢者が多いため、高齢者が増加する日本では特に要注意です。元々基礎疾患がある場合、咳をすることが弱くなり菌を体外に押し出す力が弱くなります。さらには粘膜などにある線毛運動の障害強くなるため、誤嚥の量が増加します。そして免疫低下と重なり誤嚥性肺炎にかかりやすいのです。

 

肺炎と一言で言いましても、こんなに種類や分類がある病気でこれを覚えるだけでも大変なのですが、大切な家族や恋人を肺炎から守るためにも知識としてでも覚えておきたいですね。私たち歯医者は歯の治療だけでなく口腔から微生物が侵入しないような環境を整えることも大切な仕事なのです。その知識を患者さんにも知ってもらい日頃から歯磨き、うがい、虫歯菌などが原因で病気になりにくい身体のケアもしていることとても大切です。美容室に毎月行き髪のケアをする感覚で、歯医者で口腔のケアをして患者さんも一緒になって日常的に意識することで病気にかかるリスクはとても減少します。

これからの高齢化の病気予防のために常日頃から規則正しい健康的で楽しい生活を送りましょう。


https---www.pakutaso.com-assets_c-2015-05-CRI_IMG_6008-thumb-1000xauto-15276



(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)