「肩こり」とともに現代病の一つである「腰痛」。動けないほどの痛みでなければ、ついつい放っておきがちです。
「腰痛」の裏側に病気が潜んでいることもあるのです。たかが「腰痛」と軽く見ていると大変なことになることもあります。一度しっかりと診断してもらいましょう。

「腰痛」とは

腰痛は、脊柱とその周辺の筋肉などが原因で起こることが多いです。まずは、脊柱の構造を理解しておきましょう。
脊柱は椎骨(ついこつ)が上下につながってできている。上の方から頚椎、胸椎、腰椎、仙椎(仙骨)、尾椎(尾骨)に分類されていて、腰痛の原因になるのは、主に腰の部分にある5個の腰椎です。
椎骨は円柱形の椎体と、椎体からアーチ状に伸びた椎弓からできています。椎体の後面と椎弓の前面に囲まれたトンネル状の空間が脊柱管で、中に神経が通っています。枝分かれした神経は椎骨と椎骨の隙間から脊柱管を出て左右対称に手足や体の様々な場所に伸びていきます。椎体と椎体の間には椎間板があってクッションの役目をはたし、椎弓と椎弓は椎間関節という関節でつながっています。
(参考:nikkei BP net)

椎間板は老化が早く、25歳を過ぎる頃から椎間板の中央にある髄核の水分が減り始め、35歳以降になるとその髄核を取り巻く線維輪という軟骨の水分も減少して弾力性が落ちてきます。そのためにクッション効果が弱まり、腰椎への衝撃を緩和できなくなって腰痛が起こり易くなるのです。
その他に、筋肉の老化によって、状態を支えられなくなる場合や神経からくる痛みが原因の場合や脊柱(背骨)の中にある脊髄から出ている末梢神経が痛みの原因になる場合もあるのです。
(出典:タケダ 健康サイト)

「腰痛の主な原因」

・姿勢の悪さ・一定の姿勢

前かがみになっていたり、直立の姿勢を続けていると、腰に負担がかかります。腰に負担がかからないような姿勢を普段から心がけましょう。横から見た、脊柱は首が前、背中が後ろ、腰が前というようなS字形のカーブを描いているのが理想です。

・過度の運動・動作

激しいスポーツをする、重いものを持ち上げるなどの動作で、腰の筋肉を酷使して起こることもあります。腰に負担がかからないような動作を心がけましょう。

・筋肉の衰え

運動不足・加齢のため、腰の筋力が衰えている人は、腰にかかる負担が大きくなり、腰痛を起こしやすくなります。普段から筋力のアップをしておきましょう。

・骨の老化

閉経後の女性は、骨粗しょう症で骨がもろくなり、圧迫骨折を起こす人がいます。その為、背中が曲がるなどして、背中から腰にかけて傷みが起こります。若いうちからカルシウムを十分に取って、骨を丈夫にしておきましょう。

(出典:タケダ 健康サイト)

内臓が原因の「腰痛」

内臓に何か原因があって、腰痛が起こることがあります。こちらの場合はガンをはじめ命に関わる疾患もあるため、内臓疾患が原因となる腰痛の症状を理解しておき、早期に発見することが大切です。
内臓が原因の腰痛の場合は、外科的な処置等、骨盤や身体の矯正をしても改善は出来ません。
姿勢や体制に関わらず、どんな時でも慢性的な腰痛が生じている場合は、内臓疾患が原因であることが疑われます。早めに医師の診断を受けることをお勧めします。

◆腰痛の原因となる内臓疾患

泌尿器系疾患:腎臓・尿路結石、泌尿器の癌、膀胱炎、腎盂炎、前立腺肥大症
消化器系疾患:胃潰瘍、胆石、胆のう・胆管炎、消化器の癌、十二指腸潰傷
循環器系疾患:腹部大動脈解難、閉塞性動脈硬化症
女性に特徴的な疾患:子宮筋腫、子宮・卵巣癌、卵巣膿腫、月経困難症
一般的な疾患:風邪、インフルエンザ

(参考:iGotit)

女性の「腰痛」

女性の身体的な特徴、妊娠による体型の変化、生活習慣などが腰痛の発生率を高めます。
女性は男性に比べて全身の筋肉量が少なく、体を鍛えても筋肉がつきにくい体質です。
これは筋肉をたくさん作るための男性ホルモン「テストステロン」の分泌量が男性に比べて少ないためです。
その他、尿道の位置、冷え症なども腰痛を起こしやすい原因となっています。
ハイヒールなど、かかとの高い靴も、無理な姿勢で歩くことになり、腰痛の原因になっていることもあります。

(参考:『腰の痛み』全解説)

「腰痛」なってしまったら

普段の生活で腰痛の原因となっていることを取り除くようにしましょう。姿勢や習慣になっていることに気を付けることが大切です。
強い痛みであれば、やはり受診した方が良いでしょう。他に潜んでいる原因がある場合もありますし、何より生活に支障をきたしますので、受診しましょう。
腰痛用のコルセットを付けることで、かなり楽になる場合があります。湿布をして痛みを一時的に和らげるのも良いでしょう。

いずれにしても「腰痛」は辛い症状です。字のごとく腰は体の要です。甘く見ないで、しっかりと対策をとることをお勧めいたします。



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