なんだかものが飲み込みにくくなった、口の中がいつも乾いている気がする、そんな症状を自覚したことはないでしょうか?
朝起きると妙に口がネバネバして乾いている、舌がヒリヒリする、虫歯が急にできやすくなったなどこんな症状も出てくることがあります。年を重ねると、顔にしわが出来るのと同じように加齢変化で口の中の唾液も減少して乾きやすくなってきますが、最近は比較的若い世代の方もこの口腔乾燥に悩まされている方が増えてきています。

困ったことに口が乾きやすいというのは、単に乾いているだけではなく様々な悪影響を引き起こすこともあります。
そして最近では、口腔乾燥症専門の外来を設けている病院もあるくらい少しづつメジャーな病気になってきています。口の中は唾液でうるおされていることで清潔に保たれていて、一日になんと1.5リットルもの唾液が作られているのです。

この量が減少することで急激に口腔乾燥をひき起こします。


【唾液の役割】

涙や汗、尿など体内からは沢山のたいせつな分泌物が作られますが、唾液も重要な分泌物質の一つです。
つばも唾液であり、少し毛嫌いされる汚いイメージがあるかもしれませんがそれは違います。唾液はそれ自体に抗菌作用もあり、口の中の悪臭を抑え清潔に保つ役割を担っています。口の中にいるむし歯や歯周病菌など多くの菌を洗い流してくれる、かなり優れものなのです。
食べ物を消化する役割も持ち、消化器を助けています。他にも歯を強くしたり、歯を修復する役割も担っています。


【口腔乾燥の原因】

その1~加齢

年を重ねるごとに、唾液は少なくなってきますしネバネバした感じも増してきますがこれは正常な加齢変化と言えます。
しかし、口の中が乾きやすいと、食べものが食べにくくなったり口の中に細菌が繁殖しやすくなり、またむせやすく肺炎の原因になることもあるので気を付けなくてはいけません。
人工の唾液や、口の中の保湿ジェルなど少しづつそのような商品も増えてきていますから使ってみるのもいいかもしれません。

その2~ストレス

現代人は激しくストレスにさらされています。とくに日本は自殺大国と言われるほどで、誰もが少なからずストレスを抱えているのではないでしょうか。ストレスや抑うつなどの精神状態が口腔乾燥の原因になることがあります。唾液分泌が正常な場合の50パーセントを下回ると、自覚症状がでてくることが多いです。
長い残業、人間関係、お金の悩み、子育て、家庭問題、病気、介護、本当に悩みはつきませんが、頑張りすぎず一息自分自身の心の声とストレスに耳を傾け自分をいたわる日を作ってあげてください。

その3~薬の副作用

多くの薬が口腔乾燥の症状を引き起こすことが報告されています。中でも、降圧剤、鎮痛剤、抗うつ剤、抗パーキンソン病等は口腔乾燥をひき起こしやすいとされています。

その4~全身疾患

糖尿病や腎臓の病気、貧血やジェーグレン症候群など体の内科的疾患によっても口腔乾燥は引き起こされることがあります。どのような病気も最初は自覚症状がないことが多いです。
年1回の健康診断に行っていない方は、血液検査も含め健康診断に行くことをお勧めします。健康はとても大切で、失って初めてその大切さに気付くものです。


【口腔乾燥になってしまったら】

飲んでいる薬の影響や、全身からくる口腔乾燥の場合、原因を取り除くことが必要です。まずはかかりつけの専門の医師に相談がいいでしょう。唾液分泌をよくするためには、まずよく噛んで食事することです。噛むことで唾液の分泌を促進してくれます。
水をこまめにのんで口の中を潤しておくことも非常に大切です。
最近では人工唾液のように口の中を清潔にうるおしてくれるジェルタイプやスプレータイプの商品も出ています。歯科医院で買うことが出来ます。

耳の少し前に、耳下腺といって唾液が出る腺があります。そこを優しくマッサージしてあげるのも効果的です。






CRI_IMG_6008-thumb-815xauto-15276
(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)