人と話をする時、相手のどこを見て話をしていますか?普通は「目」を見て話すことが多いと思います。「人と話す時は目を見て話しなさい」と、よく親や先生に教えられたものですよね。でも、全ての人が相手の目を見てちゃんと話ができるのかというと、実は相手の目を見て話ができない人は意外と多いのです。「正視恐怖症」と呼ばれており、「対人恐怖症」の1つでもあります。

●「正視恐怖症」とは?

「正視恐怖症」とは、相手の目を見て話すことに恐怖を感じてしまい、必要以上に目が泳いでしまったり、挙動不審になってしまったり、しまいには目の前のことに集中できなくなってしまう症状のことを言います。「正視恐怖症」に関して、街の皆さんに体験談を聞いてみました。

顔の正面を見て話すことが苦手なので、友人に「ちゃんと話聞いてる?」とよく言われる(25歳女性 会社員)
面接の時に質問者の顔を見て話せないので、印象が悪く思われているかもしれない(41歳男性 会社人事部)
合コンなどで男性と面と向かって上手くしゃべることができない(20歳女性 大学生)
上司に「目を見て話せ」と言われて以来、余計に緊張して目を見て話せなくなった(32歳男性 営業職)
他人と会いたくないので、家でずっと引きこもっている(19歳女性 フリーター)

「正視恐怖症」は日常生活においてもかなり支障が出ていることが分かります。更には症状が重くなってしまうと、通学・通勤を拒否するなど社会生活を営むことさえも困難になることがあるため深刻な問題です。

●チェックしてみよう!

ここで、自分も「正視恐怖症」かも?と思っている方は、以下の8つのチェック項目をチェックしてみて下さい。

□話すときは下を向いていることが多い
□人に見られるのが苦手
□「人の話を聞いてない」とよく言われる
□失敗することが恐い
□人に嫌われたくない
□あがり症である(人前に出るとすごく緊張する) 
□顔を見ないと普通にしゃべることができる
□誰にも会いたくない(会うのが恐い)

4つ以上チェックが入った方は、もしかしたら「正視恐怖症」の可能性があります。早めの改善対策をされた方がいいかもしれません。

●原因は?

では、どうして「正視恐怖症」になってしまうのでしょうか。実は意外なことが原因となっています。「正視恐怖症」になりやすい人のほとんどが自意識過剰な人だと言われています。「自分が思っているほど他人はあなたのことを見ていない」ことになかなか気付かず、常に「他人から自分はどう見られているのだろう」ということを敏感に意識し過ぎているために起きてしまうのです。

更には「正視恐怖症」を含む、いわゆる「対人恐怖症」は「日本人特有」の症状とも言われます。なぜなら日本人は、周りへの気配りや場の空気を読むことが良しとされる文化があり、周りから外れる行為、自己主張の強い行動は好まれないため「対人恐怖症」が生まれやすい環境にあります。

逆に欧米人は、個性を優先する文化環境にあるため、生まれたときから自己主張を訓練して育ってきているので、「対人恐怖症」にはなりにくいというわけです。

●克服できるの?

どうしたら「正視恐怖症」を克服できるのでしょうか。ずばり、目を見て話せないなら、「目を見ない」で話すことです。要するに、「目を見る」ことに意識を集中し過ぎてちぐはぐになってしまうのですから、目を見ずに「目以外の部分」例えば「鼻」とか「口」、もしくは顔から外れて「首」とか「胸」辺りを見て話しをしてみることから始めてみて下さい。ポイントは「話しの大事な部分」だけはできるだけ「目を見る」ようにして、それ以外は「目線を外して」も相手が受ける印象はそれほど悪くならないということです。少しずつ慣れていきましょう。

あとは、「他人を過剰に意識しない」ことです。それができれば苦労しないと言われそうですが。でも、一言言わせてください、「あなたが思ってるほど、誰もあなたのことを気にしてませんよ」と。失敗したって別にいいんです。あなたが気にするかしないかだけの問題なのですから、気にしなきゃいいんですよ。ポジティブ思考ができるようになれば「正視恐怖症」などの「対人恐怖症」を克服できることに繋がると私は思います。ぜひ参考にしてみて下さいね。



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