皮膚に赤くポツポツができたら湿疹かなと思うのが自然ですが、チクチクする感じや患部の痛みや重い感じがあり、発疹が右側だけ左側だけと身体の片側だけに出ている場合、帯状疱疹を疑って下さい。
ウィルスが原因の帯状疱疹は、抗ウィルス薬の服用が必須で早めの治療が症状を悪化させないカギとなります。筆者も毎日のように帯状疱疹の患者様にお目にかかりますが、忙しく疲れが出やすい年末は普段よりも帯状疱疹の患者様が多いような印象があります。


◆帯状疱疹の症状は?

身体の左右どちらか一方に、ピリピリした痛みが感じられ、その後、赤い水泡が帯状(おびじょう)に神経に沿って現れる病気です。帯状に症状に広がることに由来して、「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」という病名がつけられました。
帯状疱疹は、水ぼうそうになったことのある人なら、誰でも帯状疱疹になる可能性があります。一度水ぼうそうになると、その原因である水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスは、私たちの体の中の脊髄や神経節に潜んでいます。風邪や疲労などで免疫力が落ちた時に水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスが活発となり帯状疱疹が起きるのです。


◆帯状疱疹の治療法は?

帯状疱疹は抗ウイルス薬のアシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルを服用します。薬の服用をできるだけ早期に開始することが重要です。重症になると、入院して抗ウイルス薬のアシクロビル、ビダラビンの点滴静注が必要となることもあります。
また、帯状疱疹の患部には症状に応じて抗生物質の軟膏や非ステロイド性の軟膏を塗布します。帯状疱疹には、ステロイド剤を塗布すると悪化を招くので使用しません。自己判断でのステロイドの使用は、絶対に避けてください。また、痛みに応じて鎮痛剤や神経の修復を促すビタミンB12などを服用します。


◆帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹そのものが治った後もピリピリとした痛みや違和感が残ることがあります。これを帯状疱疹後神経痛といいます。帯状疱疹の急性期に炎症が広がる際に神経が強い損傷を受けたことが原因で起きます。あまりに痛みが長く続く場合は、ペインクリニックの受診などが必要な場合も有ります。


◆帯状疱疹は人にうつる?

過去に水ぼうそうになったことがある人同士では、帯状疱疹がうつることはありません。ただ、まだ水ぼうそうになったことがない乳幼児などに接触すると感染させてしまう可能性があるため注意が必要です。

抗ウィルス薬は、高価な薬です。帯状疱疹やヘルペスにならないと服用する機会がない抗ウィルス薬ですが非常に高価薬です。筆者も帯状疱疹の患者様に薬を渡す際にあまりに高いと驚かれた経験が何度もあります。薬によっても多少違いがありますが保険適応で7日分で5000円から7000円前後です。これは、薬価で決まった価格なのでどの薬局でも同じです。


◆まとめ

帯状疱疹は、誰もがなる可能性があります。普段から疲れを溜めず免疫力が落ちないようしたいですね。もし、帯状疱疹かなと思ったら早めに皮膚科などの受診をするようしてください。




37ea7eae665105a5f041a570501c259e_s
(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)