春が近付くと、気温の上昇と共に気持ちもなんだかフワフワ、わくわくする一方で、花粉症の方には憂鬱な季節でもあります。花粉症とは季節性のアレルギー性鼻炎の事で、現在日本人の25~30%が花粉症で悩まされていると聞きます。春になると頻繁に、アレルギー性鼻炎薬のCMが流れる事からも、花粉症に悩まれている方の多さがうかがえます。症状は、くしゃみ、鼻詰まり、目のかゆみ、充血、そして発熱する方もいらっしゃいます。また、これらの症状により、集中力が低下したり、イライラしたりと精神的にも影響が出ますね。また、耳鼻科で処方された薬や市販の薬を飲むと、喉や鼻の酷い乾燥や眠気にも悩まされ、日常生活に支障をきたすなど、本当に悩みの種ですよね・・・。

そんなつらい花粉症。毎日のお食事の見直しで少しでも症状が緩和されたらいいですよね。まず、薬膳のもととなる中医学の考え方で花粉症をご説明します。中医学では目に見えない『気』の働きをとても大切に考えています。『気』はエネルギーのようなもので、働きの一つにウィルスから身体をバリア、免疫機能があります。この『気』が不足していることが花粉症を引き起こす原因の一つと考えます。何故『気』が不足してしまうのか?持って生まれた体質、病後の体力の低下、慢性疲労、ストレス、睡眠不足、加齢・・・など理由は様々です。『気』を補ってくれる食材は米類、豆類、キノコ類、肉類、南瓜、長いもなどまた、これらの食材をきちんと消化吸収できるように温かく、消化の良い調理法で摂る事が大切です。では花粉症の症状から二つのタイプに分けて考えてみましょう。

まず、冷えタイプ。このタイプは鼻水が水のようにサラサラ、透明な鼻水が特徴です。寒気やだるさ、顔色も青白く冷えが顕著に出ています。食材は身体を温めつつ、体内に溜まった不要な水分を排出してくれるような食材を選びます。特におススメは生姜、紫蘇、ねぎです。これらは辛味のある味で身体を温めるとともに発散の作用があります。他には黒豆、にら、長芋(できれば加熱したもの)小豆やとうもろこし(利尿作用があり、体内の不要な水分を排出してくれます)などです。

次は熱タイプ。このタイプは鼻水がネバネバ、色は黄色で鼻詰まりがあります。喉が渇いたり、喉が張れて痛みがあったり、顔が赤く熱っぽかったり、目のかゆみや目の充血があり、熱の症状が顕著に出ています。このタイプの食材は身体に籠った余分な熱を摂り、炎症を鎮めてくれるものです。特におススメは菊花。菊花のお茶は飲む目薬と言われるほどで、目のかゆみに効果があります。すっきりとしたミントティーもすっきりと籠った熱を冷ましてくれるのでおススメです。他には春菊やほうれん草、セロリ、クレソン、みず菜など。また、ハト麦には余分な熱を取るとともに、利尿作用によって体内の余分な水分を排出してくれる作用があります。以上のように、薬膳といっても手軽にスーパで手に入る食材ばかりです。是非症状に合わせて食材を選んでみてください。

また、食材の栄養素がきちんと消化吸収できるよう、脾胃(中医学では消化器全般をつかさどる臓腑といわれています)に負担をかけない調理法にしましょう。脾胃に負担がかかるものとしては、揚げ物、生ものです。所謂釣果に時間がかかるものですね。これらは控えましょう。また、鼻水や咳、痰の症状が出ている時は時に、体内の水の代謝が悪くなり、不要な水分を出せないというサインでもあります。この場合も脂っぽいものや、生もの、ビールなどのお酒の摂取は症状を悪化させる原因となります。全部やめるのはストレスになりますのが、花粉症の時期は少し控えてみましょうね。


季節の変わり目に、爽快感を得たい時におすすめ

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